あなたの知らないROCK HARDな世界~CJパーカーがBANG BANG GANGに至るまで~
はじめまして。
そういえばジュースロビンソンってNXT~新日本プロレス(STRONG)/ROH~AEWと年齢の割にすごいキャリアしてるなあと思ったので彼が今みたいなキャラクターに至るまでをサラッとですが振り返っていきたいと思います
ざっくりとした内容なので足りない所があればすみません。
NXT CJパーカー時代
NXTの頃のジュースはよく言えばその他大勢悪く言えば背がでかいジョバー(やられ役)でした。
当時のNXTではネヴィル(PAC)やサミゼイン(エルジェネリコ)といったインディーから来た大物やボーダラス、タイラーブリーズといったパフォーマンスセンターで育った選手にタイソンキッドなどのメインロスター組と様々な環境の選手がいた今とは少し異なる環境でした。
そんな中でジュースはCJパーカーと名乗っており、環境保護を訴えるキャラクターをしておりました。
いや、どう見ても弱いやつ!!!
2014年夏頃はエグゼビアウッズと抗争などをしていましたが秋以降は新顔を強く見せるやられ役としての出演が多くなっていきました。
秋に行われたTAKEOVER FATAL 4 WAYではローンウルフとなったバロンコービン相手に秒殺
その後のTAKEOVER R-EVOLUTIONでもデビュー戦となったケビンオーエンズ(ケビンスティーン)相手に僅か3分足らずで瞬殺
挙句の果てにはリングの占拠を試みたところソロモンクロウ(サミキャラハン)にあっさり撃退されるという見事なまでの小物っぷりを見せられていました
このままではいけないと覚悟を決めたジュース
彼は自身のキャリアアップのためにWWEを去る決断をします。
当時25歳とまだ若く4年間のNXTキャリアで彼は自身が大きくなるためのきっかけをWWE以外に見つけようともがきました。
アメリカのNXTで多くのレスラー達と戦ってきた彼が選んだ新天地は日本でした。
歩み始めたリスタート ヤングライオンとしてのジュースロビンソン
ジュースは2015年、新日本プロレスに参戦する事となります。
しかもこれだけのキャリアを持った人間がヤングライオンとしてのスタートです。
空中殺法………?
クロスボディが多分それだという事にしておきましょう
この時はこの夏メキシコにてロスインゴベルナブレスに加入した制御不能な内藤哲也(本隊時代)のパートナーとして抜擢されましたが内藤は英語が分からないからスペイン語を喋れるパートナーを用意しろと不満タラタラ
見捨てるわ意思疎通出来ないわで非常にグダグダな新日本プロレスデビューとなりました。
その後も1年間ほどヤングライオンとして成長をし、特に同時期にヤングライオンとして切磋琢磨していたジェイホワイト、デビッドフィンレーとはよくトリオも組んでいました。
また2016年終盤にはヤングライオンを卒業し棚橋弘至とワールドタッグリーグに出場、そして2017年の初めにはイッテンヨンに初登場したのです。
バレットクラブに加入したCody(akaコーディ・ローデス)と対戦。
ダスティ・ローデスの息子でありかつて自身が所属していたWWEではインターコンチネンタル王者、タッグ王者などに輝いたCodyに対してそのダスティが作り上げたNXTで指導を受け日本で一からやり直したヤングライオン出身のジュースが立ち向かうかなり熱い展開でした
試合ではナックルや左腕でのラリアットなど多少の見せ場は作りますが明確な差を見せつけられる完敗でした。
ベビーのジュースではなくヒールであるCodyに対してCodyコールやLet's Go Codyと歓声が湧く東京ドーム
これが今のジュースロビンソンの立ち位置だとホンモノのスーパースターにより見せつけられた中でジュースの2017年が始まりました。
セコンドに岡倫之、北村克哉、トーアヘナーレ、川人拓来などがいるのが懐かしすぎますね
躍進の時 覚醒の2017年
ヤングライオンを卒業し、Codyに差を見せつけられた2017年のスタート
負けてもジュースはへこたれません。
Codyに負けた翌日のイッテンゴ、複数人タッグながら前日盟友柴田勝頼を倒しNEVER無差別級王座を初戴冠した後藤洋央紀からピンフォール勝ち
