#30_映画「アナスタシア」レビュー
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回初めて出会った人は初めまして。
今回は「アナスタシア」という映画を見たので、その感想を書いていきたい。
極力ネタバレなどは避けるつもりだが、密かにネタバレを食らわせてしまっていたら、申し訳ない。
(1)基本情報
監督:ドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン
日本での公開年:1998年9月(アメリカでは1997年11月)
製作国:アメリカ合衆国
製作会社:フォックス・ファミリー・フィルムズ、フォックス・アニメーション・スタジオ(2社)
ジャンル:ファンタジー(アニメーション)
主演:アーニャ・メグ・ライアン(声の出演)
第70回アカデミー賞ミュージカル・コメディ映画音楽賞と歌曲賞にノミネートされた(作品賞受賞はタイタニック)
(2)あらすじ
(3)感想
観たきっかけ→観たい映画を探している途中にハロウィンが近いということでアナスタシアのコスプレをした人をSNSで見たことを思い出したため。初見でした。
これまでロシア帝国のことを知る機会が中学の歴史と高校時代の世界史Bくらいなもので、これまであまり無かった。そのため、今回20世紀最大の謎と言われているアナスタシア伝説についても初めて聞いた程度である。
映画本編にも少し絡んでくるアナスタシア伝説について少し書くと、ロシア革命の頃に起きた話である。100年少し前の話だ。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世を父に持つアナスタシア皇女はまもなく殺害された。だが、殺害されたという事実は国民に知らされなかったためか、「自分がアナスタシアだ!」と言い張る人が現れた。殺害されたという事実が分かるまでが長かったので、20世紀最大の謎になってしまった。
そんな伝説を基に「アナスタシア皇女がまだ生きていたらこんなこともあったかもしれない」と僅かな希望を掛けて作られた映画が「追想」(1956年、アメリカ映画、実写)である。そのアニメ版が今回ご紹介する「アナスタシア」。
アナスタシアの短い生涯が濃すぎるので、あまり知らない人達は調べてみてもいいと思う。本当に勉強になった。奥が深い。
映画を観ていて気になった所は、DVDのパッケージと映画に出てくるアナスタシアの肌の色が違うのだ。?と思うかもしれないが、そうなのだ。まずは、(1)基本情報の上にあるパッケージを見てほしい。白くて綺麗な肌をしている。ディズニープリンセスにいそうな肌。
次に、本物のアナスタシアを見てほしい。モノクロ写真ではあるが、はっきりと白そうな肌である。
自分のイメージするロシア人も白い肌である。
だが、映画に出てくるアナスタシアだけは違う。下の写真を見てほしい。どう考えても、パッケージとは全くの別人である。パッケージ詐欺なのかもしれないが、物語には肌色は関係ないので目を瞑ろうと思う。物語の途中で日サロでも行ったのかな?そんな描写なかったけど。
ラスプーチンという怪物にアナスタシアが命を狙われそうになったりと、史実とは少し違う場面もある。そこがいいのかもしれない。ラスプーチンが虫を沢山飼っていた場面は気持ち悪すぎた。虫は見ようと思って見るものではない気がする。
まさかあいつがあいつだったのか!みたいな伏線回収的な驚きもあって、面白かった。
(4)観れる所
「ここまで読んでみたけど、記憶を失った皇女が自身のルーツと本当の愛を求めて探し回るという映画をまだ観たことがない!」というそこのアナタ!どこで観れるのか気になりませんか?
自分は現物をレンタルして観たが、レンタルやテレビ放映以外にも観れる方法があるので、複数紹介しておきたい。
サブスク系→Disney+
単体購入及びレンタル→TELASA、YouTube、Google Play ムービー&TV、dTV、Amazon プライム・ビデオ、Apple TVの7種類があるらしい。リサーチ不足かもしれないが、過不足はあるかもしれない。
20世紀フォックスの映画なのに、Disney+で配信されているところが興味深い。誤解されやすい所ではある。ややこしい。
バンド名に影響されすぎているかもしれないが、東欧が舞台の映画に國光さんの音楽は似合いすぎる。乾いて寒そうなあの感じに。
ということで、今回はこんな所で締めさせてもらいます。また今度。
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