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自分的40代になって分かったこと

こんにちは、アレンです。今年で45歳を迎え、人生の中間点に立っていることを実感しています。子どもの頃は時間が無限にあると感じていましたが、年月はあっという間に過ぎ、もう人生の半ばを過ぎていることに気がつきました。90歳まで生きられるかは分かりませんが、もし生きられるとすれば、残りは45年です。
人生は短いように思える一方で、長い旅のようにも感じます。これからの人生は、自分が思い描くライフスタイルを目指していきたいと思います。今の私はこれまでで一番幸せで、これからの人生もさらに良くなると信じています。これから40代に突入する方から、既に40代に入っている方まで、この文章が少しでもお役に立てれば幸いです。

今の選択が未来を創る


40代になり、私が気づいたのは、現在の位置にいるのは、過去の自分の選択の結果だということです。私たちの人生は、これまでに選んだ選択肢の積み重ねに他なりません。仕事、人間関係、ライフスタイルや思考パターン、これら全ては過去の決断の積み重ねです。現在が理想とは異なるかもしれませんが、その未来を変える力は自分自身にあります。そして、変化は年齢関係なしに今から始めることができます

今後も多くの選択に直面しますが、それらが最終的に正しいかどうかを知るすべはありません。しかし、選択する力は自分自身にあります。政治や経済、周囲の人々や環境のせいにすることは容易いですが、最終的には、どのような状況にあっても、その選択をしたのは自分自身です。従って、今後も自分で選択し、望まない状況から脱出することが可能です。例えば、日本の生活に不満があるなら、海外での生活を選ぶことも一つの選択です。

40代になるということは、人生を自らの手で導き、理想の未来を築き上げる自由と責任があるということです。私たち全員は自分の意志で選択し、人生を前進させる力を持っています

自分がコントロールできないものに気を取られない


私たちの生活には、自分自身でコントロール可能なこととそうでないことが混在しています。例えば、国の経済や会社の倒産のような大きな問題や、他人が自分についてどう思うかのような外的要因は、個人の力では変えられません。しかし、自分の受け取り方は自分でコントロールできる唯一無二のものです。どんなに否定的なコメントを受けたとしても、それにどう反応するかを選ぶのは自分です

特に今の情報溢れる社会では、他人の意見に影響されずに自分を優先することは難しいかもしれませんが、私は自分自身を最優先に考える「自分ファースト」の姿勢を大切にしています。自分が本当に幸せだと感じることを追求することが、自己実現への鍵です。「誰もあなたを助けてくれない」という厳しい現実を受け入れ、自分の問題は自分で解決する勇気を持つことが重要です。現状に満足できないなら、勇気を出して変化を求めてください。変えたいと願うなら、行動に移しましょう。そして、何か新しいことを始める際には、その成果がすぐには現れないことを理解し、長期的な視点を持つことが大切です。実際のスキルの習得や成功の実現は、時間をかけて積み重ねていくものです。

心身の健康が全ての土台


若い頃は、私にとって「お金」が最も大切なものでしたが、40代になってからは、ためらうことなく「健康」と答えるようになりました。日々の忙しさに紛れて忘れがちですが、健康の価値は計り知れません。健康を保つ鍵は、「運動」「食事」「睡眠」の三つで、これらをバランスよく実践することが不可欠です。特に、心身は互いに影響し合っており、適切な睡眠と適度な運動は、健康な体だけでなく、健全な心も育みます。心が健全であれば、マインドもポジティブになり、運動や勉強、仕事への挑戦に必要なエネルギーをもたらします。

アスリートのように自分の体を大事にすることは、全ての人に求められることです。飲酒、喫煙、ジャンクフードの摂取を避け、毎日の食事が体と心に大きな影響を及ぼすことを常に意識しましょう。かつて私はエネルギードリンクや炭酸飲料を好んでいましたが、今ではすべて水に切り替えています。週に4~5回は柔術とブレイキンを行い、自重トレーニングはほぼ毎日欠かしません。睡眠も7~8時間確保し、早寝早起きを心掛けることで、かつてないほどの体調を実感しています。

40代になると、年に一度の人間ドックや健康診断の受診を推奨します。また、眼科や歯科の定期検診も重要です。この年代からは、健康への注意や投資を一層強化する必要があります。

他者を尊重する姿勢


40代になり、今後の人生で達成したい多くの目標があり、まだ仕事で大きく貢献できることを実感しています。しかし、次世代にバトンを渡す時が来ることも認識しています。40代は若さを保っているとはいえ、次々と現れる優秀な若手や革新的なテクノロジーにより、現在の地位が脅かされる可能性があることを予感しています。いくら今が輝かしくても、誰もが代替可能な存在になり得るのです。

このような世界で生き抜くには、過去の成功体験に固執するのではなく、新たな挑戦を始める勇気が必須です。謙虚さを持ち、どんな人からも学ぶことができる姿勢は、成熟した大人の魅力を形作ります。逆に、過去の栄光にしがみつき、他人を見下すような態度は避けるべきだと思います。現代の急速な変化に対応するには、柔軟な思考とオープンなマインドが不可欠です

私自身も、過去の経験に縛られず、新しい知識を吸収し、様々な年齢や背景を持つ人々から学ぶことの重要性を心に留めています。固有の価値観は持ちつつも、まだ知らないことがたくさんあるという謙虚な心構えを持つことで、学びの幅は格段に広がります。また、思いもよらない斬新なアイデアはしばしば他者から出てきます。背景や年齢に関係なく、周囲の人々に耳を傾け、敬意を払うことの大切さを再認識しています

