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kintone hive 2024 に参加しました(メンバーY編)

7/9(火)にダイバーシティ東京プラザにて開催された
「kintone hive 2024」に参加しました。
会場内ではDJの方が音楽をかけていて、まるでライブのような雰囲気でした。
どの登壇者も魅力的な発表をしてくださり、大変学びになりました!

発表の際にまず驚いたのは、
営業から食品販売業まで様々な職種の方がkintoneを活用されていたことです。

「kintoneって、なんでもアリなの?」
そんな風に思った次第です。

その中で2社様の発表をまとめたので、ご紹介させていただきます!


株式会社小善本店 小林さん 松川さん

初めに紹介する方々は海苔の仕入れ、製造、販売を行っている「株式会社小善本店」の小林さんと松川さん。

まず印象的だったのは、「基幹システムをkintone化している」こと!
kintoneといえば「スモールスタート」からの運用が一般的ですが、
基幹システムといった「大規模」なシステムでの運用を
決めたきっかけは何か、経緯が気になりました。

以前会社で使われていた基幹システムは市販のものを使用しており、
社内の評価が芳しくなかったようです。

それを補うためにkintoneでいくつかの項目を管理するようになりました。
「そもそも、基幹システム自体をkintoneにすればよいのでは?」
と思い立った小林さんは、kintoneでの基幹システム開発を実施しました。

実際の開発はとても大変だったそうです。

・対応業務と機能が複雑で膨大である
・kintoneの制約の把握
・kintoneアプリ間のデータの整合性の担保
・開発人数不足で、テスト担当の負担大

これらの苦労した点を乗り越えて基幹システムを構築し
以下の効果を得られたそうです。

・システムの改修要請が出しやすくなった
・会議資料や伝票のスピードが上がった
・リアルタイムでシステムを管理できるようになった

kintoneを導入したことで、たくさんの副産物に恵まれたと語る小林さん。
将来は、国境やグループの垣根を超えたIT化を目指すそうです!



株式会社成田デンタル 吉原さん
次の方は、歯科医院と歯科技工所の間に立つ営業会社「成田デンタル」の吉原さん。

吉原さんの会社では以前からサイボウズ社のサービスを利用していましたが、とある事情から管理ツールを変更することに。

それにあたってkintoneが活用できると判断し
社内の取締役会にアピールすることにしました。

しかし、全体的なコストが高いことが問題視され、受け入れられず…。
そこで吉原さんが注目したのが、「共感を得るしくみ」!

実際にツールを扱う現場の声を聴き、
ツールの変更にあたって利益となるフォーマットの統一化をアピールし、
試作した実画面を共有し運用の仕方を紹介することで、
取締役会からのGOサインを得ることに成功しました!

見慣れないツールに対する
「それほんとにできるの?」「前の方が便利だったのでは?」といった
疑問や印象を徹底的に潰し、共感を得ることで
受け入れさせることができたのですね。

kintoneを社内に浸透するためのコツも紹介してくださいました。

・使用する端末に合わせた画面設計を行う
・アプリや機能の導線を明確化する
・入力の手間を軽減させる
・社員自身が扱うデータを「自分ごと」として意識させる

吉原さんはこれらをまとめて、「居住性」と呼んでいました。
毎日の入力作業をストレスなくルーティン化させることで、管理自体の質が上がったそうです!
管理側と現場側、双方にとって使いやすいツールを作ることが大切な事だと、大変勉強になりました。

また、これら「居住性」を実現するにあたって各社から
提供されている様々なプラグインやツール、
JavaScriptによるカスタマイズ等を幅広く活用されており、
kintoneの拡張性の魅力を語られていました。

どの発表も力強く魅力的で、
「kintoneというツールにはこれだけの力があるのか!」
と感心させられました。

たくさんの学びがあった一日で、もっとkintoneについて知りたいと考えるきっかけになりました!


「2分でわかる!ALJのkintone導入&SkiP」動画を
公開していますので是非、ご覧ください!