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【経営者・ビジネスパーソンのための心を整える方法】~ アスリートメンタルコーチが教える ~ パフォーマンスを最大化する「心の整え方」3つの実践法

おはようございます!
アスリートメンタルコーチの阿部ちゃんこと阿部健二です。

今日は多くのトップアスリートをサポートしてきた経験から、あなたのパフォーマンスを最大化するための「心の整え方」について、実践的な方法をご紹介します。

トップアスリートも経営者も共通して言えることは、「心が整えば、すべてがうまくいく」ということ。心の状態がパフォーマンスを左右することは、科学的にも証明されています。

なぜ「心の整え方」が重要なのか?


私がサポートしてきた選手たちの多くは、技術的には素晴らしいレベルにあります。しかし本番で実力を発揮できないケースがあるのです。

ある競輪選手は、プロデビュー後に特別昇班をかけた3場所目の決勝で勝ち切れない状況が続いていました。調子は良いのに本番で力が発揮できない。この問題は、実は多くのビジネスパーソンにも共通しています。

「プレゼンの練習は完璧なのに、本番で緊張して言葉が出てこない」
「普段なら解決できる問題も、重要な場面だと判断力が鈍る」

こうした状況を打破するための「心の整え方」を、実践的な3つの方法でご紹介します。

1. 現状把握:自分を客観視する力を養う

トップアスリートの事例

UFC(総合格闘技の世界的団体)で活躍するある格闘家は、2連敗した後にコーチングを受けました。問題は「何が原因なのか分からない」ことでした。

まず行ったのは「現状把握」です。試合の最高のパフォーマンスだった時と直近のKO負けしたときの身体感覚、思考、感情を身体を動かし再現ながら、「何が起きていたのか」「心の状態はどうだったか」「どんな感覚だったか」を詳細に振り返りました。

この作業で「不安な自分は不安な理由を教えてくれる存在」という認識に変わりました。不安と戦うのではなく、不安が教えてくれる「足りないこと」に目を向け、必要な練習に取り組んだ結果、その後8連勝を達成しました。

実践方法

スケーリング:自分の状態を数値化する簡単な方法です。

  1. 紙に縦軸と横軸を引き、縦軸に「身体の状態」、横軸に「心の状態」と書きます

  2. それぞれ0〜10点で現在の状態を点数付けします(10が最高)

  3. 点数を1点でも上げるために、できそうなことをリストアップします

  4. 一つ実行し、再度点数をつけて変化を確認します

自分の心と体の状態を客観的に見る習慣をつけることで、パフォーマンスの低下要因が見えてきます。

TIPS: 主観的な点数でOKです。数値化することで「変化」が見えやすくなり、自分でコントロールできるという実感が得られます。

2. 目標設定:感情を伴った明確な目標を持つ

トップアスリートの事例

ある空手道選手は、全日本選手権決勝敗退後にコーチングを受け始めました。まず取り組んだのは、「最高の自分」を五感を使って鮮明にイメージすることでした。

「表彰台の一番高い場所に立っている自分」を視覚、聴覚、体感覚を使って細部まで描き、そこで何が見え、どんな音が聞こえ、どんな感情が湧くかを明確にしました。

この作業で、目標達成に必要な細かな要素が明確になり、練習も「汗をかくだけ」から「技の質を上げる、技数を増やす」など具体的な内容に変わりました。

実践方法

タイムラインマップ法:未来と現在を結びつける効果的な方法です。

  1. 床や大きな紙に「過去」「現在」「未来」と書いた紙を時間の流れに沿って置きます

  2. 未来のポジションに行き、達成したい目標を達成した状態を五感を使って具体的にイメージします

  3. そこで感じる感情(喜び、達成感など)を味わいます

  4. 現在のポジションに戻り、「その未来のために今、何をすべきか」を考えます

TIPS: 感情を伴った目標設定が重要です。人は「意志の力」より「感情の力」に動かされます。目標達成時の喜びや充実感を先に感じることで、行動への原動力になります。

3. 自分軸の発見:自分の強みと自分らしさを活かす

トップアスリートの事例

ある競輪選手は、A級2班への昇格を目指す中で、「特別昇班」という結果にとらわれすぎて身体が動かなくなるという問題を抱えていました。

コーチングでは、「自分らしさ」「自分の強み」に意識を向ける作業を行いました。この選手の場合、長距離タイプで最後まで粘れる持久力と、レース展開への直感力が強みでした。

本人の言葉を借りると「自分のレース展開に対する直感がマッチしていくと、より自分らしいレースをできる」と気づき、その後の勝負がかかった平塚でのレースで優勝することができました。

実践方法

自分の価値観ワーク:自分の大切にしていることを明確にします。

  1. 「自分がもっとも充実していると感じる時はどんな時か?」を考えます

  2. 過去の成功体験を思い出し、その時に何が自分を動かしていたかを振り返ります

  3. 「誰のために」「何のために」という問いに正直に答えます

  4. これらを紙に書き出し、共通するキーワードを見つけます

TIPS: 答えは「正しい・間違い」ではなく、「自分にとってしっくりくるかどうか」が大事です。「勝利」「成長」「貢献」「挑戦」など、人それぞれの価値観があります。

実践するうえでの注意点

これらの方法は、一度やって終わりではなく、継続することで効果が出てきます。特に以下の点に注意しましょう。

  1. 小さく始める: 「完璧にやろう」とせず、5分でもいいので毎日続けることを優先

  2. 記録する: 変化を実感するために、取り組みと結果を記録する

  3. 環境を整える: できるだけ同じ時間・場所で行うことで習慣化しやすくなる

まとめ

「心の整え方」の3つの実践法をご紹介しました。

  1. 現状把握: スケーリングで自分の状態を客観視する

  2. 目標設定: タイムラインマップ法で感情を伴った目標を設定する

  3. 自分軸の発見: 自分の目的、価値観などを明確にして自分らしさを活かす

これらの方法は、トップアスリートだけでなく、ビジネスパーソンや学生など、パフォーマンスを高めたいすべての人に効果があります。

最後に、心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉を引用します。
「人間の最大の発見は、自分の考え方を変えることで人生を変えられるということだ」

あなたも今日から、自分の心をコントロールする第一歩を踏み出してみませんか?

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