今日は助動詞(may)について学んでいきましょう。 以前、[May you~.]というフレーズで、(~でありますように。) と願う文として、祈願文をお話したと思います。 では、あなたに聞きます。 祈る時あなたの意識はどの方向(上?下?)に向いているでしょうか? 上ですよね。(神様ですよね。) そう、[may]のイメージは[上(年齢、組織での立場など)や、天(神様)]が、あなたを許容(してもいい)する範囲を示しているんです。 そこから、[許可(~してもいい)] [不許可(~しちゃダメ)] [推量(~かもしれない)] [祈願(~でありますように)] と用法が分かれていったんです。 許可の例文 [もう行って(よろしい。)] 話し手は明らかに聞き手より立場が上です。 英文 [You may go now.] 不許可の例文 [写真を撮ってはいけません。] 美術館や博物館の張り紙でよく見かけますね。 英文 [You may not take photos.] ちなみにmayn’tとはなりません。 推量の例文 (明日ちょっと雨が降るかもしれない) このように明日の天気に確信が持てない(5割くらいの確信)場合、空に(上に)言い方は悪いですが、丸投げするという意味でmayを使います 英文 (We may have some rain tomorrow.) 祈願については以前取り上げたので、ここでは省略します。 過去形は[might]ですが、助動詞の過去形は、過去を表すというよりは、頼みごとを丁寧にするとか、動詞の実現性に自信が持てない場合に使われる事が多いです。 明日は(should)について学んでいきましょう。
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