そこまでして生きたいと思えない

将来の夢、10年後の自分、そういったものがいまいちピンとこなかった15年前の自分がいたのを思い出した
働くっていうのがどういうことかわからなかったし、自分が社会でみんなと同じように働く姿が想像できなかった
今になってみると、同じ学年だった周りの人はしっかりと社会の中にいて、それぞれ生きているように見える
中には自分に見えない苦労や痛みがあると思うけど、それでも端から見た分には社会の一員である

素晴らしい、けれど自分にはできない

そんな感想をついつい持ってしまう
実際に一日8時間以上も誰かに見られながらやることを強制されるなんて嫌だし、そのために毎朝早く起きないといけないこと…というよりは「毎日のスケジュールが決まっていて、それに合わせて生きなければならない」ことが苦痛で、そんなことは無理をしない限りできないな、と
それを何十年も続けるなんて想像もつかないし、面白みもないように思う(これは個人の感想というか、ズレた感性が弾き出した感想なので間違っていて欲しい。人の一生が意味のないものなんて思いたくない)

そうしないと生きていけない

と、呪いみたいに耳に滑り込んでくる
この辺はいろいろ省略するけど、基本的に生きていくためには社会で労働をしなくてはならない
生きていくために苦痛を受け入れる必要があって、それから逃げるのはどうやら悪らしい
生きること自体苦痛なのに、さらにその方法も苦痛で、人のすごいところはそれを(多少なりとも考えたとしても)当然のこと、そうあるべきこととして遂行できることだ
ご飯が美味しかったりと、生きていて楽しい時間がないわけではないけど、どちらかというと苦痛が多いし、プラスがマイナスで塗りつぶされがちな世の中だし

そこまでして生きたくない

と思ったり
他には単純に自分の存在に価値を感じられないとか何の役にも立てていないと思ったりとかあるけども

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