なんでもかんでも容姿がすべてだと思うな
私や、多くのダイエットをする方ついて、最近気付かされたことがある。
それは価値観のズレ。
※ここからは特大ブーメランだがご了承いただきたい。
細くて美しくないと生きていけないとか、バカにされるとか、そういう考えは世界の真理ではない。
私も含め、明らかに細すぎて健康を害する可能性の高い体重がすべてだと思っている人が多すぎる。
しかし、思い込んでいる方々が悪いわけではない。
私達の時代は、服のモデルは痩せているし、テレビに出ている女優やアイドルの殆どが標準体重に満たない。
有名人の体重公開記事が当たり前のようにあって、ダイエットサプリのような胡散臭い商売がある。
この環境こそが、細くなれば幸せになれるというような宗教の信者を作っているようなものだ。
私は間違ったダイエットで数年前に摂食障害になって現在も治療中だ。
ダイエットを始めたのが50キロ台で、その自分の姿も嫌いだった。また、自信のなさが強かった。
憧れたK-POPアイドルがそのくらい軽かったために、「細ければ良い」の考え方に結びついて、どんどん体重を落とすことに走ってしまった。
実際、K-POPアイドルは事務所が痩せさせる傾向にあり、過去には「細くないとそのへんの女の子と区別がつかない、特別でなければならない。」といった理由があった。(諸説あり)
しかし近年、韓国でも価値観が変わりつつある。
MAMAMOOのファサは「私がこの時代の美の基準にあてはまらないなら、私が別の美の基準になってみせる。」と言い、
ITZYのリュジンは「ハードなパフォーマンスをこなさなければいけないからスリムな体型だ。もっと私達のパフォーマンスを見てほしい。」と言った。
※正しい訳とは異なると思うのでニュアンスで捉えてほしい。
この他にも、世界中で体型差別をなくす運動や取り組みがされており、あなたもいくつか思い浮かんだことだろう。
さて、ここまで読んで、この記事の趣旨がガリガリを目指すな!ということだと思ったかもしれないが少し違う。
このままその思考に囚われていては、いつまでたっても自分が自分を認められない人生になる。
肥満や痩せ過ぎは健康的にはNGだ。
場合によっては治療が必要になる。
しかし、どんな体型であろうと、人生の幸福度とか、能力とか、収入とか関係ない。
細くて可愛い方が会社に受かりやすいのでは?と思うかもしれないが、少し話しただけで凄く明るく、とても良い雰囲気で、能力も充分認められるのであれば、何キロあろうが採用されるのではないか。
可愛いだけで都合よく人生を歩める人間はいない。
なんでもかんでも容姿がすべてだと思うな。
世間が言う可愛いに少しでも当てはまらなければ卑下する癖をやめろ。
あまり自分を否定するな、人格が急に変わったり人生が見違えることはほぼ無い。
でも、そのままの自分を無理に愛せと言っているわけじゃない。
肉を着るのも捨てるのも自由だし、気に食わないパーツがあったら捨てて気に入ったものをつければいい。別に大したことじゃない。
好きでやることならそれでいい。
こだわりを持ちすぎず、心も身体も健康な生き方をしてほしい。
話が右往左往したが、こんな長文を読んでくれて本当にありがとう。
この国の容姿に対する考え方はちょっとおかしいから、幼少期から植え付けられた洗脳が解かれ、もっと本質的な生き方ができるようにと、今読んでくれているあなたや私に対して望んでいる。
私の考えにすぎないから、これに対してすべてが正しいとか思わなくていい。
あなたはあなたの意見があって良い。
改めて読んでくれて、本当にありがとう。
普段はもっとポップな内容を書いているから、よかったらまた読んでほしい。