生きがいを見つける


私たち一人ひとりには、それぞれ異なる生きがいがあります。私にとって、生きる意味の一つは「挑戦すること」に他なりません。既に生きがいを見つけている人は、その道を進み続けるべきですし、まだ探している人は、探し続けることが大切だと思います。新しいことに挑戦する際は、事前の偏見を持たず、興味があれば一度は試してみるべきです

例えば、私は40を過ぎてから自分の会社を立ち上げました。会社運営はマーケティングや営業、製品やサービスの提供といった、華やかなイメージとは裏腹に、非常に地道な作業が求められます。また、経営資源である、キャッシュフローや人財に常に注意を払う必要があり、MBAで学んだ理論と現実の運営は大きく異なります。

去年は柔術も始めました。格闘技に挑戦することは昔からの夢でしたが、実際に始めてみると、予想以上に困難でした。直接経験してみなければ、その本質や困難さを理解することはできません。40を過ぎても、新しいことを始めるのに遅すぎるということはありません。「年齢はただの数字」と考え、40代以降も積極的に挑戦を続けるべきです。また、チャンスを掴むことの重要性を忘れずにいることも大切です。多くのチャンスは人間関係から生まれるため、日頃から人との良好な関係を築くことが重要になります。

周りに感謝する


40代を迎えると、死がより身近なものとして感じられるようになります。歳を重ねるごとに親の老いや祖父母との別れを経験し、周囲の人々の死に直面することが増えていきます。突然何が起こるかは誰にも予測できないものです。そんな中で、ただ生きていること自体が奇跡のように思えてきます。

以前、友人と冗談めかして「私たちは生き残った精子だ」と話し合ったことがありますが、この地球上で生を受け、さらには平和で豊かな国である日本で生まれたこと自体、すでに「勝ち組」の一員です。友人や家族との出会い、健康でいられること、美味しい食事が楽しめること、仕事があること、平和な日々が送れることなど、日常生活の中で感じるさまざまな幸せに、改めて感謝する必要があります。しかし、私たちはしばしば、これら当たり前のようでいて奇跡的なことを忘れがちになります。

健康を失った時に初めて健康の大切さを実感するなど、大切なものの価値を失って初めて気づくことが多いのです。忙しい毎日の中でも、私は時折立ち止まり、感謝の念を持って生きていること、そして支えてくれる人々を想い出します。特に、困難な時に支えてくれた妻や家族には計り知れない感謝を感じています。感謝の心を持つことで、私たちは自分一人では何も成し遂げられないことを深く理解し、より柔軟なマインドを育むことができます。そうなると、他人に助けを求めたり、支援を提供したりすることが自然とできるようになります。実際、仕事を含めたほとんどの事は、一人では成し遂げることが限られています。感謝をすることで、私たちは協力し合い、支え合うことの大切さを再認識できるのです。

このように、40代という節目は、生と死をより深く考え、日々の小さな奇跡に感謝する機会を与えてくれます。私たちは、生きているだけでなく、生きている毎日に感謝することで、人生の質を高め、より豊かな心を育てることができます。

常にかっこいい大人へ


40代という年齢になっても、ずっと「かっこいい大人」であり続けたいですよね。私が思うに、真にかっこいい大人とは、外見や社会的地位だけでなく、自分がどのように見られているかに気を配り、誰にでも公平に振る舞える人のことを指します。権力を振りかざすことなく、人を平等に扱い、愚痴や悪口を言わず、一貫して人格を磨くことにフォーカスする態度こそが、本当の魅力を生み出します

このような人物を目指すためには、「心技体」のバランスが不可欠です。心は、常にマインドフルであり、他人を尊重し、共感を持って接することやパーパスを持っていること。体は、適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠を通じて、健康を維持することや行動に移すこと。技は、自己の強みを理解し、学び続けることで一生涯スキルを磨き、そのスキルで社会に貢献することです。

これらは一朝一夕には達成できないもので、日々の意識と努力が必要です。私自身もまだ学び続けており、自分の理想を追い求めています。私たち全員で素敵な40代、そしてそれ以降もカッコいい大人を目指していきましょう。この記事を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます!

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【私の自己紹介】

Aki Allen Kaneko
1979年 カナダ・トロント生まれ。日本に帰国後、学校生活に馴染めず高校中退。その後、大検に合格し、青山学院大学に進学。カナダのマギル大学でMBAを取得。

フランスの消費財会社、USの通信会社、UKのコンサルティング会社を経て、現在はEUの医療機器メーカーでアジアのオペレーションディレクターを務める。また、サイファーホールディングス株式会社を創業。新規事業コンサルティングや英語コーチングビジネスを展開している。

自らの20年間の外資系経験と起業経験をベースにキャリアアップや起業など多種多様なキャリアパスを示し、それを実現するためのマインドや勉強方法を推進。また、グローバルリーダーを育成するためのコーチングセッションや、企業の成長・挑戦を支援するため、ミッション・ビジョンに繋がる経営戦略の策定方法からマネジメントの考え方まで幅広く発信している。

趣味はブレイクダンス、ブラジリアン柔術と読書。最近は生成AIとデジタルマーケティングの勉強にはまっている。


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