鈴木軍が帰ってきたことで話題をかっさらわれた感じがあるのですが冬の札幌でシングル王座初挑戦となります。
ここでは敗北を喫しますがジュースはまだまだ進みます。
4.9の両国大会にてタッグマッチながらも当時インターコンチネンタル王者であった内藤哲也から直接のピンフォール勝ち
ガイジンとして新日本プロレス愛を叫ぶジュースは今見るとすごく懐かしいものですね。
先述しましたが内藤哲也が制御不能だった頃、初参戦のジュースが彼のパートナーとして理不尽な扱いを受けていたことから繋がる因縁
歴史で見ると面白いですよね
ここでも王座奪取には繋がりませんでしたが、ドームでのシングルやNJCエントリー、2度のタイトル挑戦により彼はチャンスを掴みます。
夢に見ていたG1クライマックス出場です。
この年のジュースは波乱を巻き起こします。
初出場ながらも4勝5敗の8点
しかもそのひとつは当時初代IWGP USヘビー級王者となったケニーオメガからのものでした。
それにより次期シリーズのDESTRUCTIONの神戸大会にてケニーオメガと戦います。
この試合は雪崩式片翼の天使などが出るジュースの中でも名試合のひとつとして言われる試合でした。
その日、同じバレットクラブである高橋裕二郎を倒したバレッタが挑戦に来るのかなあと思ってたら
なんとYOSHI-HASHI登場
俺のハートは砕けたか?(何故かカタコト)
とケニーに挑戦を迫ったのはいい思い出です。
またワールドタッグリーグにはサミキャラハンと共にエントリー
NXTで因縁のあった2人が組んで参戦したのは歴史を感じますね
ただキャラハンは衛生面も試合面もあまりハマらずこれ以来参戦はなくなってしまいました………
激動の2017年が終わり、2018年更なる高みへ向けて進みます
掴んだ勲章 最大の壁と赤いベルトな2018年
2018年はドームでのNEVER無差別級6人タッグ王座挑戦、1年ぶり2度目のNEVER無差別級王座挑戦(同じくvs後藤洋央紀)
ここでも挑戦は失敗に終わりましたがそれでもジュースはタイトルに絡み続けます
めちゃくちゃチャンス貰ってんな………。
2018年ドミニオン大阪城ホール
2016年にジェイホワイトを送り出した道場ボーイズが再び同じリングに立ちます。
当時は3人でトリオを組みましたがこの時はジュースロビンソン&デビッドフィンレーvsジェイホワイト&YOSHI-HASHIと何故か数合わせに使われるのぶを…
ケニーオメガを下した暴君ジェイホワイト
そんな彼からジュースは直接ピンフォール勝ち
フィンレーを下したジェイにジュースが挑戦
この道場ボーイズの繋がりは何年経っても色濃く残っていて素晴らしいですよね。
迎えたアメリカ大会、メインでケニーオメガvsCody、試合後にFIRING SQUAD爆誕という最悪のバッドエンドに包まれたカウパレスでしたがこの大会でジュースは初めてのベルトを手にします。
ジェイホワイトを倒しUSヘビー級王者となります
そうしてUSヘビー級王者として臨んだ2度目のG1クライマックス
前年はケニーオメガを倒すなど大きなインパクトを残したのですがこの年は王者でありながら3勝6敗の6点止まりと大きく負け越してしまいました。
この夏流れに乗り切れないジュース、悪夢は連鎖します。
G1最終日、フィンジュースvsCody&ハングマンペイジが組まれますがそこでジュースはCodyにまたしても完敗を喫します。
試合後のマイクでメディアでは成長した、変わったと言われてたがなーんも変わっとらんがなと散々に罵倒されます。
目に見える勲章も得て、観客からジュースコールを浴びるも試合後Codyにはブーイングではなく大歓声のCodyコール
ジュースにとってこの男は壁であり続けるのだと両国の大観衆の前でアピールをしました。
アメリカ大会にてCodyに王座を奪われ(そのCodyは負傷でほとんど防衛戦をせず)迎えたイッテンヨン
数日前にALL ELITE WRESTLINGの発表をしたCodyに対してジュースは再度挑戦をします。
試合はCodyの妻であるブランディの介入などもありましたがジュースがCodyの猛攻に耐え抜き再びベルトを腰に巻きます。
AEWに関する政治的な事情はあったのかもしれませんが彼がCodyの猛攻に耐えきった事は紛れもない事実です。
美男美女夫婦すぎますよね~~~~~!!!!!!
