格闘家に学ぶ「不安」との付き合い方~2連敗から9連勝への軌跡~
皆さん、こんにちは。
アスリートメンタルコーチのあべちゃんこと阿部健二です。
新年、ブログ再開の初回は
「不安」との付き合い方について、元UFCファイター、格闘家の菊野選手の驚くべき経験から、実践的なヒントをお伝えしたいと思います。
■なぜ強いのに勝てないのか?
「調子はいいのに、なぜか勝てない...」
世界最高峰の総合格闘技団体UFCで2連敗を喫した時、菊野選手はこう悩んでいました。練習では完璧なコンディション。しかし本番では、その力を発揮できない。
多くの方が似たような経験をお持ちではないでしょうか?
仕事のプレゼン、資格試験、スポーツの大会...。準備は万全なのに、本番で力を出し切れない。その原因の多くは「不安との向き合い方」にあります。
■不安は敵ではない、むしろ味方
菊野選手との初めてのセッションで、私は「不安な自分は不安な理由を教えてくれる存在」という視点を提案しました。
それまで菊野選手は、不安な自分と戦おうとしていました。しかし、それは逆効果でした。不安と戦えば戦うほど、その存在は大きくなっていったのです。
重要なのは、不安を「敵」ではなく「味方」として捉え直すこと。不安は私たちに「何かが足りない」というメッセージを送ってくれているのです。
■具体的な実践方法:不安を味方につける3ステップ
菊野選手が実践した方法を、皆さんでも使えるように3ステップにまとめました。
Step1:不安を具体化する
・漠然とした不安を、できるだけ具体的な言葉で書き出す
・例)「試合が不安」→「打撃の強い相手への対策が不十分」
Step2:不安を情報として受け取る
・「なぜ不安なのか?」を自問する
・不安が教えてくれる「足りないもの」を特定する
・例)「打撃防御の練習が不足している」
Step3:具体的なアクションに変換する
・特定した課題に対する具体的な行動計画を立てる
・例)「毎日30分、打撃防御の練習を追加する」
【Today's TIPS】
今日から試せる実践ワーク:『不安ノート』の作り方
①不安に感じることを書き出す(5分)
②それぞれの不安について「なぜ?」を3回繰り返し掘り下げる
③「だから、○○をする」という具体的行動に落とし込む
■変化の軌跡:2連敗から9連勝へ
この方法を実践した菊野選手は、見事に9連勝を達成。特に印象的だったのは、試合後のこの言葉です。
「不安と戦うのをやめたら、逆に何をすべきかがクリアになりました。そしたら自然と体が動くようになったんです」
■なぜこの方法が効果的なのか?
私たちの脳は、「戦うな」と命令されると、かえってそのことに意識を向けてしまいます。「不安を感じるな」と思えば思うほど、不安は大きくなるのです。
しかし、不安を「情報」として扱い、具体的なアクションに変換することで、脳は建設的な方向に働き始めます。
結果として、
・無駄なエネルギー消費が減る
・明確な行動指針が得られる
・自己効力感が高まる
という好循環が生まれるのです。
■最後に
不安は誰にでもあります。それは決して弱さの現れではありません。むしろ、成長するためのメッセージなのです。
私達の脳は過去の記憶から未来予想をし、自分を外敵から守る、命を守るという機能がデフォルトに装備されています。これが不安の正体です。
皆さんも、ぜひ今日から不安を味方につける練習を始めてみてください。そして、その過程で何か困ったことがあれば、コメント欄でご質問ください。可能な限り、具体的なアドバイスを返させていただきます。
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次回は「カヌー選手が実践した「試合直前5分」の心の整え方」について、実例を交えながらお伝えする予定です。お楽しみに!
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