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「ポケモン×工芸展-美とわざの大発(麻布台ヒルズ)に行ってきました!(2024年12月後半)

今年の美術展納めはこちら。

ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
   港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF
会期:2024年11月1日(金) 〜 2025年2月2日(日)

小学生時代にポケモンパールをやり込み、
アニメ アドバンスジェネレーションを見て育ち、
社会人の今、ポケポケにハマっている今日この頃です。

麻布台ヒルズといえばこの不思議な建築!

会場は麻布台ヒルズ。フロアの構造が分かりにくいので、
初めて行く方は事前に調べた方が安心です。(ギャラリーまで少し迷いました)
この建物の向かい側「GARDEN PLAZA Aエリア MB階」が会場ですのでお間違えなく!

新しい取り組み「ポケモン×工芸」

「工芸作品に関心を持つのは、年齢が高い層が多いんです。一方で、ポケモンは若い世代を中心に、幅広く支持されています。今回の取り組みは、若い世代にも工芸の世界に入門していただく、とてもいい機会になるのではないかと考えました」

株式会社ポケモン公式ページ 現・国立工芸館長の唐澤昌宏 さん

客層は様々で、
子供連れやカップル、ポケモンファンや学生さん、観光客…
と若年層を中心に幅広く、普段の美術展とはまた違った空気感で新鮮でした。

今回 若手アーティストから、なんと人間国宝まで総勢20名が参加されていて、
約70点どれも「真剣勝負」で制作された傑作が揃っています!
じっくり1時間ほど鑑賞してきました。

吉田泰一郎 YOSHIDA Taiichiro

まず最初に展示されていたのがブイズの作品。

「シャワーズ」他ブイズ

シャワーズは鱗型、サンダーズは雷型、ファイヤーズは炎型とポケモンに合わせて毛繕いがされていました。キャラの個性が細かな造形に反映されていて、ポケモンへの尊重が感じらました…。

制作秘話について、こちらの記事も面白かったです!

今井完眞 IMAI Sadamasa

イラストで見慣れているポケモンを、リアルな立体作品テイストで表現した作品。
実写映画「名探偵ピカチュウ」を感じさせる世界観で、リアルながら愛嬌があります。ポケモンが実際にいたらこんな生き物なんだろうな…と想像を掻き立てられる作品でした。

「ゼニガメ」「コイキング」こちらのグッズも可愛かったです。
「フシギバナ」口元、耳がリアルでとっても迫力がありました!

満田晴穂 MITSUTA Haruo

進化中のポケモンを表現されていて、置物でありながら躍動感があります…
シーンの切り取りが素敵です。

「自在トランセル・バタフリー」
「自在コクーン・スピアー」

「話をいただいてから約一年半の時間をかけてゲームを4本プレイし、アニメも4シーズン分ほど見ました。ポケモンのことを“理解する”というよりも、そのポケモンを僕の中に“存在させる”ために。そうして自分の中に取り込んだポケモンといただいた資料との整合性をとりながら、まず下絵のようなものを描き、採寸を取って立体に起こしていく作業を進めました。」

上記サイトより 満田晴穂さんのコメント

制作にあたりゲームをプレイし、
ポケモンを理解してから制作に臨む真摯な姿勢が、
技術とアイディアから伝わってきます。

植葉香澄 UEBA Kasumi

「羊歯唐草文シェイミ花畑」こちら抽選販売していました

桝本佳子 MASUMOTO Keiko

手びねりで作られた陶器の作品。

なんだかおいしそうな「ロコン」

「ヒトカゲ」「リザードン」「ファイヤー」「キュウコン」と
炎タイプのポケモンが器に埋まっていました。
火と焼物の親和性に加え、丸みのある器の形が可愛いアート作品でした。

「器であって器でないもの」
私の制作テーマは、「用途のない、飾られる為だけに作られた器」です。(略)
美術や工芸の愛好家だけでなく、より多くの人々に親しみを持って見てもらえる陶磁器という素材で、ユーモアを大切にしながら新しいかたちを生み出していきたいと思っています。

桝本佳子さんホームページstatementより引用:https://keikomasumoto.main.jp/statement/

その他 紹介しきれなかった作品も、どれも素敵で見応えがありました!


感想

作品のモチーフとなるポケモン選びも、作家の個性が出ていて面白かったです。
「ポケモン」は本展の企画の他、ポケモンカードのイラストなど、
アート知るきっかけを提供していて素敵なコンテンツだなと思いました。
伝統工芸によるポケモンの可能性も見ることができ大満足!


メモ

・平日夕方に行き、会場前で前売りチケットを購入
 →受付で当日券を購入するより、スマホで前売り券を購入すると200円引きに
・30分ごとの入場規制により、スムーズに鑑賞できて見やすい
・展示最後に制作過程の映像も3作品ほど見ることができました
・グッズ販売は地下にあり、チケットを持っている方のみ購入が可能
・グッズ販売近くにコラボメニューを扱うカフェあり

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