記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

【アニポケ感想】第79話「オーバー・ザ・トップ」の感想


はじめに

アラーです。2025年最初のnote投稿になります。
あけましておめでとうございます。(今更)本年もアニポケ感想記事を中心に投稿していきますので、よろしくお願い致します。

▼公式YouTubeの見逃し配信

あらすじ

さらなるエンテイの情報を求めパルデア地方に戻ったリコたちは、ポケモンリーグ委員長であるオモダカに会いに行く。パルデアの大穴・エリアゼロに立ち入る許可を求めるが、オモダカが出した条件はポケモンバトルで彼女に勝利することだった…!リコ、ロイ、ドットVSオモダカ!トップチャンピオンを相手に、リコたち3人はどう挑むのか─!?
(引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/pocketmonster2023/episodes/)

Chapter 1.エリアゼロに立ち入る資格

六英雄・エンテイを探すためパルデアの大穴ことエリアゼロに入る許可をもらいにポケモンリーグにやってきた一行。面接官モードのチリと面接を……..?かと思いきや、あっさりいつものチリちゃんに戻るのでした。原作でも面接官モードのチリは登場していたのですが、こういったファンサは既プレイ勢からすると嬉しいものです。ちなみにあまりにチリの面接官モードがガチすぎてトラウマを掘り起こされた方もいたとか。
リーグ委員長のオモダカのもとにやってきた一行。ラクアのこと、六英雄のことを説明します。四天王の一人でリーグ職員でもあるアオキはテラパゴスのことが分かればテラスタル研究にも繋がると、リーグ側にもメリットがあることを感じ取りました。話を聞いた結果、オモダカは研究者であるフリードのみ立ち入ることを許可する判断をしました。一般の人間が立ち入りできない理由はパラドックスポケモンと呼ばれる危険なポケモンがいるからだと。リコ・ロイ・ドットの説得の結果、オモダカにエリアゼロに立ち入る資格を示すことに。即ち、それはトップチャンピオンであるオモダカに勝つことでした。
今話でリーグの中が少しだけ明らかになりました。原作では面接室、屋内バトルフィールド、屋外バトルフィールドしか分かっていませんでしたが、アニポケでオモダカの執務室のような場所が登場しました。屋内フィールドと同様、ポケモンリーグの中は全体的に無機質であることを基調とした建築物ようです。他地方のポケモンリーグは城のようだったりと豪勢なイメージがありましたが、パルデア地方だけ明らかに異質と言えます。パルデア地方はチャンピオンが資格制であることから、ポケモンリーグが資格認定機関的側面をもつことに起因していると思われます。異質という面でいえばガラル地方もスタジアムであるため異質でしたが、それはガラル地方でポケモンバトルがスポーツ的側面を持つからでしょう。

Chapter 2.戦闘!トップチャンピオン

オモダカが繰り出したのは自身の相棒であるキラフロルと進化前のキラーメ2体。エリアゼロに生息するポケモンをあえて繰り出したようです。
4倍弱点を打てるアチゲータが率先して攻撃に行きますが、スピードを上げたキラーメが攪乱します。そのため、キラフロルに集中しますが、マジカルシャインで攻撃をはじきつつ目くらまし。そして隙を突くキラーメの攻撃。広範囲の攻撃でキラーメの隙を突いたことでキラフロルに攻撃できた….かと思いきや、キラフロルの特性・どくげしょうによるどくびし。全てオモダカの手のひらの上だったようです。どくびしは原作だと交代時に相手を毒にするものでしたが、アニポケではどうやらレジェアルのステルスロックのような効果になっているようです。
遠距離戦はキラフロルのマジカルシャインに防がれたうえでキラーメに攻撃される。かといって近距離戦はキラフロルが防御技のニードルガードを持っているうえ、当てられてもどくげしょうで毒にされる。おまけにキラーメはどく状態の相手に攻撃すると威力が上がるベノムショックが使えるという。全くもって隙がありません。
そこでキラーメの攻撃を対処することに。六英雄・バサギリのように音で攻撃を見極めて回避したところでニャローテのつぼみでキラーメをつかまえ、じだんだを当てました。4倍弱点、キラーメに大ダメージです。しかし、オモダカの判断は早く、キラーメに戦闘不能になるが相手の攻撃力を激減させる技・おきみやげをさせることでキラーメを切りキラフロルに繋ぐ判断をしました。近距離・遠距離どちらにも対応できるだけでなく、とっさの判断力にも長けていて犠牲を払ってでも勝ちをもぎ取りに行く、これがリーグ委員長・オモダカの強さでした。
相手をキラフロル1体にすることには成功しましたが、3体全員毒状態で徐々に体力が削れているうえ、アチゲータとウェルカモはおきみやげで火力を大幅に落とされています。数的有利は取れていても、状況は圧倒的に不利。窮地の中、リコが考えた見方すら欺く策とは?

