今日から助動詞について学んでいきましょう。
まずは文法書的解説から。
「助動詞は動詞の前に置かれて、動詞に様々な意味を付け加えて、動詞を[助ける]働きをする」
では、少しずつかみ砕いていきましょう。
まず「動詞」についてのおさらい。
動詞は主語に置かれた名詞の、状態や動作を表す品詞の事でしたね。
で、助動詞は、動詞の「~する」や、「~である」に話し手や、書き手の気持ちを加える事で、「~出来る、~しなければならない、~してもいい」という意味を動詞に付け足す品詞です。
(助)動詞という語感から、動詞の脇役っぽいイメージがありますが、
実は力関係で言うと
助動詞>動詞になります。
上のイラストは助動詞が動詞を作り替えている図ですが、
文字にすると
(~する)に(~なければならない)がくっつくと、(する)の(る)が消されて、(す)が(し)に変えられてしまっています。
結果、(~しなければならない)となるわけです。
なかなか一度だけでは理解しにくい感覚なので、少しずつ馴染んでいきましょう。
明日は「can」について学んでいきましょう。