看護師10年を振り返って、1年目に頑張っておいてよかったと思うこと
外科病棟、手術室、保健師を経験し、今は精神科で働いています。
病棟で働くのは10年ぶり。
もう病棟では働けないかも・・・と思いずっと病棟勤務は避けていたのですが
いざ病棟で働いてみると「結構覚えてるなー」と思うことも多く、1年目は大変だったけどここは頑張っておいてよかったと思ったと思ったことがあったのでまとめてみました。
大前提として、理不尽なこともあったし、きついことも先輩に言われたりしたけど、いじめや働き方としてブラック状態という職場ではありません。
1年目は我慢して働くべきということを勧めているわけではありません。あくまで知識や手技の習得について、1年目の時は嫌だったけど今思えばやっておいてよかったなと思うことをまとめています。
1.点滴のルートを1日何人も採る
ルートや採血などの手技はとても下手でやらなくていいならやりたくないのもっとも典型的な技術でした。
ルートが漏れてしまった患者さんがいることを先輩が教えてくれるんですが、ルートを取るか取らないかは自分から「やりたい」と言わないとやらせてくれないという教育方針?だったので、やりたくないのにやりたいと言わないといけない。
地獄でしたね。
大体1日に2〜3人ほぼ毎日ルートをとっていました。
1人でルートをまともに採れるようになったのは1年目が終わろうとしている2月でした。
どんな時に上手くなったと感じるか?ですか?
血管に針が入った時プチっという感覚が手にちゃんと伝わってきた瞬間です
1年目に努力したから今が楽
1年目に散々失敗して、でも成功した時の達成感を味わう。
成功するまでに、どうやって刺入すれば成功するかを何度も何度も考え実践しました。
そのおかげで上手になったと思います。
しかも1年目に頑張って覚えたことは頭も体も覚えている。
1年目に苦労しておいてよかったと思います。
2.アセスメントをするために必要な知識を集める
この時間でこの尿量はいいのか悪いのか
これの答えを出すにはどんなことがわかれば良いか。
そういう視点で勉強を繰り返しました。
術後の傷は正常か異常か?
どの知識があればそれが答えられるか?
この場合の答えは「アセスメント」ができるかということですが・・・。
学生の時は参考書や教科書を覚えることに必死でしたが社会人になると、参考書の丸暗記なんて時間はありません。
学生で覚えた知識はアセスメントの方法がわからないと使えないのです。それがわかったのはもっと年数を重ねてからですが
よく先輩に「どう思う?」と質問されていたのでどう思うか意見を言えるようになるために必死に勉強しました。
それが今につながっているように感じます。
3.多くの疾患に触れる
新人の時は一日を終えるのが必死で考えもしなかったですが、今思うと色々な症例に出逢っておいてよかったと思います。
単純に引き出しが増えるんですよね。
こういうケアをしてみたらどうだろうと考えがたくさん出てくる。
自分の失敗だけでなく他の人の失敗から学ぶ機会も多くなるので、知らず知らずのうちにどんどん知識や経験がブラッシュアップされていたようです。
こう考えると、意外とメリットって少なかったですね。
私が気づいていないだけでしょうか?笑
むしろこれが得られない職場なら一緒に働く人が優しくなければいる必要ない?
私はこの仕事が好きですし、看護師としてやりたいこと、保健師としてやりたいことがたくさんあります。
看護師の仕事はきついですが、良いこともたくさんあるはず。
皆さんの頑張ってよかったことも知りたいです。
最後まで見ていただきありがとうございます🥹
今日はふわっとした内容になってしまいました💦
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