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【考察】「BANG YOU グラビティ」は3度刺す【蓮ノ空】

皆さん、BANG YOU グラビティ、聞いていますか?
初めまして。一般ラブライバーのるせと申します。
さて、本日は先日発売されたみらくらぱーく!の2ndシングルに収録されている曲、「BANG YOU グラビティ」についてのお話。

この曲、現在私にぶっささり中でして
暇があれば無限ループして聞くほどハマっています。
しかし、そうして聞いていく中で
この曲に関するある考察が浮かびました。
それは
「この曲は、3つの意味を含む曲なのではないか」
というものです。
妄想、こじつけ、拡大解釈を多大に含む駄文ですが、
是非最後まで読んでいただけると幸いです。


BANG YOU グラビティの概要

みらくら補修室ラジオ第25回にて、
この曲はストーリー10話の中で行われた
ルリちゃんがめぐちゃんをスクールアイドルクラブに
復帰させるために作っていた曲
だと明かされましたね。
約束された泣き曲とも言われていました笑。

そして、発売され、実際フルで聞いてみてどうだったか。
バカ泣き曲でしたね。
歌詞を見ると、至る所に
ルリちゃんからめぐちゃんへのメッセージらしきものが
ちりばめられています。
ということで、この曲に込められた一つ目の意味。

刺しポイント①
瑠璃乃から慈に贈る曲であるということ

これに該当する歌詞をいくつか見ていきましょう。

例えば、
「お布団を抜け出して 遊びに出かけようよ」
という歌詞。
これは、10話にてめぐちゃんがスクールアイドルクラブと
距離をとっていることを「布団の中にいる」
という歌詞で暗喩しており、それに対してルリちゃんが
一緒にスクールアイドルをやらないかと誘っていることを
「遊びに出かけようよ」という歌詞で表していると解釈できます。

るりめぐ最高すぎる

例えば、
「君が大好き これからも隣にいてね」
という歌詞。
これはもう歌詞の通り、ルリちゃんはめぐちゃんのことが
大好きであり、幼馴染として、そして
スクールアイドルとして、これからも隣にいて欲しいということを
表していると解釈できます
エモいですね(号泣)

お互いに大好き

他にも様々なところに散りばめられており、
総じてこの曲は
ルリちゃんからめぐちゃんへのメッセージである
と言えると思います。
この地点ですでに最強で最高なわけですが、
私はこの曲には別の側面も存在すると考えます。
ということで、この曲に込められた二つ目の意味。

刺しポイント②
梢、綴理から慈に送る曲であるということ

さて、なぜこのように考えるのか。
まずは理論的に説明させていただきます。

この曲は先ほど挙げた通り、10話のライブで披露するために
ルリちゃんが作った曲です。
しかし、冷静に考えてみれば、ルリちゃんはスクールアイドルを始めて
まだ約一か月
そんな子が短いスパンで曲を完成させられるかと言えば
実際には厳しいところもあるでしょう。

これが7月末の出来事

実際、ストーリー15話で明かされたように、
花帆は4月にスクールアイドルを始めて、翌1月にようやく
作詞に「挑戦」していました。
それも、かなり苦労をしながら。
それを考えると、ストーリー10話の時点でルリちゃんが
一人で曲を完成させるのは、流石に難しいのではないか、ということです。
もちろん、ルリちゃんもめぐちゃんに対する熱い言葉等は
いくつも思いつくと思いますが、それをバランスをとりながら曲にする
というのは技術も少なからず必要でしょう。

初めての作詞に苦戦中

では、なぜBANG YOU グラビティは完成したのか。
私はその疑問に対する答えが、
「ルリちゃんの曲作りを手伝った存在がおり、
それが梢、綴理なのではないか」

と考えます。

前述の通り、この時期に花帆、さやかが曲作りを主導するというのは
考えにくく、そうなると10話の時点で曲作りの技術をもっているのは
梢、綴理のみです。
そして、10話の冒頭で触れられたように、梢、綴理も慈に対して
思うところはあったでしょう。
このルリちゃんの曲作りを積極的に手伝おうとしていても
何も不思議ではないと考えます。

慈に話しかける梢、綴理

そして、このことを念頭に置くと
歌詞の中に気になる部分がいくつか見えてきます。

まずは1番のBメロの部分
「名前のわかんないお星さまじゃなくて
でっかい顔していてねお月様」

という歌詞です。

これを普通に解釈するならば、
「めぐちゃんにはお星さまのような小さな輝きではなく、
お月さまのように大きく輝いていて欲しい」
というルリちゃんのメッセージにも思えます。

しかし、私はこの「お星さま」「お月さま」という歌詞には
このような意味が込められているのではないかと考えます。

「お星さま」
「お月さま」

このように
「お星さま」→「お星さまの形をしたもの」→「若木証明書」
「お月さま」→「かぐや姫が出る楽曲」→「ド!ド!ド!」
      →「みらくらぱーく!の最初の楽曲」
である可能性はないでしょうか?

