来週はバレンタインデー
今日は2/7。いつものに日常に激震が走った。
突然女子に呼び出しを食らったのである。
「ましゅくん、突然ごめんね🥲」
「別に大丈夫。君は……(見たことあるけどクラスメイトかどうか確信が持てなくて黙った時の顔)。何の用……ですか?」
「実は、おるばくんのことで聞きたいことがあって🤔」
緊張感が広がる。実はおるばくんのことについて呼び出しをされるのは今回が初めてでは無い。この、罪な男め!
「おるばくんにチョコあげても、家族みんなで分けて食べちゃうよ」
こういう時は先回りして伝えると話が早いのである。
「?別にそれでもいいんだけど……。よくバレンタインの話って分かったね!」
なんとも器の大きい女子である。手強いぞ。
「それで、聞きたいことが2つあるんだけど、おるばくんって彼女さんいるのかな?っていうのと、甘いもの好きかな?っていうの。教えて!」
単刀直入にも程がある!!ここまで直接聞かれたら、誤魔化せないじゃないか。
いや、そもそも誤魔化したりする権利は僕には無いのかもしれない…傍から見たら、所詮僕らはただの男友達なわけだし…。
仕方なく僕はどちらも正直に答えることにした。
「甘いものは、物によるけど大体食べるよ。洋酒が入ってない方が好きだと思う。彼女は居ないはずだよ」
女子は僕の顔をまじまじと見つめ、ふんふんふんと頷いた。
「そういうことね!理解!嫌な事聞いちゃってごめんね🥺ありがと〜👌」
そして軽い感じで颯爽と去っていった。
モヤモヤした気持ちを抱えた僕は…。
(続きます)