神様のお話
最近、美容師さんに髪切ってもらっているときの雑談で神様のお話になったので、今月のnoteのテーマはこれで行こうと思います!
まぁまずなぜ、こんな話になったかという経緯ですが、最初はテレビやYouTubeの話をしていた延長に宇宙や人類の話になっていたんですね。そしてそこから、人はどこからやってきたのか、生命の誕生は如何にしてみたいな話になったんです。
結構自分はこういう類の話が好きで、浅い知識(ですので以下の話に多少違っているところがあってもご容赦ください)ではありますが、人類学、生命学の研究なども興味があります。地球の誕生が46億年前、そして海や大地の変化、自然現象を経て最初の生命(ミトコンドリアやアメーバのようなものだったと言われています)が誕生したのが27億年前、そこからさらに魚類、両生類、爬虫類など進化、共存、絶滅などを繰り返して、恐竜が生きていた時代が2億年前〜5千万年前、そしてようやく人類の祖先となる二足歩行の動物が出てきたのが700万年前、そう、つまり恐竜時代が1億5千万年間あったのに対し、人類はその10分の1の時代すらまだ生きていないのです!(本当に途方もない年月ですね・・・)そしてそこからさらに枝分かれを繰り広げ、よくチンパンジーが人間の祖先と言われたりしますが、実際は相当初期に枝分かれしているようです。そしてようやく、今現在の直接の祖先であるホモ・サピエンスが誕生したのが10万年前。まだまだ×10、人間て地球からしたら新参者なんですね。。
だから脈々と受け継がれてきた生命の繁栄のなかで、自分がこの世に生まれてくる確率って、天文学的な数字、もうそれは宝くじが当たるよりも何百倍もの奇跡なんだって思えてくるんですよね。よく「生きているだけで丸儲け」なんて言葉を耳にしたりしますが、本当その通りで、この世の人類は全員、超絶的な運(ラッキー)を持ち合わせている人たちなんだろうなと思っています。
さて、ここからどう神様の話になったかというと、その美容師さんのお客さんで牧師さんの方がいるらしく、その牧師さん曰く、神様が人間をお造りになられたという話をされていたそうです。神様だからなせる奇跡と仰っていたそうです。私も又聞きなので、正確ではありませんが、前述の進化人類学という話はあまりその牧師さんは肯定されていなかったそうです。(僕はちょっとそこは考え方が違うかなあと思いました。)
日本はよく無宗教と言われ、こういった神様の話をすると、すごい空想論になったり、信じる信じないの2択でしか話がされなかったりすることがあるかと思いますが、
でも、僕の考えとしては自然現象=神、地球誕生からこれまでの自然現象は全くもって人間に理解できる範疇ではないと思っています。そして神様という存在も理解出来る出来ないという話はとっくに超越しているものというの風に思っています。だから、アダムとイブの話やノアの箱舟の話も実際にあったかどうかは知りません。それはもう聖徳太子がほんまにおったかどうか議論が交わされているのと近いものくらいに思っています。それよりかは、46億年今日まで地球が続いているという自然現象の奇跡そのものが神様であるとも思っています。
実は僕自身もカトリック信者で、日本の他の人たちと比べると、幼少期の頃から神様のお話を耳にしたり、お祈りをしたりするということが身近にありました。今でも朝起きた時と、夜寝る時は、心の中でお祈りしています。(15秒くらいで終わるものですが)
そんな僕も、カトリックを信じるから、プロテスタントや仏教、イスラム教は信じません、関係ありません!という風に思ったりはしていません。神様というのはそういったものも全てを超越した愛であるというのが僕としてはしっくりくるのです。その愛の形がいろんな宗教、宗派に分かれ、人々の心に宿っているという風に思っています。
最後に一つ、最近聞いた神主さんのお話ですてきだなと思ったこと。
世界では、宗教対立や信仰している宗教の違いで戦争が起きたりなど、普通なら争いへと発展する価値観の違いを、日本人はそれぞれの良さを楽しめる感性を持っているというのです。
神主さん曰く日本人は善悪ではなく、「美しさ」という判断基準があるそうです。江戸時代、ヨーロッパでは火薬を使って鉱物資源の採掘やトンネル開拓していたそうですが、日本はそれを自然を征服するためには使わず、「花火」というみんなが楽しめるものに使ったそうです。当時ヨーロッパの人々は火薬の使い方を知りながら、侵略や征服に使わなかった日本を不思議がっていたそうです。
この話を聞いたとき、心の拠り所がない(無宗教)の日本て少し寂しいなと思っていたものが、逆に日本人の他の国には見られないすてきな特徴なんだなと思えるようになりました!