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島根大学社会教育主事講習第3回対面講習を終えて

島根県吉賀町をフィールドに、社会教育主事講習第3回対面講習が実施にあわせて、BFFから参加の2名の学修者も前日からそれぞれ津和野、広島入りしました。…が、台風21号の温帯低気圧の影響で西日本各地で大雨となり、JR運休、高速道路があちこち通行止めとなり、学修者の安全を考慮し、2日は17時からオンラインで集まる会、3日は現地とオンラインで予定を修正して実施となりました。

2日の夜、吉賀町に到着し夕ご飯を済ませて宿に戻る際に、空を見上げたら、ものすごい数の星がひろがっていて、朝の様子とはまったく違う景色に本当に1日の出来事だったのかとただただ、空を見上げるばかりでした。。。

3日は朝から、雲ひとつない快晴でした。
安全を確保して参加できる学修者は、会場の高津川てらすに集合し、遠方に戻った方はオンラインで参加し、講習がスタートしました。

今回は、目指す社会教育士像を起点に多様な社会教育の在り方を理解し、自身の実践に繋げることを目的とした社会教育経営論実習です。
吉賀町の派遣社会教育主事、町教育委員会教育長、公民館主事、の方々が登壇し、吉賀町の教育の核である「サクラマスプロジェクト」についてロジックモデルをもとに実践した内容や、福島ではあまり聞いたことがない、派遣社会教育主事というポストとその仕事、ともに働く公民館主事が、地域と子どもが共に活動する場をどうつくっているのか、など、事例や失敗談など交えて話をしていただきました。
サクラマスプロジェクトについてはこちらから詳しくご覧になれます⇒https://www.town.yoshika.lg.jp/iju/kosodate/sakuramasu.html

たくさんのインプットがあった中で、特に印象に残ったのは、
教育長の、「〇〇だからできることで、うちでは無理」と答えてしまってはそこで終わりになるので、それを「自分なら」に変換して考える。正解はないのだから。
また、子どもに地域の大人が関わるのではなく、探究活動をしている大人に子どもを巻き込むという姿勢+学ぶのは子どもだけではないという考え方は大切だなと感じました。
公民館主事の、どんな環境でも、自分が主人公の物語で考える(個の部分)を大切にしながら、何を目指してどんなアクションをするのか(公の部分)などがありました。

この後、4つの現地テーマによる分科会から2つ選択し参加しました。
各分科会は45分間で、それぞれ2~3人の方にお話をしていただきました。
A 対話によるまちの創生~公民館のような病院構想~(官民共協働)
B 大人の豊かな繋がりづくりゆるやかなチーム
C 地域に飛び出す教員
D 地域と学校の連携協働の未来


焚火をかこんで昼食タイム
突然、大声で主張をする学修者がでたり、前日の不安な1日から解放されたからなのか、なかなか体験できない1コマでした。

午後はアウトプットの時間です。
分科会に参加した中でより関心があった1つを選択し分かれます。
その中で3人のチームを作り、分科会で聞いた事例などについて感じたことや学んだことを共有し、自分ならどう関わり、どんな社会を目指したいのか、そして自分が目指す社会教育士像について対話をしました。

他の学修者と共有し合う中で、7月の講習開始時から様々なインプットとアウトプットを繰り返した結果、自分が目指す社会教育士像が変わってきていることを改めて感じました。しかし、まだまだ言語化し切れていないところもあったため、引き続き言語化をしていきたいと思います。

その後、記念撮影をし、解散となりました。

次回は、閉講式を迎える第4回対面講習となります。
2度目のワークショップ演習もあるため、準備をしっかりとして臨みたいと思います。

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