【新型コロナと喘息】吸入ステロイド薬を止めるな!
先日、一部週刊誌に、新型コロナウイルス感染症に感染・重症化しやすい薬剤の一つとして喘息に対する吸入ステロイド薬に言及している記事が掲載されました。
気管支喘息の治療中の皆さんや家族の皆さんは、新型コロナウイルス感染を人一倍気にされていらっしゃることと思います。
それによって、家族から「吸入ステロイド薬止めた方がいいのでは」と言われてしまった方もいらっしゃるかも知れません。
こんな記事を読んだら誰だって心配になってしまいますよね!
ですが最近では、気管支喘息の方は、新型コロナウイルス感染にて重症化しにくいことが、報告されています。
(これに関しては、また後日、詳しくお話ししますね。)
日本呼吸器学会、日本小児アレルギー学会との3学会合同見解として、
「吸入ステロイド薬は喘息の治療にとって最も重要な薬剤であり、インフルエンザやかぜウイルスなどへの感染時も喘息の悪化を防ぐために継続して使用することが推奨されている薬剤です。
自己判断での吸入ステロイド薬の減量・中止はしないようにお願いいたします。
不適切な吸入ステロイド薬の減量・中止は喘息発作を誘発し、救急外来受診や入院のリスクを高めます。
そのような際に新型コロナウイルス感染症の患者さんと接触する危険性もありますので、適切に吸入ステロイド薬を中心とした薬剤で喘息のコントロールを良好に保ち、発作を予防することが重要です。」
と発表されました。
(詳細はこちらから)
ですから、吸入ステロイド薬が新型コロナウイルスの感染や重症化のはっきりした証拠はなく、自己判断で吸入ステロイド薬を止めないで下さい!
ご心配なことは、是非ともかかりつけの先生にご相談して下さいね。
喘息の治療中の方のより良い日々の生活を願っております^^
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「本サイトにおける主張は私個人のものであり、所属団体とは一切関係ございません。」
アレルギー専門医 おかよし
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