こたけ正義感『弁論』を見た
SNSで沢山の人がおすすめしていたり、よく話題に上がるのでミーハー心で見てみた。
これがすっごいおもしろかった!!!
ねえ見てよ!!!1時間あっという間だから!!!
誰かに勧めたくなる理由が分かった。
法律の知識はなくて大丈夫。肖像権、受忍限度、名誉毀損…聞き馴染みのない法律用語も出てくるけど全部分かりやすく説明してくれる。
弁護士は喧嘩の仲裁をしている、これあんまりない感覚だったな。
こたけ正義感夫婦の生活、絶対面白いだろうな。
無限の概念がこわくて泣くこたけ少年かわいい。
「尿意はご褒美」
私は自分をそこまで追い込んだことはないから、よく分かんないけどこんなに極限状態になるんだ…弁護士ってやっぱすごいや〜と笑ってた。これが後に効いてくる。そんな状態にすらさせてもらえない、ある日突然人生が一変してしまった人の話が出てくるから。
袴田事件。
先日、本当に偶然NHKでドキュメンタリーを見た。
味噌樽の検証実験や元ボクサーだった話も出てきた。あのズボンが小さくて、袴田さんが履けないサイズ感であることも。
劣悪な環境に置かれた袴田さんは足の爪がボロボロで、それを更に高齢のお姉さんが手入れしていた。明るいお姉さんのカラッとした笑顔が印象的だった。
この番組を先に見ていて良かった。
よりグッと前のめりで話を聞いた。
弁論の後半は袴田事件の話になる。あくまでコミカルに話は進む。
ひどい。悲しい。許せない。
こんなことあってはいけない。
感想がそれで終わらないのが凄いところで、あなたはどうですか?と投げかけてくる。他人事にはさせない、させてくれない。
弁護士と聞いて態度を変えた街中の普通の人たち=私たち。
証拠を捏造した刑事も、捏造と気付きながら指摘しなかった警官も、誰かにとっては良い人で街に溶け込む普通の人たち。
ネット社会の現代、誹謗中傷や私刑がよく問題になっている。
思い込むな。
分かってる、今回ので更によく分かった。
ただ…心がけようと思っても全部は無理で、限界がある、とも思う。無自覚に悪意なく人は偏見を持つ。
最後に覚えて欲しいと言っていたこと。
被告人は犯人では無い。原則無罪。
なんて分かりやすい線引き。1歩ずつ着実に。
せめてこの事実だけは胸に留め置こうと思った。
当時の検察も、観客も、今の検察庁も各方面を刺しに来てた。
↓例のHP。
(リーガルチェックは入っていないんですか?)
自分の経験、想い、主張が盛り込まれた“これぞ単独!”と思った1時間。次回の単独に弁論Tシャツを着て行きたい。ぜひまた開催してください!!