2年前は同じ東京ドームであっさり完敗した相手に自らの成長を見せつけるがごとく獅子奮迅の活躍を見せ、再びIWGP USヘビー級王者となります。
新軍団LIFEBLOOD!? 変革の2019年
そんなCodyを倒したジュース
彼はROHに参戦します。
そこで彼は新しい彼のユニットLIFEBLOODを結成します
ジュースロビンソンをリーダーにデビッドフィンレー、トレイシーウィリアムス、バンディード、マークハスキンス、テニールダッシュウッドとどーーれも試合がお上手なメンバーですなあ
この時のROHの状況としては主要メンバーであったバレットクラブ(Cody、ヤングバックス、ハングマンペイジ)やSoCal Uncensored(クリストファーダニエルズ、フランキーカザリアン、スコーピオスカイ)などがAEW立ち上げに向けて離脱してしまったため新たな主要メンバーが必須となっていました。
余談ではありますが同時期に誕生したユニットとしてはバレットクラブELITEのうちひとりROHに残ったマーティスカルが結成したVillain Enterprisesという伝説的ユニットもあります。
中心であり続けたバレットクラブに長年支えてきたアディクション&スコーピオスカイのSoCal Uncensoredを失った当時のROHの何が起きるんだろう?というワクワク感は最高に興奮しましたね。
しかしながらジュースのROH参戦はそう長くは続きませんでした。
2月のNEW BEGINNINGシリーズの頃まではアメリカで防衛戦を行ったりROHに出場していたのですがやはり彼の中で本当の居場所は日本
NEW JAPAN CUP以降日本での活動が主となりLIFEBLOODはフィンジュースを除いたバンディード、トレイシーウィリアムス、マークハスキンスのみでの活動が増えていきました。
日本に戻ったジュースもオーエンズやファレを蹴散らして防衛を続ける中、あの男がやってきます
かつてWWEでトップ戦線を走りWWE王者、US王者、IC王者、タッグ王者にマネーインザバンク覇者とグランドスラムを達成してきたディーンアンブローズことジョンモクスリーが挑戦表明をしました。
WWE退団後、約2ヶ月が経過しての初の試合がこの試合だったので世界中の注目が集まりました。
結果は負けて王座陥落でしたがジュース史上ベストバウトとまで評されるこの試合がまだワールドでリニューアル以降解禁されていないのが本当に惜しいですね
その後も当時タッグを組んでいたマイキーニコルス(※CHAOS所属)と組んでGuerrillas of Destinyに挑戦するなど精力的に活動し彼自身3度目のG1に出場します。
そのG1でジュースはリーグ最終戦でモクスリーに勝利
彼の持つIWGP USヘビー級王座に再び照準を定めます。
モクスリーも承諾し彼ら二人の3度目の戦いが期待されました。
迎えた10.14 KOPW 両国国技館大会
そこにジョンモクスリーは現れませんでした。
仕方がないことではありますがランスアーチャーとのNo DQ王座決定戦に臨む事となりました。
G1で自らの価値を証明したランス
彼の持つポテンシャルの前にジュースは粉砕されてしまったのです。
ジュースのハードコア向きの路線がファンにかなり認知されていったのかなあとこの試合で一層感じました。
また試合後ボロボロとなったジュースに暴行を続けるランスに対して欠場していたフィンレーが救出
フィンジュース感動の再結成となるのでした。
続くアメリカ大会でフィンレーはランスに敗れましたがフィンジュースは次なる戦いに臨みます。
1ブロック制で行われたWORLD TAG LEAGUE 2019
フィンジュースは初優勝を果たすのです。
2人はタマトンガ&タンガロアの持つIWGPタッグ王座に東京ドームで挑戦
道場ボーイズが絆を見せつける時がやってきたのです
結果はフィンジュースの勝利
まだ少しぽっちゃりしてますがタイツに乗らなくなっただけフィンレーもかなり体を絞ったのだとこの写真からわかるでしょう
