【もう古い?】PDCAについて改めて考えてみた
どうもこんにちは!オールマークのK.O.S.E.Iです。
本日は広告の効果検証する上でとっても重要なPDCAについて、まとめてみようと思います。
PDCAサイクルとは?
PDCAとは、
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
の頭文字を取ったもの。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法です。
「PDCAサイクル」という言い方もありますが、これはPDCAの最後のステップ、Action(改善)が終了したら、また最初のPlan(計画)に戻って循環させることを意味するものですが、PDCAもPDCAサイクルも、一般的には同義語として解釈します。
日本企業にも深く浸透しているPDCAは、1950年代、品質管理研究の第一人者であったアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱されました。
PDCAのメリットとポイントについて
PDCAの導入には3つのメリットがあります。
①目標・やることが明確になる
1つ目は、目標ややるべき課題が明確になること。組織や個人の目標を明確にできる明確になった目標に向かって改善へのアクションを実行できる2点が具現化されるのです。個人でも企業のように大きな組織でも、目標設定は不可欠でしょう。
目標がなければ、本来達成すべき着地点とのズレを生じさせてしまう
具体的な施策を考えることが難しくなるといった状況に陥ります。企業活動は、設定した目標をクリアしていくことで事業を拡大できるものです。
数値的指標などを用いて明確に目標設定を行うPDCAの導入は、目標達成や問題解決に向けた道筋を立てることができる個人や組織のやるべきことを明文化することで、明確な目標を掲げることができるという点で、大きなメリットをもたらすといわれています。
②行動に集中しやすくなる
2つ目は、行動に集中しやすくなること。Plan(計画)の段階で、あらかじめ目標やアクションプランが定められるため、
「自分が何をしなければならないか」「組織に何が求められているのか」
を明確に理解できます。
目標やアクションプランへの理解は、行動や作業への集中に大きく影響を及ぼすもの。Plan(計画)で立案した目標や計画に向かって集中力を高められれば、生産性の向上も見込めるでしょう。
③課題や不足が分かりやすい
3つ目は、課題や不足が分かりやすいこと。
PDCAは最初の段階で、数値的指標や定量化できるものをフルに活用して目標が設定されます。その目標の達成やアクションプランの実現に向けて集中し、行動していくことで、目標に対する成果や失敗アクションプランに対する達成度や未完成度といった目標と結果の乖離も明確に見えてきます。
古いと言われる理由について
ここまでPDCAサイクルについて紹介しましたが、近年ではPDCAサイクルが古いと言われています。その理由は、Plan(計画)で時間がかかってしまい、スピードを出せないからです。IT技術の発達により、市場のニーズは刻々と変化しています。競合に打ち勝つには、ニーズの変化に対応できるスピード感が求められるようになったのです。
そこでPDCAサイクルを回していると、どうしてもPlan(計画)の過程で時間がかかってしまいます。するとせっかく計画を考えていても、Do(行動)に移す頃にはニーズが変化しているという現象も起こるのです。また、PDCAサイクルが古いと言われる理由を細分化すると、以下のように3つの理由が挙げられます。
・改善までのサイクルに時間がかかる
・新しいアイデアが生まれにくい
・PDCAを行うのが大変
まとめ
時代の変化によって、先人たちが新たなスキームを生み出してきたように、我々も対応していくことは必要だと思います。ただ、PDCAサイクルを正確に理解しなければ新たな優れたスキームが生まれないのも事実です。変化が激しい時代だからこそ、良いものは継続し、不足したものを新しいもので補い、常にバージョンアップしていく姿勢こそが重要だと思います。