その頃の両親
再婚して間もなく
車屋のディーラーの車検運送していた
継父が大きい交通事故を起こした。
脚の骨折と皿が割れて入院。
入院しているうちに勤めていた会社の上司が
祖母のところに行ったらしい。
よく分からないでいる祖母に
書類にサインさせたようだ。
自己退職の書類。
退院した継父は職を無くした。
そしてここでまた1つ。
最悪の事態。
元父が借金をしたらしく
その連帯保証人だかを母にしたらしい。
そのまま元父は消えた。
母は数百万円の借金を
モロに被ってしまった。
返せるわけもない。
今でも記憶にある。
家の前の公園で遊んでいると
うちの玄関をガンガン叩くオジサン達。
何か怒鳴ってた。
「ここの家の人知らない?」聞かれて
「知らない」そういうしか無かった。
母も継父も日中家に居ることは無くなった。
毎日定時出勤、退社のパチンコ暮らし。
朝起きるとテーブルに菓子パン。
学校から帰宅すると
テーブルの上に50円玉。
弟が小学校に入ったのは
私が5年生の時。
それまではほとんど一人暮らし。
数日親に遭遇しないのも普通だった。
弟が小学校に入ってからは
2人暮しみたいなもの。
たまに親が早く帰ってくると
それは負けた日なので
ひたすら怒らせないよう
部屋に閉じこもっていた。
家事はだいたい1人でできてた。
遊んで帰宅すると米といで炊いて
ご飯作って洗濯、風呂。
お金を稼ぐ以外はだいたいできた。
1番嫌なのは集金だった。
何度も先生に嘘ついてた。
忘れましたって。
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