2015年に新日本プロレスの門を叩いた2人
諦めず走り続けて得た2人だけの勲章です。
パンデミック到来。試行錯誤の2020年
2020年はIWGPタッグ戴冠という素晴らしいスタートを切ったジュース
しかし1ヶ月後のアメリカ大会で王座陥落
その後は世界中の生活を一変させたパンデミックが発生し日米の行き来が難しくなります。
アメリカでSTRONGに出ながらG1、WTLに参加するも制限のある生活の中満足に試合が出来ない日々を送ります。
G1も思うようにストーリーに絡めず、2連覇を目指し臨んだWTLも決勝でGoDに敗戦
東京ドームではKENTAとのIWGP USヘビー級王座挑戦権利書争奪戦に臨む予定でしたが直前で眼窩底骨折を折ってしまい無念の欠場(代打は小島聡)
泣きっ面に蜂とは正にこの事です
STRONGでの経験値とIMPACT参戦な2021年
先述した怪我の影響もあり2021年のジュースは旗揚げ記念大会とNEW JAPAN CUPシリーズ以外は来日しませんでした。
そのNEW JAPAN CUPも一回戦でKENTA相手に敗北(まだ真面目だった頃のSHOが解説)と特に何かがあった訳でもなかったのでこの年はアメリカでの活動を中心に振り返っていきたいと思います。
フィンレーとジュースの2人でIMPACT WRESTLINGのタッグ戦線に参入していく事となりました。
彼らの抗争相手としてはWWEに解雇されて不満タラタラだったアンダーソン&ギャローズ
そんな彼らが持つIMPACT世界タッグ王座に挑戦し奪取に成功
彼らの次はアメリカを主戦場としていたジェイホワイトやヒクレオ、そして新たに加入したクリスベイのバレットクラブと抗争を繰り広げたのです
2年経った今じゃフィンレーもジュースもバレットクラブやないかーいガハハハハ
時にはこんな対戦カードも組まれてて当時の情勢を知らなきゃ誰がバレットクラブで誰が新日本プロレスなのかよく分かんなくなるやつですよね
そんなジュースですが2021年はIMPACT WRESTLINGとSTRONGでヒクレオと熾烈な抗争を繰り広げました。
RESURGENCE(シングルマッチ)
〇ジュースvsヒクレオ×(丸め込み)
Fighting Spirits Unleashed(テーブルマッチ)
×ジュースvsヒクレオ〇(トンガンドライバー)
AUTUMN ATTACK(テキサスブルロープマッチ)
〇ジュースvsヒクレオ×(ロープで首を絞めるキャメルクラッチ)
と熱戦に次ぐ熱戦を繰り広げた二人の抗争は是非多くの人に見ていただきたいです。
ROCK HARD誕生!?ショッパーイ2022年
2022年の初頭はフィンジュースvsTMDKの抗争をしていましたが正直なところどんたく以降の動きの方が大事なのでそちらを振り返っていきましょう
ジュースは四月末に契約が切れ、プロレスからの引退も示唆するような発言をしていました。
その数日後
ジュースちゃんはやめへんで~~~🤭🤭🤭
はい、突然のバレットクラブ入り&ヒールターンです
石井智宏との王座決定戦を終えた棚橋弘至を急襲
ナックルからのパルプフリクション、そして新技ロックスライド(鷹木信悟のブラッドフォールと同型)を繰り出し棚橋弘至をKO
ワシントンDCで行われるCapital Collisionにて王者棚橋弘至とジュースロビンソン、ウィルオスプレイ、ジョンモクスリーの4way王座戦が行われます。
急所攻撃からのロックスライドでオスプレイからピンフォール勝ちをし歴代最多タイの3回目の王座戴冠を果たしたジュース
その後もジュースちゃんは〇〇せえへんで~~シリーズは続きます
まず初めに俺が倒したオスプレイとは防衛戦やらへんで~~~動画です。
お次は虫垂炎だから日本で防衛戦なんてやらへんで~~~動画。
これを受けて新日本プロレスはとんでもない発表をします。
この試合はオスプレイが勝利するもベルトがない王者となってしまいます。
