【アニポケ感想】第71話「てらす池の出会い」の感想
はじめに
アラーです。今週もアニポケ感想をやっていきます。
先日、父とX(旧Twitter)を相互フォローしたのですが、アカウント教えなければ良かったかな、と若干後悔しております。生殺与奪の権を他人に握らせてしまいました。もう下手なことは投稿できないなと。自分の好きなコンテンツに対してどういう風に向き合っているのかを身近な人に見られるというのは、なかなか恥ずかしいものがあるなといった気持ちです。ただ、人に見られているということは、逆を言えば私自身もその人を見ることが出来ると。ということで、父がどんなことを投稿しているのか軽く目を通したところ、先日はハロウィンということで某アカウントが「お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ~👻」と投稿していたのですが、「イタズラしてください😉なんちゃって」という返信をしていて普通にウッとなってしまいました。何というか見たくないものを見てしまったなと。赤の他人だったら何とも思わないのでしょうが、父親だと知った上でこういうことをしているのを見てしまうと…。息子が見てるぞと当てつけのように「いいね」しておきましたが、この「いいね」で父がどういう感情を抱いたかは本人にしか分かりません。何とも思わなかったか、息子に知られて恥ずかしくなったか。
今回は、私のX(旧Twitter)のように自分の趣味にまっすぐなあの人が登場した回の感想になります。(なんて自然な導入なんだ…!)
それでは、よろしくお願い致します。
▼公式YouTubeの見逃し配信(11月8日(金)正午頃まで公開予定)
(今回のサムネの人、顔が良いな。流石は色男の子孫(推定))
あらすじ
てらす池にたどり着いたリコたちは、ブライアを見つける。リコが連れているテラパゴスを見たブライアは大興奮!!そんな彼女にテラパゴスのことを尋ねると、スカーレットブックを取り出し語りだす。それは、彼女の先祖・ヘザーのパルデアの大穴・エリアゼロでの冒険についてだった…。
(引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/pocketmonster2023/episodes/)
Chapter 1.てらす池とミロカロス
色々ありながらも、てらす池に辿り着いたリコ達。看板によると、大昔にどこかからもたらされた結晶の成分に溶けているという言います。パルデア地方ではないキタカミの里でも野生のポケモンがテラスタルする理由には、てらす池の結晶が関係しているのではないかとフリードは考えているようです。パルデア地方から遠く離れているキタカミの里に結晶がある理由。これは原作でも明かされませんでしたが、それが明らかになる日は来るのでしょうか。
フリードがブライアを探す間、リコ達は休憩しながら神秘的な池を眺めて、思いを馳せていました。すると、リコ達の前に一匹のミロカロスが現れました。ミロカロスは大人しいポケモンで人々の心を癒すと言われていますが、なぜか怒っています。そしてテラスタルでゴーストタイプになり襲いかかってきました。巧みな水中への回避とパワーで苦戦を強いられますが、ロイは策を見出します。祭りのヨーヨー釣りから発想を得たようで、ニャローテの蕾とウェルカモの踊りでミロカロスを誘導し、その隙を突いてアチゲータが攻撃するという作戦のようです。結果、作戦は成功。アチゲータとミロカロスのチャームボイス合戦になります。テラスタルが解け、ミロカロスを見事撃退…かと思いきや何と歌でアチゲータとミロカロスは分かり合いました。そしてミロカロスは落ち着きを取り戻し、池の中へと戻っていきました。
作戦成功を喜んでいたリコ達のもとに、フリードと共にブライアが現れるのでした。
てらす池のミロカロスは原作にも登場しましたが、テラスタルはしてきませんでした。どうやら、内部データ上だとテラスタイプがゴーストとのことなのですが、ネタが細かいのレベルを優に超えていますね。てらす池は原作だとエリアゼロを彷彿とさせるBGMが流れるため、関係性を感じざるを得ません。池の色は美しく神秘的なのですが、同時に人里から離れた地にある謎に包まれた秘境に不気味さを感じます。
