【ワーク】新成人の君へ、贈る言葉
はい、ワークです。
こんばんは。
本当に辛い。
お腹がすいた。
お風呂に入りたい。
大人は、言い訳ばかりで汚い 笑
やってみて、ねえ。
やってみてよ。
かつての誰かが勝手に決めた
「今日から大人」という門出を
迎えたみなさん。
おめでとうございます。
本当に、おめでとうございます。
生きていてくれてありがとうと
まず言わせてください。
日本は残念なことに自殺率が
あまりに高いのです。
こんなにも美しい言語を持ち
美味しい食べ物に溢れ
自然豊かで、平和。
それなのに。
【 21,881 】
これは昨年自ら命をたった人の数です。
失われてしまった命たちに
どうすることもできない
さみしさを感じています。
だからこそ
こうやってみなさんに
言葉をかける機会を得たことを
光栄に思います。
とはいえ
わたしは嘘つきです。
恥ずかしいことに30歳になるまで
まともに約束を守ることができない人間でした。
人との約束を守るには「契約」がないとダメなのです。
仕事には遅刻しないのに、友人との待ち合わせは
最低でも30分遅刻します。
待ち合わせの時間に家を出るからです。
わかっているし都度反省するのがまた厄介で
友人にはほとほと呆れられていました。
いつしかわたしの特性を知っている友人たちは
待ち合わせの時間を30分ずらして
わたしに伝えるようになりました。
それでもわたしは遅刻しました。
毎年来ていた年賀状が来なくなりました。
返さなかったからです。
身内に不幸があったわけでもないのに
返すのが面倒になり
ラインで済ませるようになりました。
こういった意味の信頼を
全て自分で失ってきました。
変わりたいと思ったのは30歳の時でした。
若手と思っていた自分が
いつの間にかベテランになっていました。
10年も同じ職場にいたら、それはそうなります。
昭和の盛りだったら
お局様やら、生き字引などと
あだ名されていたことでしょう。
これまた恥ずかしいことに
10年も経っていることに
10年経ってから気づいたのです。
毎年入社する後輩の年齢が
どんどんと離れていき
ついに一回り違う子が現れた時
いよいよ痛感しました。
自分の中では
時が止まっていた感覚だったのに
うっかり玉手箱を開けてしまった!
そんな気持ちでした。
仕事が悪いわけではないのです。
好きな仕事でしたし
毎日満たされていました。
しかし、それは
「ただ息をしていただけの日々」だったのです。
そしてもう1つのきっかけは
友人の出産でした。
ある日、親になった彼女の顔つきは
とても大人びて見え
知らない美人が気さくに話しかけてくるような
絶妙な居心地の悪さがありました。
変わりたい、と思いました。
フルマラソンくらいやってみよう。
運動は割と得意でしたので
手っ取り早くチャレンジっぽいものを選んだのです。
やるなら
「本当にやらないとダサい罪」を背負おうと
周りに吹聴して回りました。
当時サービス業をやっていたわたしは
ご来店されるお客様みなさんに
「フルマラソンやります!」
「まじです!応援してください!」
と厚かましくもお願いをしたのです。
距離の近い大勢の他人を
見張り役に立てたことで
無事に完走することができました。
応援のお礼挨拶回りをお客様にしていたところ
「次は何にチャレンジするの?」
「いつも生き生きしていて素敵ね」
「なんでも楽しくしちゃう才能があるよね」
という言葉をいただきました。
それまで
何も成していないと思っていた自分は
たまらなく嬉しかったことを覚えています。
「ただ息をしていただけの日々」では
なかったということを
教えていただきました。
何かしらにチャレンジする人間である。
元気が取り柄の脳筋人間である。
日々を楽しむ人間である。
思っていたより、人が好きである。
わたしの中にはなかった答えを
教えていただけたことで
今も、チャレンジができています。
月に一度は美術館に行く、映画を見る。
1人でご飯を食べに行く。
やりたいと思ったらすぐにやる。
溶接体験、指輪作り体験
バンジージャンプも60歳になったら
周りに止められてしまうかもと思い
飛んでみました。
2023は洋服を一着も買わずに生きました。
2024はガチャガチャと
キーホルダーを買いませんでした。
自己表現を始めてからは
表現をやめない、ということを続けています。
全部ひっくるめて
くだらないことかもしれないけれど
【約束を守る】人間がそこにはいます。
それは決してくだらなくは、ないのです。
人の信頼を裏切って
自分自身を諦めていたわたしが
今もたまに顔を出します。
ですが「これは絶対」と決めたことを
やめない人間になれました。
そうありたいと思える理想を見つけました。
皆さんも
あっという間の
18年、19年、20年だったと思います。
振り返ってみてください。
楽しいことも、嫌なことも
恥ずかしいことも、辛いことも
たくさんあった中で
自分の自信になった出来事や
成功体験があるはずです。
むしろ18、19、20年と
失敗し続けることの方が難しいのです。
思い出せないだけで
今のあなたが生きている理由がもう
あなたの中にはあります。
今すぐ見つからなくても
恥ずかしがらないでください。
なんせわたしが居ますでしょう。
こんなダメすぎる大人が
偉そうなことを「架空の成人式」とか
のたまっているのです。
大人は汚い、ずるい、理不尽。
優れている人の方が少ないです。
現状は。
あなたたちが生きやすいように
変えられる権利を得たのです。
失敗は成功のための準備。
黒歴史は人生のスパイス。
失敗し続けた過去があったとして
それは失敗に、成功しているとも言えます。
チャレンジし続ける
胆力があるということです。
経験を積んで審美眼を養っている途中と思って
疲れたり、息が詰まったら
休憩しましょう。
そして休憩がてら
このワークに参加してみてください。
新成人の君へ、贈る言葉。
バカにするならやってみろ!
結構きついぞ!笑
それでは
また来年の成人式でお会いしましょう。
今度は、あなたも登壇してみてください。