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女でもShun Koyamaさんになりたい/魅力やKimpton Shinjukuの話
異性で「この人みたいになりたい」と、身体感覚を伴って強烈に憧れた人はなかなかいない。尊敬や恋愛感情とも少し違って、今の自分の延長として切実にこの人に飛躍したいという感覚。
それがShun Koyamaさん。ファッション・インテリア・カフェ巡りなどライフスタイル系のVlog発信しているYoutuber。外資PR会社に勤務しながら、自分のアパレルブランドのクリエイティブ・ディレクターをしている。
初めて知ったのは確か2年前。友達と蔵前に遊びに行った帰り、とても楽しくて素敵な場所だと思ったので、YouTubeで蔵前のVlog調べて動画を見つけた。たぶんこの2つ、蔵前散歩とルームツアーを見た。
お洒落で趣味も合いそうだなくらいの感覚でチャンネル登録。しかし気づいたらこの方の動画を見るのが生活の一部になっていた。取り上げているインテリア・カフェ・ホテルステイも全部好き。
ファッションも昔は好きだったんだけど、今は着られる服が限られるから楽しめてなくて、でも本来的には凄く興味ある。幼稚園の時の将来の夢は、ファッション・デザイナーだった。
Shun Koyamaさんの魅力
お洒落なのは動画見てない人にも伝わると思う。動画を見てきて、人間としての力強さや人生を楽しんでいる生き様がすごく魅力的だと思った。
自分の理想や挑戦したいこと、きっと目指しているのは物凄く高いレベルに見える。今でも十分素敵なのに、常に現状に甘んじないで努力している。非常にストイックで、何より楽しそうにやっているところが痺れる。言い訳や立ち止まりをせずに、ひたむきに目標向かって行動を積み重ねている姿が伝わる。
きっと仕事だけでも会社員・YouTube・アパレルと忙しいはずなのに、友人も大切にしてよく遊んでいる姿も印象的だった。人間的にも魅力的だから人も集まるだろうし、やることたくさんあるからこそ頭を使って時間をうまく捻出しているんだと思う。
自分への向き合い方だけじゃなくて、他者への接し方や向き合い方も考え方も素敵。
「人を好きだと思う瞬間は?」という質問に、「今まで嫌だったことがその人のためだったら良いなと思うとき」と答えていた。電話が苦手だったそうだが、遠距離恋愛でFaceTimeが多かったという。電話でも嫌なのにできるかい、と思っていたが、そのうちFaceTimeしないと寂しくなったらしい。完璧そうな人の人間味を感じたエピソード。
もうひとつ印象的な質問があって「顔も悪く25だけど彼女ができない。どうしたらいいですか?」という質問に、「無責任なことは言えないけど、自分でそういうこと言わないでほしい、悲しくなる」と返していて心が温かくなった。このくらいストイックな人であれば、「努力が足りてないんじゃないですか」と返しそうなものを、「あなたは美しい、もうまっっったく問題ないです」と清々しいくらいポジティブな切り返しだった。
「恋愛じゃなくてもいい、動物や自然でもいい。何かを愛する気持ちは大事だと思うので、それをもっていたら十分」「何かを愛するためには自分のことを愛せないとできない。世間や何かの"かっこよさ"に惑わされずに、自分の素敵なところを見つけて、育てていってほしい」と。
文字で書くと特別に新しい考え方ではないけれど、それでも正面切って人に伝えられるのは相応の痛みや苦しみを知っている人。また素敵だなと思った。
Kimpton Shinjuku 宿泊記
最後にShun Koyamaさんのこの動画で刺激受けて、泊まりに行ったKimpton Shinjuku Tokyoがすごく素敵だったのでおすすめしたい。
海外含めて色々なホテルに泊まってきたが、心底うっとりしたホテルステイだった。1年前の感想を書き連ねる。
ラグジュアリーホテルというと、例えばリッツ・カールトンはひとり一泊10万はするのでなかなか手が出しにくい。でもキンプトンはグレードにもよるものの、ひとり3~4万で一泊できる。決して安くはないけれど、私は値段以上の感動をもらえたので喜んで払いたいと思う。
Kimpton Shinjuku Tokyoは人と人との繋がりをコンセプトにした、ニューヨークライクなブティックホテル。スタッフもほぼ日本人がいないので、誇張なしに海外のホテルに泊まりに来た気分になる。
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お部屋もシンプルながら、ときどきの遊び心があって好きだった。バスルームのシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが3つとも全部違う香りで、重ねると1つの香りとして完成するのに感動。
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サービスもとっても充実していて、チェックイン後17:00のイブニング・ソーシャル・アワー、翌朝のモーニング・キック・スタートが特徴的。
イブニング・ソーシャル・アワーは、ワインやカクテル、ピンチョスをいただきながら、スタッフや他の宿泊者と交流できる。お話したスタッフさんがフランスと日本のハーフの男性で、フランス料理でキャリア積んでからキンプトンにオファーもらって勤めているそうで、とても感じが良くて素敵な方だった。
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モーニング・キック・スタートは早朝にカフェで好きなドリンクを一杯テイクアウトできる。事前リサーチで気になっていた、名物のほうじ茶ラテにした。びっくりするくらい美味しくて雰囲気の良いカフェで、宿泊せずともまた普段使いに訪問したい。
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朝食は5,000~6,000円と聞くと少しお値段は張るものの、払う価値のある美味しさやサービス、ボリューム感だった。メイン1品選べて、ドリンクやサラダ、パン、グラノーラがついている。
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メインはずっと心に決めていた、エッグベネディクト。何度もサラベスに食べに行こうと思っては挫折してたので嬉しくて仕方なかった。ポーチドエッグにサーモン、イクラで顔から幸せが溢れた。ドリンクもフレーバーティーからコーヒー、ジュースまで何種類もあっておかわり自由。ゆっくり過ごしながら何杯かいただいた。
東京に住んでいるとなかなか都心のホテルにステイする機会なかったが、コロナをきっかけに東京には本当に素敵なホテルがたくさんあると知った。日本橋兜町のK5も、銀行をリノベしたブティックホテルでずっと憧れている。なかなかお値段が張るので、もう少し稼いでからの目標と思ったりしている。
Shun Koyamaさんみたいに会社員をしながら好きなことも仕事にして、楽しみながらK5資金を貯めていきたい。