Chapter 2.ブライアとの出会いとヘザーの冒険
ミロカロスを退けることに成功したリコ達のもとに現れたブライア。ブライアによると、てらす池の成分が大人しいミロカロスに変化を与えたと考えられるようです。テラスタルの結晶、ポケモンを強化する凄い力ではありますが、全くの無害という訳でもなさそうです。
そんな話をしていると、リコのリュックからテラパゴスが出てきます。思わず目を輝かせるブライア。観察しようとしますが、テラパゴスは必死に逃げ、ブライアも必死に追いかけるのでした。原作でもゼイユから指摘されていたテラスタルバカなのはアニポケでも相変わらずのようです。
と、ここでブライアから衝撃の一言が。
「同じように目覚めた個体を見たこともある。」
「現在は、これまでの研究について本をまとめているところでね。出版を目指して、大詰めのところだ。」
あくまで推測の域を出ないが、この発言からアニポケの時間軸としてはSVのストーリークリア後であると見て良いでしょう。以前に目覚めた個体は、ゼロの大空洞で我々主人公がゲットしたテラパゴス、研究についてまとめている本は、ストーリー後にブライアが執筆した『ゼロの秘宝』を指していると考えられます。クリア後にブライアのもとへ行くと、本の見本をもらえるのですが、原作ではエリアゼロから帰還後、寝ずに数日かけて執筆していたとのことであり、見本があるということは一応は内容をまとめられており、後は量産するだけといった段階なのでしょう。(本の制作に詳しいわけではないので悪しからず。)このことから、完全に原作に沿っているという訳ではないものの、時間軸としては概ねクリア後といった形だと考えることが出来ます。
さて、話をアニポケに戻しましょう。野営テントでリコ達とブライアは話を膨らませます。原作ではDLC編の黒幕最有力候補として挙げられ、蓋を開けてみれば「いや、黒幕どころかポケモン持ってすらいないんかい!」となったブライアですが、どうやら研究に夢中になりすぎてパートナーを見つけ損ねてしまったとのこと。こういった原作でも明かされなかった裏話がアニポケで明らかになるというのは良いと思います。その話を聴いてドットにも感じるものはあったようです。残念ながら、ブライアはラクアについてはレホールと同様に歴史書で軽く見たことがある程度の知識しかありませんでしたが、ルシアスがブライアの先祖であるスカーレットブックの著者・ヘザーと同じく、どこかでテラパゴスと出会っていたのだろうと、ヘザーの冒険について語ってくれました。
ヘザーは作家でありながら博物学の研究者でもあり、パルデアの大穴を調査するエリアゼロ観測隊に選出されました。最深部で宝石の洞窟と後に自らがテラパゴスと命名するポケモンを始めとした様々な不思議なポケモンと出会い、空間内を満たすテラスタルの波動に導かれ出現したのではないかと推測したそうです。ヘザーの記した本はオカルト本の烙印を押されてしまいましたが、ヘザーの正しさを証明することがブライアの夢のようです。ルシアスの手記にもスカーレットブックと同様にテラパゴスの名が記されていることから、どこかでルシアスもヘザーの本を読んでいたのではないかと推測されました。
ブライアはテラパゴスのフォルムについても話してくれました。リコ達が何度か目にしたテラパゴスの変化した姿。それはテラスタルフォルムといい、ノーマルフォルムからテラスタルフォルムになるには特別なきっかけや力が必要とブライアは推測しています。テラパゴスと六英雄、ラクリウムには特別な関係がありそうです。
夜になり、一行は再びてらす池を訪れることに。亡くなった人と会えるという言い伝えもあり、テラパゴスの力でルシアスのことが分かるのではないかと考えたからです。しかし、残念ながら何も起きず。ルシアスと共に冒険したのではないかと考えられるギベオンはエクスプローラーズのトップとして存命です。…とすると、もしかしたらルシアスもまたどこかで生きているのではないかと考えてしまいます。以前の回でギベオンがルシアスに対してまだ冒険は終わっていないだろうと語りかけていたこともありますので。
