劇場版ラジエーションハウスを観たら最初から最後まで涙が止まらなかった
※ネタバレ含みます
初見でした。
ドラマ時代から気になっていたのですが、どうも医療ものが怖くて避けていたんですよね。
ですが「壁を越えてみよう」と思い、意を決して映画館へ。
物語は、意外にほのぼのした雰囲気で始まります。
なるほど主人公のイガラシくんは本田翼が好きということか。
まわりの仲間たちも癖は強いですが頼りになりそうな人たちそうです。
こういう「チーム感」が良いですね。
技師長のいかりや長介・・ではなく、小野寺さんが、広瀬さんに言ったセリフ。
「あいつに足りないのはね、いつだって、自信だけですよ」
このセリフは、熱い。
彼女をよく見ていないと出てこないセリフですよね。温かい気持ちでいつも見守っているんだろうなぁ、と思うと込み上げてくるものがあります。
そんな良いチームに訪れる黒い影。
いきなりの事故シーン。
あまりの衝撃と、そして、悲しみの涙。
あんなに幸せそうな2人が・・・
医療従事者は命を平等に扱うのですよね。自分はやはり一般市民感覚で、加害者より被害者を先に救いたくなります。
だからといって、人質を取って立て篭もりを図った被害者の旦那さんの行為は自分勝手で、許されるものではないと思います。
ただ、旦那さんがナイフを放り出したあと、鏑木先生が悲しげに視線を落としていた様子に、何とも言えない感情になりました。
その後。
意識不明の妻に何度も
「今日は雨だぞ!」
「雨だぞ!」
「・・雨だぞ!」
と呼びかける姿は、涙無しでは見られませんでした。(たまたま近くの客がいなくてよかった)
そして、次から次へと発生する問題。
文字通りの孤島の中で、甘春先生がたった一人で大勢の患者を前に、心が挫けそうになっていたその時。
来るはずのない、チームの仲間が颯爽と現れる!!
すぐに準備を始める彼らたち。
頼もしすぎる!
ラジエーションハウスに残っていた技師長が、人手不足となる病院に昔の仲間たちを頼って連れてきていたシーンもすごく泣けました。
「困ったときに仲間が協力しあい、そして、助けに来る」場面が、鳥肌が立つとともに、この映画で一番感動したところです。
問題をなんとか乗り越え、最後の最後の感動シーン。
主題歌の「More Than Words」が流れるエンディングロールは、ずっと余韻に浸っていたい気持ちになりました。
この記事の画像にある
「ひとりで闘う必要なんてない」
が作品の全てを物語っていると思います。
この言葉を読んだだけで泣ける・・・
仲間との友情が光る、感動の物語でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?