キャリアアップ助成金(正社員化コース)~対象外労働者~


対象外労働者の要件

1. もともと正社員だった人
新人S「まず、過去3年以内にその企業で正社員として働いていた人は対象外だよ。」

新人Y「なるほど、一度正社員だった人を再び正社員にしても助成金の対象にはならないんだね。」

新人S「そうそう。この助成金は、正社員経験がない人や非正規で働いている人を対象にしているからね。」



2. 業務委託契約だった人
新人S「次に、過去3年以内に同じ企業で業務委託契約をしていた人も対象外になるよ。」

新人Y「業務委託も対象外なんだ。やっぱり雇用契約じゃないから?」

新人S「その通り。業務委託契約は雇用関係とは違うから、キャリアアップの趣旨に合わないとみなされるんだよ。」


3. 事業主や親族
新人S「それから、事業主本人やその親族(3親等以内の親族)も対象外だね。」

新人Y「親族が対象外っていうのは、助成金が不正に使われるのを防ぐためかな?」

新人S「そうだね。公平性を保つために、身内に対する雇用改善は助成金の対象にならないようになっているよ。」


4. 雇用期間が6か月未満の人
新人S「非正規雇用としての期間が6か月未満の人も対象外になるんだ。」

新人Y「雇用期間が短いとダメなんだね。でも、なんで6か月が基準なの?」

新人S「助成金の目的が『一定期間働いた労働者の処遇改善』だからだよ。短期間ではキャリアアップとは言えないって判断なんだ。」


5. 正社員化後すぐに退職した人
新人S「あと、正社員に登用した後にすぐ辞めてしまった人も対象外だね。」

新人Y「正社員化した後、どれくらい働いていればいいの?」

新人S「最低でも6か月は雇用を継続する必要があるよ。それ以上働かないと助成金の趣旨に合わないからね。」


6. 定年退職後に再雇用された人
新人S「定年退職した後で再雇用された人も対象外だね。これもキャリアアップというより、雇用延長とみなされるからだよ。」

新人Y「再雇用のケースもダメなんだね。それなら普通の助成金とは違う趣旨って感じがするな。」


7. その他の条件
新人S「最後に、もともと助成金の条件に合わない人もいるよ。例えば、雇用保険に加入していない人や、短時間労働者でも雇用保険の適用除外になっている場合も対象外だね。」

新人Y「なるほど、保険の適用とかも関係してくるんだね。」


新人Y「こうして聞くと、対象外になる条件ってかなり細かいんだね。でも、ちゃんと確認すれば問題なく助成金を申請できそうだね。」

新人S「その通り!対象外要件を事前にチェックして、条件を満たす労働者をしっかり選べば、スムーズに助成金を活用できるよ。申請準備、頑張ろう!」

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