今日から、英語の時制表現のラスボス、完了形についてお話します。
何故ラスボスと述べたのかというと、
この「完了」という表現が中々イメージしづらいからかと思います。
「完了=終わったこと」と日本語では考えますよね。
「過去形」と何が違うんだ?とも。
ここで文法書的解説。
「完了形とは、自分が今いる時制(現在・過去・未来)より前に起こった出来事や動作が、今いる時制まで続いていた(そこで終わった)時に使われる。」
つまりどういう事かというと、
「昨日財布を落とした。」
これはあくまで昨日の出来事であり、今とは関係ありません。
「やっべ、財布落としちまったよ(涙)
まだ見つかってねぇよ。」
この文だと、「財布を落とした」という「過去」が、「まだ見つかってない」という「話し手にとっての今」とつながっている、というのが何となくつかめるのではないでしょうか。
文の表し方
have+動詞にedまたは不規則動詞(過去分詞[Past Participle])
何故haveが必要なのかというと、ネイティブのイメージだと、過去分詞で述べられた(事件、経験など)を、話し手目線の「今」まで持っているからです。
その持っている「今」が「現在」、「過去」、「未来」で分けられた形
が、
「現在完了」「過去完了」「未来完了」の用法になります。
これらのうち、中学英語では「現在完了」だけを扱うので、明日からは「現在完了」に絞って、使い方を少しずつ解説していきます。
明日はその1「経験」についてお話します。