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日記|2024年1月27日|アップリンクで映画を2本(カラオケ行こ!、違う惑星の変な恋人)

昨日飲みすぎたのか、眠りが浅かった。土曜にしては珍しく8時に目が覚める。ダルい体を引きずって、お風呂を沸かす。バブのハーバルアロマの入浴剤を入れて、ゆっくり浸かった。週末一発目の朝風呂は最高だった。

上がった後にちょっとダラダラしながら、今日何をしようかな、と考えて、映画を観に行くことにした。気になってた『カラオケ行こ!』を観ることを決めて、上映館をパーっと見てたら大好きなアップリンクが入ってる。即決。

アップリンクのサイトを見てたら、予告編で気になってた『違う惑星の変な恋人』を発見してテンションがあがる。絶対観よう。たぶんこっちの作品の方が気持ち的に気軽、『カラオケ行こ!』→ 『違う惑星の変な恋人』の順になるように予約。

家事が溜まってたので、午前で片付けると決めてからテキパキとこなす。洗濯物を干す時はいつも何か動画を見てるのだが、Netflixをつけると『左ききのエレン』が目に入る。数年前から気になっていたのと、昨日の飲み会で話に出てきたのもあり、迷わず再生した。

想像以上に惹き込まれる。圧倒的な才能を前にして落ち込み、努力する凡人。総合広告会社の華やかなクリエイティブの裏側。広告業界にいた身としては、興味津々で目が離せなかった。どんどん見進めて、気づいたら折り返し地点まで来ていた。たぶん明日には見終わる。

眠くなってきたので、映画中にうとうとしないようにお昼寝をした。適当なところで起きて、アップリンクに向かう。結論からいうと、今日観た2本は最高だった。最高すぎて、余韻を楽しむ余裕を作らずに、連続にしたことをやや後悔。

1本目は『カラオケ行こ!』。ヤクザがカラオケ大会のために、中学合唱部の部長に歌の先生を頼む話。とにかくクスクス笑えるところと、シリアスなところのギャップがすごく良い。綾野剛の紅、面白すぎる。久しぶりに山場でめちゃくちゃ泣いた。出てくる登場人物もみんな人間臭くて愛らしいし、すごく好きな作品。観た後、友達にカラオケ行こうと連絡した。

2本目は『違う惑星の変な恋人』。好みど真ん中で最高だった。予告編見た時から、ずっと気になってた。想像の何倍も良かった。上映中、こんなに何回も笑う映画は久しぶりだ。私だけじゃなくて、同じ回のお客さんたちもみんな笑ってた。

四角関係(正確には五角)の、恋愛群像劇。みんな基本的にすごく変な人たちで、さまざまな会話劇が繰り広げられる。この変な人たちがめちゃくちゃイイ。

滅多に買わないパンフレットを購入

まっすぐでピュアなむっちゃんも、結局ブレブレなグリコも、憎めないけど気持ち悪いモーも、全部私の中にいる。それから、キャストも良かった。特に、中島歩さんが好きだったから。印象や普段の役とは違って、ちょっとクズな役回りなのも新鮮。グリコの筧美和子さんも、ぴったり。ご本人とグリコを近づけるために、衣装は自前が多かったんだとか。

パンフレットを眺めてたら、巻末に完成台本がついていた。1ページ4列が、14ページ分もあってすごいボリューム。しかも長回しがたくさんあったみたいで、主演たちもやはり台詞覚えるのが大変だったみたいだ。会話劇大好きだが、出演者の努力のうえに作品が成り立ってること、忘れないようにしたい。

映画を1日に映画館で2本観たが、記憶にあるうちではやったことない気がする。家だと2〜3本観る、とかはあるけどね。2本観れて幸せだったが、やっぱり『カラオケ行こ!』に浸る時間もう少し欲しかったな。『違う惑星の変な恋人』が最高だったから、そちらの余韻が響き渡っているから、というのもある。

変で人間味あって憎めない一生懸命な人間がとても大好きになった1日だった。そして今日は余裕あれば、『枯れ葉』も見ようとしてたのだが、2本で集中力を使い切ったので、やめておいて良かった。観たい映画がたくさんあって、鑑賞が全然追いつかない。

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