【旅#09】日本秘湯を守る会 寒の地獄旅館
みなさま、こんにちは!
にこです😊
先週の大分の温泉記事の際に
宿泊してきたお宿編です!!
人生初、日本秘湯を守る会の会員宿へ泊まってきました☺️!!
それはもぅぅぅう、最高。
1泊で大ファンになりました。(笑)
心から癒していただけた時間でした☺️♨️
ぜひ読んでみてください!!!
お宿へ到着!
このお宿は、熊本県寄りの阿蘇山近くにあります。
車を停め、チェックインへ向かいます。
木で作られたハートに『人』という字の置物?を見るだけで
この先の出会いにわくわくしてしまいます✨(笑)
道中までの雑多な緑の景色とは雰囲気が変わり、
細部まで手入れされていることが伝わってくる視野になりました。
まだお宿の人に会ってないけど、
「いらっしゃいませ」ってお迎えしていただいてる気分です☺️
風景に目を奪われて、一歩一歩がものすごくゆっくりになってしまいます。。
全然チェックインまで辿り着かん。。(笑)
この【寒の地獄旅館】さんは、
昭和3年創業、開湯は江戸末期寛永2年とのこと。
有名なのは『寒』という名前の通り【冷泉】。
【日本一の水風呂】と呼ばれることもあるようです。
源泉は13〜14度で、2023年にサウナが新設され
一緒に利用するのが主流のよう。
ただ冷泉は大浴場にも用意されているそうなので、私たちは今回控えました。
料理にも力を入れておられるそうなので、それもとーーっても楽しみ。
「秘湯を守る会のスタンプラリーは集めていらっしゃいますか?」と聞かれ、
存じ上げなかったもので、教えていただくと
「3年で10ヶ所、秘湯を守る会の会員宿に宿泊すると
1泊無料になるんです。」とお聞きし、今回作っていただきました😊
丁寧なご説明をしていただいた後、お部屋へ向かいます。
今回の私たちのお部屋は、『かえで』。
本館に宿泊
お部屋の種類は、本館と新館がありました。
私たちは本館を選択。
今までのものを大切に使ってきた感が溢れていて、すごく好きです。
お布団もとても厚く、ふっかふかそう☺️✨
古くからあるものと、新しいものが混在していて
とても快適で記憶に残るお部屋でした。
ソファからの景色です。
8畳のお部屋で
狭すぎず、広すぎず、ほんとにぴったり☺️。
少し気になる点といえば
お部屋にお手洗いはなく、同フロアの方と共有です。
ただ個人的にはそれが全く気にならないほど、他の点が満たされているなぁという気持ち。いずれも過剰でなく、必要なものが、必要な分だけ用意されている。
私の大好きなお宿の特徴です!!(笑)
お部屋に時計がないのは、
時間を忘れてごゆっくりお過ごしください、のメッセージかな😌
ひと通り、お部屋を見終え満足したので、
次は夕食前の温泉へ行きます!!!
大浴場 ”互久楽湯”
温泉までの道中も、コンパクトな敷地なのに風情に溢れてます。
とっても幸せな気持ち。
温泉は、
・大浴場(桧湯、切石湯)
・貸切風呂(桧湯、岩湯、切石湯)
・冷泉+サウナ(追加料金要)
があります。
この時間ではメインの大浴場である、互久楽湯へまず向かうことに。
男女日替わりで、
本日は切石湯でした。
先客は脱衣所に1名。
お風呂場には私1人。やったぜ。(笑)
ちなみに、この温泉は
源泉である冷泉を薪で温めているそうです。
確かに旅館入り口に大量の薪が積んでありました。
薪の年間使用量は、約250tだそう。想像が付きません(笑)
ただ、薪だとやわらかい温泉になるそうです。贅沢ですよね。
この互久楽湯、雰囲気がものすごーーく良いです。
浴槽の大きさも、木も、光も、音も。
、、、言語力が乏しい自分が悲しいくらい素敵な温泉です。
露天じゃないのがさらに雰囲気を増してて良き。
泉質は、単純硫化水素泉。
温度は少し熱め。体感42、3度かな。隣に冷泉がありますもんね。
うまく言葉にできませんが、何もかもがちょうどいい。
源泉のポタポタ加減も、照明の塩梅も、お湯の温度も。
気になることが何ひとつなくて、この時間が心から幸せ。最高な温泉でした。
浸かりながら深く呼吸をしていると、
心も身体もどんどん浄化されていくような感覚がある温泉やなぁと思いました。(個人的主観すぎる感想で申し訳ない。。)
この時は、温泉のみを堪能し、冷泉は手を付けたのみでした🥲
到着して1時間で、もうすでにこの旅館に惚れてしまいました。(笑)
とっても気分良く、次は夕食のお部屋へ向かいます!!
