【アニポケ感想】第86話「ライジングボルテッカーズVSエクスプローラーズ!」の感想
はじめに
アラーです。今週もアニポケ感想をやっていきます。
遂にラクアの封印が解かれ、最終決戦が始まろうとしています。
それでは、よろしくお願い致します。
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あらすじ
ラクアの中心地で、100年前に自身で張ったバリアを解除するパゴゴ。そこに突如として現れたのはエクスプローラーズ。ラクリウムを手に入れる為、彼らはバリアが解除されるタイミングを待ち構えていたのだ…!フリードVSスピネル、リコVSオニキス、ロイVSサンゴ、ドットVSアゲート─。ラクリウムを巡り、ラクアでの決戦が始まる─!!
(引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/pocketmonster2023/episodes/)
Chapter 1.決戦開始!スピネルの策略
ポケモンの楽園・ラクアの中心部の密林、そこにはラクアや世界をラクリウムの脅威から守るため、ラクリウムを封印したバリアが張られていました。100年の時を超え、ラクアの封印が解かれました。そこにいたのはライジングボルテッカーズのフリード・リコ・ロイ・ドット、エクスプローラーズのスピネル・オニキス・サンゴ・アゲートがいました。そして、その陰には初代エクスプローラーズの一角・ギベオンの姿が。自身の願いのため、相棒の白いジガルデと共に車椅子を走らせ、恵みの霧へと消えていくのでした。
一方でリコ達は自身の動向が監視され続けていたこと、そしてエクスプローラーズの狙いは始めからテラパゴスを覚醒させてバリアを解除することであったと知ります。それは、ライジングボルテッカーズの冒険がエクスプローラーズの掌の上であったことと同義……ではありませんでした。結果的にリコ達の行動は利用されていたかもしれません。ですが、冒険の中の出会い、経験はリコ達だけのものです。リコ達の不屈の意志を感じた幹部陣は制圧にかかります。
フリード対スピネル:キャップ&リザードン対ブラッキー&オーベム、開戦です。フリード達はいきなり猛攻を仕掛けますが、肩慣らしと言わんばかりにスピネル達は冷静に攻撃をさばきます。その中で繰り出されたオーベムの10万ボルト。リザードンが大ダメージを負うかに思われましたが、キャップの特性である、でんき技を吸収しパワーアップする「ひらいしん」で事なきを得ます。そして、「ひらいしん」で火力の上がったボルテッカーがオーベムを捉えます。しかし、ここでスピネルが出した指示はフリードの虚をつくものでした。
それは、互いの特性を入れ替える技「スキルスワップ」。つまりオーベムが「ひらいしん」を得た状態でボルテッカーを受けたということです。先ほど10万ボルトの指示を出したのも、キャップの特性を確かめるためのもの。これによって状況は一気にスピネルの流れになりました。でんき技を下手に打てなくなったことでキャップは何も出来なくなり、ブラッキーとオーベムの猛攻でリザードンを一気に狙われることに。
リザードンが誘導することでオーベムとブラッキーの距離を空け、キャップがブラッキーに攻撃する策に出るも、テレポートが可能なオーベムの前には通じません。フリード達は苦戦を強いられるのでした。
Chapter 2.崩せぬ牙城
視点は変わりリコ達。サンゴはオニプリンことサケブシッポを繰り出します。リコ達がエリアゼロでも監視されていたことを悟る中、リコ対オニキス:ニャローテ対キョジオーン、ロイ対サンゴ:アチゲータ対オニプリン(サケブシッポ)、ドット対アゲート:ウェルカモ対チャーレムの構図で封印地点入口でも戦闘が始まります。オニプリンのばくおんぱは全体攻撃故にキョジオーンのワイドガードで味方を守ることでリコ達だけを攻撃する算段です。アチゲータが迎え撃つも相手はパラドックスポケモン、攻めあぐねてしまいます。リコ達がガードを崩しにいきますが、対戦経験がある構図であることから、攻撃パターンを見抜かれ、ガードを崩すことは出来ません。
