2021 J2データあれこれ |第5節分 3/31更新
今回の記事はこのスプレッドシートを掲示しておく用です。
これは何ぞや?というのを簡単に説明するとこんな感じ。
攻撃回数、ペナルティエリア侵入回数、シュート数、クロス数等のデータを攻守それぞれについてチームごとにまとめ、見やすくしたものです。
簡単に言えば「このチームはこんな攻撃/守備をしている」をデータから可視化したいというお話です。
主に戦術ブロガーだったりサッカーのデータ分析に興味のある人向けになります。データだけ毎節更新して置いておくので、ここから色々考えを膨らませて楽しみましょう。レビューでもプレビューでもシーズンレビューでもじゃんじゃん使ってくださいな!
データの出どころについて
いつも大変お世話になっているFootball Lab様からデータをお借りしています。今回のスプレッドシートは見やすく整理したに過ぎません。
どこのデータを引っ張ってきたかということで、一つ例を挙げます。こちらの試合から。悲しい記憶をから目をそらしつつ…
Football Labの試合結果ページには下のように生に近いデータが並んだエリアがあります。
Football Lab独自指標も面白いのですが、定義や算出方法がオープンでなく、積極的には使いにくいと感じていました。ならばより生に近いデータを集めてしまえ!というのがこのスプレッドシートの趣旨です。
KPIと、この記事を書くきっかけについて
きっかけとなったのはこちらの記事。名古屋グランパスのサポーターズサイト、グラぽさんにNeils(@NeilsXeno)さんが寄稿された記事です。
この中で、守備の各プロセスを評価するための指標として、攻撃の各プロセスに対しての「守備の狙い」とKPIが提案されていました。
※画像は上記記事より引用
KPIとは?と既に5回はググっている私ですが、そろそろ覚えました。説明を置いておきます。
業績管理評価のための重要な指標。KPIを正しく設定することは、組織の目標を達成する上で必要不可欠である。
KPIとは、組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標を意味し、達成状況を定点観測することで、目標達成に向けた組織のパフォーマンスの動向を把握できるようになります。 ―用語解説 | 野村総合研究所(NRI)
要するに、攻撃以上に組織としての力が求められ、単純評価の難しい守備について「結局どんだけ守れてんの?ゴールへ近づかせてないの?」を定量的に評価していこうという取り組みです。
この記事を見て面白い!と思い、シーズンオフにこのような記事も書きました。
ただ、チームごとに比較したいけど毎度毎度試合結果ページに行かないと集められない!でも1チームだけだと比較にならない!でもでもシーズン後に全チーム全試合集めるのはめんどい!
…じゃあシーズン同時並行でやっちゃえNISSAN!ということでこのシートを作りました。このシートではKPIを攻撃にも拡張しているため、チームごとの攻守の特徴を掴めるのではないかと期待しています。
ただ、この指標はあくまでどれだけゴールに近づけたか/近づけさせなかったか、が主眼になるため、プレッシングの強度等は測れません。そのあたりは何か使える指標がないか模索中です…
更新について
基本は根性マイニングです。毎節11試合しかないしなんとかなる、はず。Football Labのデータ更新が試合2日後になるので、基本試合2日後更新です。
この記事はプロフィールページのトップに固定し、できる限り早めに更新していくので「今日はやってる?」くらいのノリでまた覗きに来てください。質問、コメント、指摘等々どしどしお待ちしています。
更新情報
3/3 アクチュアルプレーイングタイム(APT)の項目を追加しました。
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