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誰でも自由に旅を! 車いすユーザーの介助情報連携の実証実験を実施
障がいのある人や高齢者などが公共交通機関をストレスなく利用できる社会を実現しようと、ANAは利用者が航空券を予約する際に入力した介助に必要な情報などを、鉄道会社やタクシー会社とオンラインで共有し連携して介助するサービスの実証実験を2月に実施しました。
この実証実験は交通事業者や自治体、大学が障がいのある人や高齢者、外国人などがストレスなく移動を楽しめる社会の実現を目指すために行なっている「Universal MaaS」というプロジェクトの一環として行われたものです。
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実証実験は事前に了解を得たモニターを対象に行われ、利用者は航空券を予約する際に目的地までのルートに加え、車椅子のタイプなど介助に必要な情報を入力します。
この情報に加え、当日の交通機関の遅延情報やスマートフォンによる利用者の位置情報をオンラインで鉄道会社やタクシー会社と共有するシステムになっていて、それぞれの交通機関の係員がスムーズに情報収集することができます。
また利用者にとって介助の依頼を行うのは航空券の予約時のみで、それぞれの交通機関に行わずに済むというメリットがあります。
実験は2月3日から28日まで行われ、利用者のアンケートなどを元に課題を洗い出し、来年度以降の段階的な社会実装に向けてさらに検討を進めていくことにしています。
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大澤 信陽 マネージャー
「誰もが移動をあきらめずに、自由に楽しく旅行ができるようにしたいと思い、いろいろな企業・団体・自治体の方々にもご協力いただき取り組みを進めています。利用者の皆さんにとって便利になることはもちろん、情報を共有することで交通機関にとっても業務の効率化や改善に繋げ、双方にとって良いサービスにしていければと思っています」
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(上段左から、鈴木 謙次さん、石井 祐司さん 下段左から、野中 利明さん、大澤 信陽さん、黒岩 愛さん)