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動画第41弾「全体の印象は内声が左右する!?~アリオンの琴歌」

アラインです。よろしくお願いします。


新作動画を投稿しました。今回演奏したのは八木澤教司作曲の「アリオンの琴歌」です。noteではまだ登場していませんが八木澤作品はこれで2つ目です。(過去動画の事も忘れないうちに書かないと…😅)



この曲はこれまたnoteでは登場していない「合奏協奏曲」のコメントでリクエストをいただきました。「合奏協奏曲」はヴィヴァルディ作曲のバロック音楽です。今回演奏した「アリオンの琴歌」は『バロック音楽とポップスの折衷的な作品』と作曲者コメントあります。リクエスト主さんはそれを意図されたのかなと思います。


さて、記事のタイトルですが、《アンサンブルにおける内声の役割とは》みたいな立派な事を書くつもりもなく、そもそもそんな立派な事は書けるわけもなく。ただ、この曲を練習して録音を聴いていて思った事をそのままタイトルにしてみただけです。


主に主旋律を担当するソプラノ、ベースラインを担当するバリトンを外声と呼び、対旋律やハーモニーを担当するアルト、テナーを内声と呼んでいます。(人間で言ったら顔やスタイルが外声で、性格や所作が内声と言ったところでしょうか。そう考えると、いくら外声が上手くても内声が微妙だと全体の印象も微妙だし、内声を綺麗に響かせるのが難しいのは人間と同じかも知れない……)


今回、気をつけたのはアルトの吹き方です。多重録音の順番はある時期からバリトン→テナー→ソプラノ→アルトで重ねるようにしています。ソプラノの吹き方に合わせてアルトを吹かないといけないなと思ったのと、ソプラノを最後にすると3パート+メトロノームが鳴った状態で吹くので自分の音が聞こえづらく、すごく力んで吹いてしまうのがよくないと思ったからです。

アンサンブルの中でのアルトは吹奏楽の中での役割とは違ってかなり色々なことをしないといけないと思います。

主旋律、ハモリ、対旋律、コードが一曲の中でめまぐるしく入れ替わります。ソプラノとペアになるときは高音域で、テナーやバリトンとペアになると低音域でシビアな音程や音色のコントロールを要求されるポジションです。しかも、主旋律になったらしっかりアルトらしく主張しないといけない。世のサックスアンサンブルのアルト吹き様は大変だなと思います。(テナーも似たような境遇ですがテナーの役割はまたちょっと違うと思うので、またいつか記事が書けたらその時に。)

本題からどんどん逸れている気がしますが、今回の曲では、そのアルトの役割を再認識させられました。仮録音の時(コチラから聴けます)はかなり主張強めで、ソプラノとのハモリでもソプラノと同じ勢いだったりテナーとペアになるときはテナー置いてけぼりかってくらいの勢いで演奏していました。ちょっとこれはなんか違うなと思って、ソプラノとハモる時は一歩下がって、テナーとペアになるときは音色を優しくを意識して演奏するようにしました。そうすると自分としてはかなり印象が変わったなと思います。たった4パートなのに奥が深いサックスアンサンブル。

というわけで、今回はここまで🎷



よかったら聴いていってください🐻✨

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