(ちなみに、)
今回の宿泊を通して、私はこの互久楽湯の切石湯が一番好きでした😊
夕食
「夕食は18:30から八重喜のお部屋へお越しください」とお聞きしていました。
宿泊者みなさん、同じ時間からこのお部屋でいただくようです。
素晴らしい温泉だったので、
料理への期待もものすごく膨らんでしまってます。(笑)
中に入ると、
1組ごとに間仕切りされています。
『かえで』のテーブルへ着くと
テーブル中央には囲炉裏、
椅子には膝掛けを用意してくださっています。
そして目の前には、
今日一番の笑顔になってしまう料理たちが所狭しと並んでいます!
まず正面には、、
その視線の先には、、
右手には、、
見た目にも楽しい前菜たちです。
ちなみに魅力的すぎるお品名たちを載せると、
・馬鈴薯まぐろ酒盗添え
・塩茹で落花生
・炙りへしこ
・筍梅サラダ
・にじます昆布締めなめろう
・干し椎茸と貝柱アヒージョ
・枝豆海老炒め
・燻製鴨白トリュフの香り
・汲み上げ湯葉牡蠣醤油
・石蓴蒟蒻辛子酢味噌
・いぶりがっこクリームチーズ
(私はお酒が飲めませんが、多くが濃いめの味付けでアテに間違いなく最高です)
そして左手には、、
奥豊後豚、ハーブ鶏と野菜たち。
ここまでが最初から並んでいます。
輝いて見えます。食べる前から幸せ。
感謝しながら、いただきます。
初めに、鮎の塩焼きから。
身が柔らかく、ほろほろでとても美味でございます。
鶏のたたきも、食べるお店により不安を感じることがありますが、全幅の信頼がございます。(笑)
とても美味しゅうございます。
前菜は、1品ふたくちくらいで食べ終わっていってしまいますが、
1品1品こだわられているのが伝わってくるようなお味なので
1口ごとに本当に楽しい。嬉しい。幸せ。
溶岩焼にお肉も乗せてみます。
じっくりゆ〜〜っくり火を通してくれて、なかなか時間がかかります。
しかし時間をかけても、お肉がぷりぷりしております。
次に運ばれてきたのは、、
なんだこの美しい黄色は。
とーってもぷるぷるです。
この写真で見るより、実際の方が味噌の量がすごく多かったです。
「こんなに乗せちゃって、料金見合ってますか?!!!」って気持ち。(笑)
えびの味噌の香りと風味が口いっぱいに広がります。あーー贅沢。
続いては、、
土瓶蒸しLOVE!!!な私(笑)
お品書きが素晴らしくて、運ばれてくるたびにいちいち喜んでしまいます(笑)
きのこかぁ〜、秋らしいなぁ☺️と、早速お出汁いただきます。
こちらは高級でもなく、素朴でもなく、素材のチカラ満力!!って感じのシンプルなきのこたちの旨味が詰まってました。
かなりお腹いっぱいになってきました、、そこに、、
新鮮な食材を、最高な調理法で供出してくださっているようなお味。
お食事のラストは、、
正直、もうお腹は10分目を超えていますが(笑)、
どうしても館主さん栽培のお米は口にしたい。。(笑)
欲張りな私は従業員さんに「ご飯なんですが、、」と口にしただけで
「ひと口にしておきますね^^」と意図を汲み取ってくださっています。嬉しい。
お米は、つやつや。甘みを感じました。
香の物との量のバランスがおかしいけど(笑)、残さずいただきました。
お蕎麦は、優しいお味。
最後に、甘味です。
本当にお腹いっぱい。
心も幸せでいっぱい。
全都道府県旅の際に訪れた青森県・山形県の旅館に並ぶ、
作り手さんの気持ちがひしひしと伝わってくるような
非常に贅沢なお食事をさせていただきました。
本当に美味しかったです。
ご馳走様でした。
この時、他にも数組いらっしゃった宿泊者の中で
私たちのテーブルが一番遅くまで食事をしていました。
残り1組になった際に従業員のお姉さまが
「皆さんが早かったのでゆっくり食べてくださいね^^」と伝えてくださいました。
その後、女将さんも来られ
「どの辺りからお越しになったんですか^^?」
「この前、その前の道でイノシシが出てきてびっくりしました。(笑)
イノシシも私を見て一目散に逃げていきましたけど^^(笑)」
「昨日はどちらに行かれてたの^^?」
とお話ししてくださり、片付けが進まない申し訳なさも感じながら
女将さんのものすご〜く素敵なお人柄を感じる時間を持てたことが
個人的にすごく嬉しかったです。
人の温かさをすーごく感じるこのお宿、
親戚のお家よりリラックスしちゃうし、癒していただけます。(笑)
皆さんに30分ほど遅れながら、お食事終了☺️
一旦お部屋へ戻ります!