この歌詞が梢、綴理によって書かれたものだとしたら、
その意味は
「過去に結んだ私たちの約束=若木証明書なんて、
今となってはちっぽけなものである。
だから、慈も過去(お星さま)ではなく、
瑠璃乃、みらくらぱーく!の未来(お月様)として進んで欲しい」

という意味に解釈できます。

事実、6月には梢、綴理は同じステージでDEEPNESSを披露しており
若木証明書の誓いはすでに破られているのだから。
「ド!ド!ド!」はめぐちゃんが休止しているときに作った曲である
と8月度Fes×Liveで明かされたため、
もし梢、綴理がこの楽曲を知っていたなら、それを歌詞に織り込むことも
可能でしょう。

「DEEPNESS」

次に、ラスサビの後半の部分。
「君が大好き これからも隣にいてね
ずっと大好き このまま駆け抜けてこうぜ
君が大好き これからも隣にいるね」

という歌詞です。

これも一見、幼馴染として自分はいつでも隣にいる存在であり、
慈にも隣でスクールアイドルをしてほしいという
瑠璃乃のメッセージにも思えます。

隣で引っ張り合う引っ張り合う関係

しかし、そうだとすると、言葉に少しだけ違和感がないでしょうか?
瑠璃乃は留学をしており、慈がスクールアイドルを休止している最中には
言葉通りの「隣」にはいなかった。
この歌が慈にスクールアイドルに戻ってほしいという歌なら
「これから『は』隣にいるね」
という表現の方が真っ先に思い浮かばないでしょうか。
加えて、スクールアイドルでなかった瑠璃乃が
「このまま」という表現を使うのも違和感を感じます。

もちろん、離れていても心がつながっていたことを表現している、
という見方も十分できるでしょう。
しかし、この表現を選んだのが、梢、綴理だとするとどうでしょうか。

彼女たちは一年間、同学年として
慈の隣でスクールアイドルをやってきました。
だからこその、これから「も」隣にいてね/いるね、
という表現になっているのではないでしょうか。
こう考えれば、「このまま」という言葉が使われていることに
つじつまも合うでしょう。

蓮ノ大三角

このように、この曲は
瑠璃乃から慈に贈る曲であると同時に、
梢、綴理から慈に送る曲である可能性も
決して低くないと考えます。
この視点で改めて歌詞を見ると、違う解釈が生まれる箇所も存在します。

まず、一番のサビ、ラスサビの初めの
「離れられない それがBANG YOU グラビティ」
という歌詞です。
これは、幼馴染は離れられない
という意味が込められていると考えられますが、
上記の視点で見ると、
スクールアイドルを休止した後も
リハビリを手伝ったように「離れられない」

という解釈もできるのではないでしょうか。

休止しても、離れられない

また、最後の
「宇宙一だねうちらって 対等で 最高で 最強だ」
という歌詞もです。
これの「対等」という言葉は、
幼馴染として「対等」であるというのももちろんですが、
上記の視点で見ると
蓮ノ空102期生として「対等」である、という解釈もできるでしょう。

このように、BANG YOU グラビティは
梢、綴理から慈に送る曲であるとも言えるのではないでしょうか?

そして、さらに、私はこの曲にはもう一つ、
別の側面があるのではないかと考えます。
ということで、この曲に込められた三つ目の意味。

刺しポイント③
花帆、さやかが瑠璃乃の背中を押す曲であるということ

さて、なぜこのように考えるのか。
先ほどと同様に説明させていただきます。

この曲は、蓮ノ空の曲に多いストーリーの内容が
歌詞などに深く反映されている曲、
いわゆる「文脈曲」であることは
これまでの説明で自明であると思います。

しかし、そうだとすると、歌詞のある部分に違和感が生じます。
それが二番のBメロの
「ミジンコだって 思う時もあるぜ
ぷかぷか悩みの 海の上で
遠くの方で バタ足が聞こえる
でっかい浮き輪で君が 笑ってる」

という部分です。

他の部分と比べて、この部分だけ妙に
ストーリーとの関係が薄いとは思いませんか。
しかし、
「いやいや待ってくれよ。確かにそうだが、これはあれだろ?
ドドドの童話パートみたいないつものみらぱ節だろ?」
と思う方も多いでしょう。