ウェルカモ対チャーレムもウェルカモの猛攻を全て回避し、めいそうとアシストパワーのコンボで大ダメージを狙われてしまいます。アクアカッターの水で足場を悪くすることによりチャーレムの回避を崩そうと試みるドットでしたが、見透かされウェルカモは追撃で大ダメージを負ってしまいます。チャーレムは相手の動きを予測することに長けたポケモン、この牙城を崩すことは決して容易ではありません。ならば、予測できなくすれば良い。
ドットが勝機を見出だしたのは、アチゲータのチャームボイスとオニプリンのばくおんぱの衝突による衝撃です。攻撃の中にアクアカッターを打ち込むことで、不規則に反射させました。一瞬動じるもチャーレムは冷静に回避……したかに見えましたが、水溜まりに足を滑らし、チャーレムは遂に回避を崩します。千載一遇のチャンス。超出力のアクアカッターが遂にチャーレムを捉えました。この一撃がリコ達に流れを傾かせるのでした。
Chapter 3.決着…そして不穏
視点は再びフリード達に戻ります。引き続きスピネル達はリザードンを一斉に狙い続けますが、キャップがかげぶんしんで撹乱したことで、キャップはブラッキーに乗ることに成功しました。ブラッキーが動けなくなったところで、リザードンがテラスタル。あくタイプへと変わります。このままではエスパータイプのオーベムが不利です。オーベムが距離をとろうとしたところで、フリードはキャップに攻撃の指示を出します。「ひらいしん」を持つオーベムはブラッキーの援護に向かいますが、ここで味方であるキャップもろともブラッキーとオーベム一気に攻撃します。あくタイプのテラバースト。ブラッキーは持ちこたえるも弱点をつかれたオーベムは戦闘不能。そしてキャップはなんと無傷。先ほどのスキルスワップによってキャップの特性が味方からの攻撃を回避できる「テレパシー」に変わっていたのです。スピネルはオーベムの特性を明かしていません。なぜ分かったのか問いただしますが、それにフリードが返したのは「勘だ。」というデータを重視する研究者としてありえないもの。感情的になったスピネルはブラッキーに攻撃を指示しますが、返しのキャップのボルテッカーで返り討ちにあい、ブラッキーは戦闘不能。フリード対スピネルはフリードの勝利で終わりました。しかし、フリードの一瞬の隙をついて、スピネルはその場から姿を消すのでした。
視点は再びリコ達に戻ります。ニャローテのスピードを活かして少しずつキョジオーンを削るもキョジオーンには回復技「じこさいせい」があります。苦戦を強いられるなかで、オニキスは一気に勝負を決めにテラスタルを使います。しかし、ニャローテはふいうちによってキョジオーンの体制を崩すことに成功します。この隙を見逃すリコではありません。最大出力のマジカルリーフでキョジオーンを一気に戦闘不能まで削りました。
そして、それに感化されるようにロイとアチゲータも猛攻を仕掛けます。サンゴとオニプリンはテラスタルで対抗しますが、経験の差か思いの差か、競り勝ったのはアチゲータでした。しかし、ここで諦めるサンゴではありません。相棒・オニゴーリを繰り出し、ロイ達は警戒を強めます。
しかし、ラクア中心部から突如桃色の煙が天を貫きます。まるで最終決戦の狼煙のように。
総評
今回はライジングボルテッカーズ対エクスプローラーズのバトル回でした。結論から言いますと、めっちゃ良かったです。
まず、リコ・ロイ・ドットの目覚ましい成長が見られました。3章でのバトルではアゲート相手に苦戦を強いられていたドットでしたが、今回一矢報いることに成功しました。主人公組のリコ・ロイはテラスタルを使った幹部相手にテラスタルなしで勝利。ライジングボルテッカーズの3人、特にリコとロイの成長が目覚ましいと感じました。
そして、フリード対スピネルはバトルのレベルが高かった印象を受けました。アニメならではのダブルバトルが見れたと共に特性を用いた非常に高度なバトルだと感じました。今回台風の目もなったオーベムの「スキルスワップ」だけでなく、序盤のブラッキーの「リフレクター」。「リフレクター」は先発適正の高さ故に対戦で用いられる技ですが、「スキルスワップ」は特殊な効果ゆえに扱いが難しい技です。それがアニメで駆使されていたのは良かったと思います。
最後に
ラクア編もいよいよ佳境へと入ります。古の冒険者・ルシアスの復活、そしてエクスプローラーズトップ・ギベオン戦。激震の白き大蛇が目覚める時、楽園の…世界の命運を懸けた最終決戦が始まります。そして、リコの命運はいかに………。
今回は以上です。ありがとうございました。