Chapter 3.オーバー・ザ・トップ

リコが考えた策とは、3体が一斉に攻撃すると見せかけた中でふいうちをアチゲータに当てるというもの。アチゲータが今回のバトルで使うじだんだは技を外すと威力が上がるというもの。アチゲータの技の威力をあげるためアチゲータに攻撃をしたのでした。作戦が功を奏し、キラフロルにニードルガードを使わせたことで、連続使用は失敗し、威力の上がったじだんだで大ダメージを与えることに成功しました。
しかし、3体はもう満身創痍。オモダカがここで防御や回避に専念すれば3体は毒で自滅してしまいます。しかし、オモダカはあえてそれを選びませんでした。オモダカは性格上ポケモンバトルに妥協は出来ません。しかし、トレーナーを導く立場として思いを全力で受け止めるという矜持を持ち合わせています。そんなオモダカはリコ・ロイ・ドットの思いに全力で応えるべくテラスタルを発動しました。対する3人もテラスタルで応戦。しかし、キラフロルの本気の一撃はあまりに強く、ウェルカモとアチゲータは一撃で倒され、2体に庇われたニャローテも大ダメージ。ここでニャローテの特性・しんりょくが発動。テラスタルとしんりょくで威力が上がった渾身の一撃はキラフロルの本気の一撃を超え、オモダカの想像を優に超えるものでした。死闘の末、オモダカに勝利した一行はエリアゼロへと向かうのでした。
その一方、ポケモンリーグの目を盗みエリアゼロへと進入するエクスプローラーズの姿がありました。

総評

2025年一発目のアニポケですが、非常に見ごたえがあるバトルでした。オモダカ、容赦がなさすぎる。これはトップですわ。
リコはどんな犠牲を払ってでも勝ちを取りに行くオモダカの姿を見て味方を攻撃する作戦を考案・実行に移しました。オモダカはリコ達にとって今までにない戦略を使うトレーナーでしたが、強敵の戦い方をどんどん吸収することでリコは成長していくのだろうと思いました。どこかで言われていたコメントですが、リコは実戦形式に強いタイプだと。その通りだと思います。リコは自分のためでなく誰かのために強くなれるタイプであり、これまでリコが使ってきた戦法は公式戦というよりも実戦向きのものが多いです。エクスプローラーズという大きな脅威が近くにいる中、こういう方向性でリコがどんどん強くなっていくのは期待が高まります。
また、オモダカも今話のメインでしたが、良い描かれ方だと思いました。原作ではオモダカは舐めプや弱いという評価を受けがちでした。先発適性の高いキラフロルを終盤に配置し、終盤適性の高いドドゲザンを中盤に配置していることや、パーティーのコンセプトはパルデアの自然イメージってことで分かるんだけど…..みたいなポケモンを使用していること、主人公のライバル・ネモに余力を残されたうえで負けたことがハッキリと明言されていることなどが理由です。しかし、今回の話でオモダカの強さがしっかりと描かれたこと、敗れはしたものの格を落とすことなく負けた、というのが個人的に良いなと思った点です。なんなら、原作よりも容赦なかったのでは?おきみやげとかガチすぎますね。新無印のサトシ対シロナでシロナがミカルゲにみちづれを指示してサトシのポケモンでトップクラスの脅威であるピカチュウを戦闘不能にしたシーンを思い出しました。あの衝撃は今でも思い出せます。アニポケでこんなガチ戦法使うんだ!?と。
エリアゼロ編の前振りではありましたが、前振りとは思えないほど良い回でした。

最後に

今年もよろしくお願い致します。今年は春から環境が大きく変わる(たぶん…っていうかでなきゃ大変なことになる)こともあり、note活動がどうなるか私にもわかりません。
しかし、本業含め頑張っていこうと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!