何故なら
ジュースちゃんはまだまだ王者やで~~~動画です
それに加えてベルトは渡さへんで~~~動画でもあります。
自称US王者のジュースの受難はまだまだ続きます。
虫垂炎がまだ治りきっていないにも関わらず過酷なG1にエントリーさせられてしまいます。
G1の舞台でも(剥奪された)US王座のベルトをこれでもかと見せびらかします。
G1初戦 vs鷹木信悟
ラスベガスではヘビー級としては軽めのオスプレイだったから容易にロックスライドで持ち上げれたのですがこの日は病み上がり&パンプアップした鷹木信悟が相手となっていたためグッダグダの左ストレート×2からロックスライドを狙うも担ぐどころか持ち上げることすら出来ずしゃーなしのパルプフリクションで3カウントを取りました。(解説のミラノさんが必死にフォローしてるのが逆に可哀想に見えました)
しかし問題は試合後です。
この試合がメインイベントであったためジュースがマイクをする事となります。
対戦相手の名前を羅列しひたすらショッパーイと連呼するジュース
「お前や!!!!」と心の陣内智則が大爆発した人は多いかと思われます。
G1 2戦目 vsデビッドフィンレー
そして第2戦はかつて道場ボーイズとして共に戦いIWGPタッグ王者にもなったフィンレーを相手に戦います。
ファンとしては誰しもがフィンジュース対決にワクワクしていたはずでしょう
しかしジュースロビンソン、そんな期待を裏切る最高の最悪の男です
左肩一点攻めに加えてマットを外しての場外パイルドライバーやベルト攻撃など最後までラフ殺法にこだわり続けたジュースに対してフィンレー家に伝わるシレイリからのトラッシュパンダで3カウント
しかし、しかしですよ
これは筆者だけかもしれませんがフィンジュースにはこんな戦いはしてほしくなかった
最後だけでもジュースには意地を見せてほしかった
ROCK HARDな荒々しさとFLAMBOYANTのキラキラド派手に輝いている所が混ざった今までで最高のジュースロビンソンでフィンレーを叩き潰していってほしかったです。
G1 3戦目 vsYOSHI-HASHI
そんな過去の願望は捨てて3戦目
愛知凱旋のYOSHI-HASHIとのシングルマッチ
YOSHI-HASHIの切れ味鋭いチョップにひたすら悶絶するジュース
幾度となくカルマを狙うYOSHI-HASHIとそれに抗うジュースという光景が何度も繰り返されました。
チョップvsナックルが無限に繰り返される試合です
YOSHI-HASHIの腿ペチは本当いいですよね
最後はドラゴンスープレックスから右のラリアット、そして4度目の挑戦でカルマを決めてYOSHI-HASHIの勝利
いやー………王者なのに見せ場少なすぎますよ……。
若い頃ショッパイとかどうしようもない扱いされてダメな子代表格のYOSHI-HASHIがこんなにカッコよく喋るほどこの試合のYOSHI-HASHIは本当に良かったです。
G1 4戦目 vs高橋裕二郎
はい、そして第4戦目。同門の高橋裕二郎戦です
同じバレットクラブ内でもあるのにショッパイと言われブチギレの裕二郎(加えてシングルで2連敗中)
ピーターさんにSHOと大切な仲間を連れ、自らのバレットクラブとしての意地や誇りを見せつける戦いに臨もうとします。
ジュースはフィンレーに敗れた際にUSヘビー級のベルトを没収されているためただでさえコンディションが悪い中ベルト攻撃にも頼れなくなっています。
普段感情を見せて戦うことが少ない裕二郎
この日はマウントで殴りつけたり怖さを感じさせるほどの視線や苛烈な攻めを因縁の相手へ向けます
ヒールとしても甘さや緩さが見えたジュース
これまでバレットクラブ同門対決の勝率がとことん低い裕二郎がセコンドのSHOを使うとまんまとそれに釣られてしまいます。
まるでベビーvsヒールのような戦いをするヒールとしてもショッパーイジュース
自分の左腕が審判に当たり審判の様子を見てるところに裕二郎のケイン攻撃からビッグジュース
