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日記|2023年11月27日|『ミルク・アンド・ハニー』にくらった朝、パツパツの月曜日と古着

昨日は歌会から帰った後、何かとバタバタしてすぐ寝付けずに、それでいて連休中に溜まった業務のために早く起きたので寝不足だった。久しぶりに気怠い朝だった。通勤電車は仕事をする気になれず、近所の古本屋で買っておいた、村山由佳さんの『ミルク・アンド・ハニー』を読み始めた。物書きの女性が、恋人との関係に悩んで、過去の恋人と逢瀬を重ねる話。

話は好みど真ん中だったが、読むタイミングとシチュエーションの組み合わせが残酷で、こんなにひどい読書体験は久しぶりだった。冒頭から私が連休中にいちばん苦しんだのと、近い内容や色々思うことで物語が始まった。気分が落ち込んだところから、わけもわからぬまま連休明け一発目の仕事が始まった。これから気分で、朝に本を読むのはやめよう、うっかりメンタルを破壊しかねない。

ただでさえ連休明けの業務でパツパツの月曜日に、さらに差し込みで重くて緊急度の高い業務がやってきて、それを対応しながら時折フラッシュバックする元恋人の言動に戦い、そんなことをしているうちに思慮の浅い発言をして激しく反省し、とにもかくにもひどい月曜日だった。何回言えば気が済むんだろう。今日お昼とる時間さえあまりなく、悪循環に悪循環を重ねた。

そんな月曜日を唯一支えてくれたのが、連休中に高円寺のクロネコマリンで買った、古着のパキッとした色のニットだった。友人と高円寺で遊んだついでに、古着好きな友人と一緒に見ていて気に入ったもので。デザインも好みであるし、友人もお店の人も似合ってると絶賛してくれて、気分が良かった。古着は興味があるけれど何を選んでいいかよくわかってなくて、大学生時代も友達と行ってたけれど、結局新品みたいな服を選んでしまう悲しさで足が遠のいていた。やはり服は人と買いに行くに限る。

職場でよくすれ違うお姉さんにも、その服とっても可愛いと、声をかけてもらって嬉しかった。病める時に見た目も最悪だと、精神の拠り所がなくなってしまうので、こういうところから土台を作っていくことが大事。

昨日のnoteにも書いた感じで、まだ失恋の膿が出しきれてないので、明日は職場の仲良い先輩に話を聞いて貰うことにした。先輩には、前のひどい失恋も話聞いてもらっていて、いつも失恋している人みたいになってとても恥ずかしい。早く抜け出したい。帰ったら、冷蔵庫のキャベツとトマト缶と玉ねぎでサクッとミネストローネみたいなスープを作って、食べたらそそくさとお風呂に入って『ミルク・アンド・ハニー』を読みながら寝よう。ひとりのときも、少しでも早く膿を出さないといけない気がして。

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