「道」とは
最近「道」について色々考えました!老子様の『道徳経』を読んだことがないわりに、読んだことがある人達からの紹介や分析などを聞いた後、自分の経験と合わせて真剣に考えたら感想が何らか出て来ました!
老子様と道家は「無為自然」を主張しておられます!その「無為」は、決して何もしないことではなく、余計なことをしないことであると自分がこう考えます!「余計」と呼ばれた努力は何の役に立たないどころか、逆に副作用を齎す恐れがあります!つまり、必要なことしかしないわけです!これは簡単に見えると言っても、確実に貫くのは如何にも難し過ぎます!なぜなら、「必要」と「余計」を分けるという要がやりにくいからです!例えば、自分に難色を示させる選択肢を選ぶかどうかの上で、妥協するのは断じて「無為」の表現ではありません!というのは、一時に必要なことを押し通さなければ、後日に余計で厄介なことを限りなく招く恐れがあるからです!
一方で、その「自然」というのは自分を何に慣らすという状態であると考えます!私は「人事を尽くして天命を待つ」と信じております!いわば、やるかどうかは自分次第ながらも、成功できるかどうかは天次第です!人は狙いがあるのは普通ですが、その狙いを速く叶えるために、わざと何かするのはちょっと不自然です!なぜなら、普通物事の内在は積もっているものだからです!それ故に、自然のやり方が努力を習慣にならせることであると思います!日々一つずつ努力すれば、その努力は徐々に習慣になって行きます!そもそも、人が決められることは成功できるかどうかではなく、単なるやるかどうかのです!その話を「成功できるかどうかは天次第ながらも、やるかどうかは自分次第である」と逆さに言っても通じます!できるだけ事をするこそ、人にとっては自然の状態かもしれません!
『道徳経』によると、「無為自然」を貫くのは人の行為をその「道」と合うためだそうです!と言っても、自分の行為を「道」に合わせるためにわざと何かするとすれば、「道」に近付けるわけではありません!体にしても心にしても、要は依然として自然になるのです!
これはすべて個人的な感想ですが、現実に身に着けたら、何か別のことを発見したり、新たな感想を悟ったりするかもしれません!