いや、ベビーのやられ方じゃん…。
セコンドにまんまと釣られて翻弄され、相手の審判への誘導も思い通りに動かされ凶器攻撃から3カウント
これじゃどっちがショッパイか分かんないですよジュースさん
例のごとく試合後ショッパイいじりもされます
負けても何か爪痕を残せる負け方なら希望を持てるんですけどここまでの勝ち試合はヘロッヘロになって当初繰り出そうとしたフィニッシャーが出せずに勝ちで負けもヒールっぽいことやって(他のブロックにはEVILやジェイ、KENTAという"ホンモノ"がいた)淡々と負けていっただけなんですよね
G1 5戦目 vsエルファンタズモ
自称US王者ながら1勝3敗と突破がほぼ不可能となった5試合目に迎えるは唯一ショッパーイと言わなかった同門のエルファンタズモ
円満にToo Sweet🤘から始まりロックアップに入るか入らないかを繰り返したところオナラをしたかどうか問題で揉め事が始まります。
ELPは元々こういうスタイルをやっていたのですが、ROCK HARDなジュースはこれでいいんですかね…。完璧にFLAMBOYANTのジュースが出てきてましたよ(それをフィンレー戦でやっておけ)
ロックアップから腕の取り合いでソフトかつスローモーションのような攻防を行いますがこれに勝るものを数年前のタカタイチ同門対決で見せられてるんですよね(しかも抜群の完成度の高さで)
この試合は佐藤健太が主役でした。
難癖をつけられるわ両選手に攻撃をしながら腕相撲のレフェリーすらこなしてみせました。
ELPの試合とは思えないほど静まり返る会場
それがROCK HARDの評価とも言えるでしょう……。時々露骨に歓声を求めるも無反応
拍手があがるのはファンタズモがキックアウトした時と華麗な空中技の場合が大半
また、椅子を持ち出したジュース。あからさまに椅子の上へパイルドライバーを試みるもそれにキレたファンタズモが佐藤健太レフェリーの目の前でジュースに椅子を投げつけます
ファンタズモからしたら腕相撲の際に椅子を投げつけられた仕返しですがレフェリーの目の前
ジュースの反則勝ちとなるのです。
静まり返る会場とヤングライオンに暴行を加えるジュース、頭を抱えるファンタズモ。もうメチャクチャです
勝ち方すらショッパーイってなんですか
せっかくJr体型のファンタズモ相手なのにロックスライドを一切狙う場面がなくパルプフリクションとナックルばかりでROCK HARDってなんですか……となる試合展開。
ヒール殺法をやるFLAMBOYANTでしたよアレ
G1 最終戦 vsウィルオスプレイ(真のUSヘビー級王者決定戦!?)
そんなこんなで迎えたG1最終戦
相手はグループ突破がかかったウィルオスプレイ
リーグ突破の可能性がほぼない上にUSヘビー級王座を不当にも剥奪された因縁の相手オスプレイ
こういう時ってアレじゃないですか
ヒールらしくせめてもの嫌がらせで相手の足を掬うってのが通例ですよね
ええ、負けです。負けました。
いや、負けたらダメでしょここで
勝ってざまーねえな!!!って感じでUSヘビー級王座に挑戦する流れなんじゃないですか???
終始オスプレイペースで進む試合の中、ベルト攻撃から場外パイルドライバー、そしてパルプフリクションと一瞬勝利を予感させますがさすがはIWGP USヘビー級王者のオスプレイ
辛くも2カウントで返し、頼みの綱であるロックスライド(鷹木信悟戦以来二度目の公式戦チャレンジ)も落とす瞬間に着地されヒドゥンブレイドで撃沈
ライバルの足を掬う役目すらエルファンタズモに奪われてしまいました(vs鷹木信悟)
G1最終結果は2勝3敗(うち1勝は反則勝ち)
オスプレイ以外が全員勝ち点6で並ぶ中ただ1人4点止まりとなりました(G1初出場のフィンレーや前年自力得点2点の裕二郎よりも酷い扱いを受ける前IWGP USヘビー級王者)
この人数ヶ月前には棚橋、モクスリー、オスプレイを4wayで倒して王者になった人なんですよ?
