2023年4月11日に書いた言葉

現在、14:39分


さゆみのお産を病院内で待っている。さっき会えた時は、苦痛に歪む顔を見て、一瞬緊張したけど、俺と目を合わせた時に、少しだけほころんだ顔も見せてくれた。

手を握ったら、強く握り返してくれて、
「大丈夫。がんばれ。」の気持ちを送った。届いたかな。

待合室にいても時折さゆみのイキむ声が聞こえてきて、それを聞くたびに、ほんの少し苦しい気持ちと、エール的な頑張れという気持ちが、1:9ぐらいの割合で混じり合っている。


この想いがさゆみに届いたらいいのに。

ずっとさゆみの側にいれたらいいのに。


自分の今の気持ちは、少し泣きそうで、手は小刻みに震えている。
なんなんだろう、この気持ち。
言葉にできない、この気持ち。





さっき病院内を歩いていた時に降ってきた言葉。
「命が、こんなにも尊いものなんて知らなかった。」

おばらさんで"生死"を知り、優に"命"を教えてもらうのかな。
さゆみにも、命を教えてもらってるのかもしれない。
そして、さゆみには"愛"も教えてもらっている。


さゆみには、感謝しかない。


2人の人生から、3人の人生へ。
今でも少しだけ寂しい気持ちもある。ほんの少しだけ。
でも、今は母子共に無事に産まれてくれることを、心から願っている。


3人の人生にしてくれたのは、早祐美のおかけ。
さゆみのおかげで、ゆうにも会える。


さゆみには、感謝しかない。


出会ってくれてありがとう。

選んでくれてありがとう。

一緒にいてくれてありがとう。

ゆうを産んでくれてありがとう。



愛してくれて、本当にありがとう。

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