動画第66弾「親しみやすいサックス四重奏曲~Quatuor pour Saxophones」
アラインです。よろしくお願いします。
今回の動画はジャンジャン作曲の「サクソフォン四重奏曲」です。去年はサンジュレーを演奏しました。サンジュレーを練習しているときから来年はジャンジャンかなぁと何となく決めてました。
この曲もサンジュレー同様にアンサンブルコンテスト(通称「アンコン」)で数多く取り上げられた曲なのではないかなぁと思います。
何と言っても分かりやすいメロディー。そして、楽章ごとにタイトルがあって曲のイメージがしやすい。このあたりが選曲される理由なのかなと思ったりします。
この曲を演奏するにあたって改めてジャンジャンという人物について調べてみました。F.ジャンジャンはビッグバンドで活躍したトランペット奏者で、兄のM.ジャンジャンは詳しい記録は残っていないようです。彼ら兄弟の共作であるこの四重奏曲はギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団に捧げられたようです。(トルヴェール・クヮルテットのアルバム「Tipsy Tune」を参考に書きました。)
さて、演奏について。楽章ごとにコメントしていこうと思います。
第1楽章「田園の楽しみ」
日本の田園とは様子が違うだろうから、どんな楽しみなのかなぁと思いを馳せながら演奏しました。
のどかなタイトルとは裏腹にトリルでてんやわんやな楽章です。トリル難しい…。冒頭のソプラノのテーマが曲全体を通して各パートを巡って行きます。この動きはB♭管の方が難しかったですね。
そして、バリトン。息継ぎするところが無い部分があってどうやってバレないように吸うのかを考えてブレスの場所決めたんですが、バレたかな?😅
トリルに苦しめられて1番練習時間がかかった楽章かなと思います。ちゃんと基礎練しなきゃですね…。
第2楽章「懐かしい風景」
緩叙楽章です。昔を懐かしむような哀愁漂う美しいメロディー。この楽章は個人的にはとても良い仕上がりになったかなと思います。各パートのバランスやテンポの揺らぎも思ったようにできたかなと思います。最後のロングトーンもノンビブラートで決まったかなと思います。文句なし!
第3楽章「蝶々」
スケルツォ。ひらひらと舞う蝶々のように気まぐれな感じ。タンギングがもう少しコンパクトに音の粒がはっきり吹けるようになりたいなぁと思いました。中間部の終わりのソプラノ、アルト、テナーの8分音符の動きのハモリは上手くいったかなと思います。お気に入り😊
第4楽章「広場の音楽会」
賑やかで楽しそうな雰囲気の曲です。お祭りのイベントかなぁと想像しながら演奏しました。軽快な音楽とワルツの変化がおもしろい曲です。
中間部のテナーがメロディーの部分ですが、ここのテンポの揺らぎはかなり頑張ったかなと思います。4人で吹くなら誰かが合図を出したり誰かのテンポ感にみんなで合わせたらいいけど、何せ1人ですから。こういう部分をあたかも4人の奏者が演奏しているかの様に吹くかが個人的な楽しみでもあります。
そして、ワルツの部分ですが、“ウィーン風に”と指示された箇所があって、どう吹けばいいのかなぁと考えながら練習するのが楽しかったです。ぜひ探してみてください😊
あとは、サンジュレーの4楽章もこれもソプラノの連符が大変なのですが、サンジュレーの反省を生かしてジャンジャンではあまり転ばないように吹けたかなと思います。スラーでずーっと吹くはほんと難しいですね。まだまだ練習不足です。
というわけで、今年も四重奏曲に挑戦してそれなりに形になりました。また来年も頑張りたいなと思います。
それでは、今回はここまで🎷
よかったら聴いてみて下さい🐻🎶
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