大学受験編
4年程前に遡りますが、アランは高3の2月頭にインフルエンザにかかり、私立大学は全部落ちていたのでした。(そもそも2、3校しか受けなかった。)
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周りの子が私立大学の合格を次々と決めていく中で、滑り止めがない状態での国公立大学の前期試験は、かなりの緊張が張りつめていた。
センター試験の合計点的に、大失敗しなければ受かる筈とは思いつつ、落ちたらどうしようと1週間前からお腹がもやもやしたりしていた。
一方受験のため一緒に前乗りしてくれた母親は東京駅にいる段階からもうウキウキしてるのが伝わってくる元気の良さで、
「新幹線で食べるお弁当何にする?」とか
「お母さん三保の松原と登呂遺跡どっちに行こうか迷ってる」とか言ってて、
それはもう可愛いんですよ(※マザコン)
家事や仕事から解放されて1日1人で観光できることがとても嬉しいらしく、ホテルに到着してもずっと観光地を調べていた。
もうアランもこのぐらいリラックスして臨んでもいいのかもしれないな、と思いホテルで好きな俳優さんが出てる番組見てええわ〜ってなって寝た。勉強しないで寝た。
当日はもうお母さん物凄く張り切ってて、アランもつられて観光のこと考えてたので、もはや緊張してなかった。試験も同じ会場にめっちゃ美人な子がいたので、お互い合格して友達になれたりしないかな〜とか考えてたら終わった。
受かった。(なぜ)
しかもめっちゃ美人と思って目で追いかけていた子が同じ専攻であることが分かって、その後ゼミまで同じになったりして4年間仲良くしてくれたんだけど、
「受験の時○○に座ってた出席番号**の子だよね?!」
とか言ったら絶対キモがられるから、めちゃくちゃ距離感考えて関わったりしてたら、片思いしてキョドってるみたいになって結局気持ち悪いやつになった。
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