朝になり、ブライアとの再会を約束して別れました。大きな収穫はなかったものの、ライジングボルテッカーズと同じくポケモンの謎を追及する者の話を聴くことでリコには感じるものがあったようです。
Chapter 3.ちょっぴりカメラ好きの旅の者
ライジングボルテッカーズの面々が船で今後のことを話し合う中、ドットは外を散策していました。するとドットが見かけたのは不思議なガーディ。図鑑で調べてみると、大昔のシンオウ・ヒスイのすがたのガーディだと。ドットが思わず追いかけた先で出会ったのはガーディのトレーナー。話を聴くとシンオウの出身だそうです。ヒスイのガーディを連れているならヒスイのポケモンについて何か知っているのではないかとバサギリの話題を出します。バサギリについて情報を提供する条件としてドットは女性とバトルすることに。繰り出してきたのはリーフィア。ウェルカモでは相性不利、少しずつ押されますが。ここでなんとウェルカモが新技を習得。リーフィアに効果抜群のエアカッターです。エアカッターで虚を突きますが、でんこうせっかで回避されます。しかし、でんこうせっかを巧みにかわしたウェルカモのけたぐりが命中。バトルはドットとウェルカモに軍配が上がりました。
女性から提供された情報はなんとバサギリを見たというもの。ドットに連れられブレイブアサギ号にやってきた女性はサザレと名乗るのでした。
サザレは原作にも登場したキャラで、『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場する、コンゴウ団のリーダー・セキの子孫と推測されています。(公式が言及していないだけでサザレ=セキの子孫というのは、ほぼほぼ確定。)そしてサザレがバトルで出してきたリーフィアですが、セキの相棒ポケモンとして知られています。こういう過去作に絡んだ小ネタが出てくるとファンは嬉しいものです。原作ではバサギリと同じくヒスイのポケモンであるガチグマに関するイベントで登場しました。やはりサザレはヒスイ絡みで出てくる運命にあるのですね。
総括
今回、やはり気になったのはブライアのあのセリフですね。絶滅したと言われていたテラパゴスが同時期に複数個体目覚めたというのは原作ではなかった展開です。また、テラスタルの結晶の力にもまだまだ謎は秘められていそうです。温厚なはずのミロカロスがてらす池の力の影響で襲ってくるようになる、ポケモンを狂暴化させる力のあるラクリウム、結晶の力を司るテラパゴスとラクリウムは相反する関係、相反する存在でありながら似た系統の力を持つ2つの物質。テラスタルフォルムを解放しうるテラパゴスと六英雄の特別な関係とは。先が気になりますね。原作ではあくまでスグリがメインであったことから、大きく深掘りされることがなかったテラパゴスですが、舞台を変えたアニポケという形でどんどん深掘りしていってくれると嬉しい限りです。
最後に
ブライア関係の話は一旦一区切りということで、キタカミ編は六英雄・バサギリ関係の話に入っていきます。ブライアが出てくるところでゼイユももう一回くらい出番あるかな、なんて期待していましたが、そんなことはありませんでした。キタカミ編初回のちょっとした出番の中でも原作と同じく良いキャラをしてくれたゼイユなので、もっと出番が増えてくれると嬉しいなといったところではありますが、果たしてどうなるのか。
アニポケの時間軸がクリア後だとするとオーガポンやともっこ、モモワロウは出てこないのでしょうか。キタカミの里が舞台である『碧の仮面』のメインであるオーガポンですが、オーガポンを出すならば、オーガポンと因縁のあるモモワロウとともっこも必然的に必要となってくるので、どれか一部だけというのは考えづらいです。なので、考えうる選択肢としては全員出すか、全員出さないか。………………いや、出なそ~~w
オーガポンを出すならスグリも出さなきゃ、スグリを出すならSV主人公も出さなきゃともなってくるので、その辺りは難しいかなと。碧の仮面はメインのスグリもオーガポンもSV主人公あってのキャラなので、それがアニポケでは致命的になり得るという。正直出すのが難しい立場のキャラではありそうですが、小ネタレベルでも良いので少しでも……..本っっ当に少しでも良いので何かしら言及があれば嬉しいです。
今回は以上です。ありがとうございました。