驚くことにこのG1シリーズがジュースでの日本ラストマッチとなります。
以降はアメリカ大会で複数人タッグに参戦したりIMPACTでABCと一緒に戦うくらいがバレットクラブ(新日本)のメンバーとしての彼の扱いでした。
JUICE ROBINSON IS ALL ELITE
G1で散々な結果に終わったジュース
そんな彼に突如ビックチャンスが訪れます
ジュースロビンソンvsジョンモクスリーのエリミネーターマッチが決まったのです
※エリミネーターマッチとはチャンピオンとノンタイトル戦で戦い、勝利すれば王座挑戦の権利を得る試合のこと
彼が抜擢された理由としてはトニーカーンの投稿にある通り、近年モクスリー相手に"唯一"複数回勝利をあげていること
またジュースが勝利した場合は彼が棚橋弘至、ウィルオスプレイ、ジョンモクスリーを倒したラスベガスで王座挑戦の権利を得ると発表したのでした。
いや、トニーカーンプロレス好きすぎだろ!!!
点として存在する過去の因縁を線に繋げるなんてレスラーでも苦労してやっているのにこんな簡単に理由付けして線で繋げてくるトニーカーンやはりプロレスファンの心理をよく分かってらっしゃる
試合には負けたものの彼の奮戦が評価されその日ジェリコとエリミネーターマッチを行ったバンディードと共にAEWと契約を結ぶこととなりました。
USヘビー級王座剥奪以降初めて彼にいい事が起きたのかもしれません。
しかしELITEとも時期がズレており他には頼れる仲間のいないジュース
ひとりバレットクラブとして戦い続けます。
年末にはROHのFinal Battleにてサモアジョーが持つROH TV王座に挑戦する事となりました。
G1の低調な出来が嘘のように奮戦をしますが流石はサモアジョー
マッスルバスターで黙らされてしまいました。
BANG BANG GANGな2023年。妻と仲間とアメリカで輝く
2022年終盤本調子を取り戻してきたかと思われていたジュースに追い風が吹きます。
Loser leaves NEW JAPANマッチにて敗れたジェイホワイトがAEWと契約をするのです。
⬆公式からエディキングストンとのLoser Leaves NEW JAPAN MATCHがお出しされてた(そんなに新日本色が強くないエディがleaves matchってなんやねんとかは置いといて)
まだリッキーがベビーだった頃とか懐かしいですがこれは今年の映像です
その後もジェイと2人でBULLET CLUB GOLDとしてAEWで暴れるジュースですが彼自身は新日本を去るような事はしてないのでSTRONGにも参戦します
抗争相手はMr.NoDaysOffことフレッドロッサーです。
始まりとしてはフレッドロッサーvsKENTAの試合にジュースが介入しロッサーの王座防衛を妨害した事から始まります。
4.15のCapital Collisionにて予定されていた第5試合のフレッドロッサーvsジュースロビンソンのシングルマッチにて妻のトニーストームの名前を出されたことに怒ったジュースがロッサーの入場時に襲撃
試合をすることなく入場花道でノックアウト
それに対し新日本プロレスは声明を発表します。
当初の予定ではジュースロビンソンvsランスアーチャーの一回戦が予定されていたのですがこの暴挙に対して出場権剥奪&被害を受けたロッサーを代わりに出場させる事となります。
しかしジュースも納得がいかず予定されていたCollision in Philadelphiaにてロッサーを襲撃
2人の抗争は留まることを知らず、RESURGENCEにてストリートファイトマッチが組まれます
ロッサーはここで彼自身の発言を後悔したかもしれません
最後は椅子の上へのJuice is loose(変形フェイスバスター)で3カウント。いやロックスライドってなんやったん
この試合後のジュースのコメントには彼の道場ボーイズとしての意地が垣間見えます。
この時のトニーストームビジュ良すぎやぁん……
タイムレスも好きですけどこういう可愛さ全振りのストームも久々に見たいものですね
その後は新日本への参戦はなく、AEWでFTRと名勝負を繰り広げたりオースティンガン&コルテンガン、そしてカードブレイドを加えたBULLET CLUB GOLDで楽しそうにしています。
本当の意味で彼は居場所を見つけたのかもしれません
あとBULLET CLUB GOLDはめちゃくちゃ入場がかっこいいので是非それを見てAEWにハマってください
さいごに
いかがだったでしょう?
2014年から約10年間のジュースロビンソンを軽くですが振り返っていきました。
最後のG1がかなり印象悪かったせいでAEWやSTRONGを見ない人からすると未だにショッパーイままだと思われてますがAEWに来てからは中々味のあるいいヒールになっているので是非見てみてくださいね
最後に一言
I got two words for ya, GUNS UP🔫👆🏻
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