しかし、これを見ればどうでしょうか。

「ぷかぷか悩みの 海の上で」
「でっかい浮き輪で君が 笑ってる」

こちらの2枚のカードイラスト、
「ぷかぷか悩みの 海の上で」
「でっかい浮き輪で君が 笑ってる」

という歌詞と、あまりにも一致しすぎていると思いませんか。
シチュエーションだけでなく、表情までその通りなのは
流石に偶然とは思えません。
しかもこのカード、両方「SPLASH」というシリーズのカードですが、
リリースされた時期はちょうどストーリー10話がリリースされた時期と
同タイミングです。

これが何を意味するかということについてですが、
私はこの表現を
「花帆、さやかもBANG YOU グラビティを作るのに少なからず
関わっている」

という意味だと解釈します。

それを踏まえたうえで、もう一度この歌詞の意味を考えます。
ストーリー9話にて、ルリちゃんのがミジンコモードになり、
花帆、さやかが追いかけて追いつくシーンがありましたね。
「ミジンコだって 思う時もあるぜ」
「遠くの方で バタ足が聞こえる」
という歌詞があることから、このBメロはルリちゃん目線から見た
ストーリー9話を表していると解釈できます。

「ミジンコだって 思う時もあるぜ」
「遠くの方で バタ足が聞こえる」

そして、ストーリー9話にて、
自身が迷惑をかけるからスクールアイドルクラブをやめるという
ルリちゃんに対し、
花帆とさやかがルリちゃんを受け入れることで
ルリちゃんはスクールアイドルが出来るようになりました。

スクールアイドルが大好きな、仲間だから

このことから、
ルリちゃんは、めぐちゃんに同じことをしたい
思ったのではないでしょうか?
花帆とさやかが自分にスクールアイドルをさせてくれたように、
めぐちゃんがスクールアイドルを出来るように何かをしたいと。
その意志を汲んだ花帆とさやかが、
歌詞に応援を込めてできたのがこの歌詞ではないかと思います。

このように、この曲は
花帆、さやかが瑠璃乃の背中を押す曲である可能性も
決して低くないと考えます。
この視点で改めて歌詞を見ると、違う解釈が生まれる箇所も存在します。

まず、2番のAメロ最後の
「うちらが手を組んだら 誰も逃げきれない」
という歌詞です。
これは、ルリちゃんとめぐちゃんが手を組めば、
その魅力から逃れられるものはいない

という意味が込められていると考えられます。
しかし、上記の視点で見るとどうでしょうか。
ストーリー10話にて、瑠璃乃、花帆、さやかが協力して
慈を捕まえていました。
このことから、
「花帆、さやか、瑠璃乃が手を組めば、
慈は絶対にスクールアイドルクラブから逃げきれない
=必ず慈を復帰させられる」

という解釈もできるのではないでしょうか。

「誰も逃げきれない」

また、二番のサビの
「一人にしない それがBANG YOU グラビティ」
という歌詞です。
これは、幼馴染としてお互いを一人にしない
という意味が込められていると考えられますが、
上記の視点で見ると、
「ルリちゃんがスクールアイドルクラブを離れても
花帆とさやかはルリちゃんを「一人にしない」
ステージの上には一緒にいなくても
ルリちゃんは一人じゃない。」
という解釈もできるのではないでしょうか。

「一人にしない」

さらに、ラスサビ後半の
「君が大好き これからも隣にいてね
ずっと大好き このまま駆け抜けてこうぜ
君が大好き これからも隣にいるね」

という歌詞もです。
ルリちゃんがスクールアイドルクラブに入って以降、
花帆とさやかは常に瑠璃乃の隣にいました
だからこそ、瑠璃乃に対して
「これからも隣にいるね/いてね」と呼び掛けているのでは
ないでしょうか。
そして、
「このまま「スクールアイドルとして」駆け抜けていこうぜ」
というメッセージにも思えます。

一緒に続けて、今がある

以上より、BANG YOU グラビティは
瑠璃乃から慈に贈る曲であり、
梢、綴理から慈に送る曲であり、
花帆、さやかが瑠璃乃の背中を押す曲である

という3つの意味を持っていると考えます。

これで、私の考察は終了となります。
ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございます。
結論を以下に記し、締めさせていただきます。

結論

ろさ様は神。
蓮ノ空運営は神。
みらくらぱーく!は神。
BANG YOU グラビティは神。
ということです。
皆さん、聞きまくりましょう。

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