まるでぼくらのピリオドのよう
出ていった君の背中を見つめ
何も言えずに扉が閉まる音
残された部屋に漂う香り
小さなピアスが語る最後の言葉
ピアスはまるでぼくらのピリオドのよう
ふたりの時間が消えた瞬間
あの頃の笑顔も、手を繋いだ温度も
すべて夢のように遠くなるだけ
テーブルの上に置かれた記憶
君の声だけが耳を離れない
思い出の欠片、触れれば痛い
だけどまだ捨てられずにいる
ピアスひとつが語るぼくらのストーリー
『言葉』より『だけ…』が沈黙の意味
ふたりの未来も、約束した景色も
もう戻れないと知っているけど
夜が更けていくたび
君の影が薄れていくけれど
心の奥に君はまだいるよ、そっと
ピアスはまるでぼくらのピリオドのよう
愛した証がここに残る
君がいない日々も、忘れられない想いも
いつか僕の中で輝きに変わる
CO₂production 小野寺千尋
https://youtu.be/6c-fAsRVPzA?si=y8wWU3L7CweAXSNJ