貸切風呂 ”家族湯”
お部屋で少し休んでから、次のお楽しみは家族湯です!
家族湯は、貸切風呂のことで3つありました。
桧湯、岩湯、切石湯。
利用するのに追加料金は不要です。
入口扉にかけてある札が「空室」であれば自由に入っていいそう。
「3つもあるけど、空いている時間って少なそう」と思っていましたが、
お部屋の窓から覗いていても比較的どの時間帯もそんなに混んでいなさそうでした。
実際、私が入ろうとした時も3つとも空いていたので、全部覗いてから(笑)、
一番気に入った岩湯へ入ることにしました。
こちらも雰囲気良きですね。
1人でゆ〜〜ったり堪能いたしました。
この家族湯も、全部ちょうどいい。(笑)
わかってるなぁ〜、って感じ(笑)(何様やねん)
めちゃくちゃ気持ちいいです。
温泉であたたまり、元気もらえました。
あと、気付いたんですが
秘湯を守る会の宿には同じシャンプーリンスボディソープが置かれているんですね、存じ上げませんでした。
『くまざさ』と書かれていて気になりましたが今回は使用せず。
次回泊まった時は必ず使いたい!!
温泉で身体も芯から温まり
ふっかふかなお布団で
綺麗な空気に包まれているような静かなお部屋で
早めに就寝いたしました😊
翌朝
早速、朝お楽しみの温泉へ。
男女入れ替えの互久楽湯へ向かいます!
囲炉裏で暖を提供してくれています。
これだけでかなりあったかいんや。
今日は、桧湯です。
先客は2名。
今日はできれば冷泉も浸かりたい。。
先客2名ともに、見事な温冷浴をされております。
「そんな潔く冷泉入れちゃうの、、?」というほど、さっと肩まで浸かって数分後に温泉へ、を繰り返し。
「私もチャレンジしようかなぁ、、」と思いましたが、結局最後まで温泉のみを堪能して上がってまいりました。
おい!一番の売りをフル無視してきたのか!って感じですよね、、(笑)
これは次回の楽しみにしたいと思います!!!
冷泉浸からなくても最高なお宿でしたよ!!!(笑)
温泉を出て、部屋に戻る途中、
昨日は食べるタイミング逃しちゃったので、
朝食前にいただきます!
ほんの〜〜り硫黄香っていて、美味しかったです☺️
朝食
朝食も、夕食と同じお部屋です。
昨日と同じ席へ。
いただきます。
ひじきが柔らかい。
焼鮭の四隅に、たくさんいらっしゃるね☺️
白ごはんが足りなくなるね(笑)
一番上に見切れてるのは、納豆です。
豆が大き目で、柔らかめで、ふわふわ。でも、しっかりめにねばねば。
ヨーグルトは、も〜っちりしてました。
白米が今日もつやつや。
味噌汁は、具沢山です。
ぬか漬けは結構しっかり食感が残っています。
卵は生卵でした。(ゆで卵かと思った。。笑)
スープが白湯っぽくて美味しかったです。
最後のお食事も、贅沢でした。
朝ご飯は、ちょうどお腹10分目って感じでした!(笑)
1時間かけて、ご馳走様でした☺️
チェックアウト
10時チェックアウトですが、
出来るだけ滞在したくて9:55までお部屋にいました。
従業員のお姉さまの1人がお忙しそうに、
お客様の対応をしたり、力仕事をしたりとあちこち
走り回っている音が小さく聞こえてきます。
お客様のために尽力されてることが伝わってきて、最後の最後までお宿の素敵さを感じられる好きな時間。
(決して悪い意味でなく、時間を有意義に活用されているという意です)
あっという間の1泊でした!!
⬛︎思ったこと
寒の地獄旅館さんは、間違いなく心から満足するお宿でした。
温泉も、料理も、お部屋も、ホスピタリティも。
特別な日にもしてくれましたが、
素朴な面もあって日常を丁寧に過ごす幸せにも気付かせていただいたような。
個人的には、惚れ惚れする旅館様でした!
そして、日本秘湯を守る会のお宿は、五感を満足させてくれるんだなと実感しました。ファンになりました。
宿泊を、旅の目的にするのもいいなと思えました。
会員宿は全国140ヶ所くらいあるみたいなので、これからマイペースに訪れていきたいと思います😊
今回も見ていただき、ありがとうございました😊!
来週は長野県善光寺に立ち寄ってきた時のことを書きますので
ぜひ見にきてやってください〜♪
寒くなってきたので、皆さまご自愛ください😌!
ではまた!
にこ