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英語の授業 リアクション4種類
コミュニケーションを楽しむためにはリアクションを返すことが大切です。例えば、
What food do you like?
I like ramen.
ここで、会話が終わるのではなく、Me, too! と反応したり、What ramen do you like? と質問したりできればコミュニケーションが充実します。
英語の授業におけるリアクションを、皆さんはどのように指導されていますか?
「リアクションするといいよ。」
「リアクションは大切だよ。」
と言った言葉掛けだけでは、なかなかできるようになりません。
リアクションができる児童を育むために、私が行っていることをお伝えします。
リアクションには、次の4種類があると考えます。
1 感嘆・共感
2 反復
3 賞賛
4 質問
1 感嘆・共感は、
Wow!, I see., Me, too! などの表現です。
高学年ならば、I like sports day, too! と言ったように、文で伝えるように指導します。
2 反復は、
I like ramen.
Oh, ramen.
などと相手の意見を繰り返すことです。
3 賞賛は、
Nice!Great! などです。
高学年ならば、Your speech is great! の表現を使って良さを伝えるようにしています。
4 質問
Do you like _____?
What _____do you like?
Why?などの既習の表現を使って、話題に応じた質問をすることです。
話の内容を理解してすぐに適切な質問をすることはなかなか難しいです。ですので、高学年の児童には、できるだけ挑戦してみようと伝えています。
1の感嘆・共感と3賞賛のリアクションは、授業における指導の工夫によって、多くの児童が使えるようになる表現です。
私が行っている指導の工夫は、全体での練習の際にリアクションを入れることです。
以下に、練習の流れを提示します。
ALT : Blue. 絵カードを見せる
Ss: Blue.
ALT: Blue. 絵カードを黒板に貼る
ALT: Hello!
Ss: Hello!
ALT: What color do you like?
Ss : What color do you like?
ALT : I like blue.
Ss: I like blue.
ALT: Me, too!
Ss: Me, too! と言った後青が児童が挙手する。
ALT : Red. 絵カードを見せる
Ss: Red.
ALT: Blue. 絵カードを黒板に貼る
Ss. Blue.
というように繰り返していきます。
コツは、テンポよく、ゆっくりはっきり行うことです。
Me, too以外にも、
I see!と言った後に、右手で左手のひらを打つ動作をしたり、Nice! と言った後に、親指を立てるハンドサインをしたりして、簡単な動作を入れながら、練習するようにしています。
そうすると、子どもたちのやり取りの中にもリアクションや動作が表出するようになっていきます。
表情豊かに行うことで、楽しみながら、言葉の意味を表現することができます。
反復しているときは、繰り返しているだけかもしれませんが、何度もよく聞いて真似をすることで、自信をもって言えるようになります。
その後、友達とのやり取りを行います。言語活動を通して、何度も繰り返すうちに表現や語彙が身についていきます。
とりわけ、低学年、中学年の練習の場面において、リアクションを含めた練習をすることは、とても効果的です。
ぜひ皆さんも実践してみてください。