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28歳助産師、子宮体がんになった話①
28歳の5月。
コロナも少しずつ落ち着いてきた頃にやっとの思いで結婚式を挙げた。
「健やかなる時も、病める時も共に…」と言ったかどうかは忘れたが
誓いを立てた矢先のこと。
時々不正出血(生理の時期ではないタイミングで出血があること)がみられることは
あったけれど、こんなに長く続いたことはないなあと少し不安に思い
当時働いていた職場の院長に診察していただいた。
院長:「ポリープ(子宮の内膜に出来るできものみたいなもの)があるかもねえ、子宮鏡(胃カメラの子宮バージョンみたいな感じ)しておいたら?」
その流れで早速翌週検査を行った。(これも職場だからできたこと)
同期に介助についてもらい早速検査。
「おおお、すごいねたくさん!」とびっくりしながら同期と画面を見つめる。
子宮の中なんて、簡単に見ることないし、
もはや一生見ることなんてない人の方が多いのではないだろうか。
そんな中、子宮にはどっさりとポリープが!!!
こりゃなんと、驚いた。
ポリープ自体は大半が良性のもので、取らずにそのままにしておくこともあるが、
数が多かったり、大きかったりするものは不妊の原因になったり、
不正出血の原因になるためとるのを勧められる。
その当時私は、すぐに妊娠する予定がなかったため
手術などせず様子を見たいと思っていたが、
不正出血も見られているため、手術を勧められた。
職場で手術する事は出来たのだが、麻酔をかけられた状態をスタッフや同期に
見られてしまうのもなんかちょっとなあ…と恥じらいもあり(笑)
やるならしっかりやりたい!という思いで
総合病院の子宮鏡下でメスを使って中を見ながらポリープを
とってもらう方法を選択した。(子宮鏡下内膜ポリープ切除術)
これまで大きな病気やけがもなく、もちろん入院した事もない私。
初めての入院にしては、まあ大それた手術?ではないしこれも人生経験!
助産師としてはいい経験だ〜!はっはっは〜!と思っていた私…
この後、まさかの展開になっていくとはつゆ知らず…
続く
ヒトコトメモ
不正出血は一時的なホルモンバランスの乱れや排卵の時期のサイン等、
重大な原因ではない事が多いですが、私のように子宮頸がんや子宮体がんといった病気のサインであることもあります。
頸がんは若者にも知られてきていますが、実は体がんも生活習慣や食生活の変化によってじわじわと若年層で増えてきているようです。
今回私は、茶色の生理1−2日目程度の出血が数日続いていました。
あれ?いつもと違うぞ?量が増えてる気がする、期間が長い気がするという時は、早めに婦人科受診をお勧めします!
そして、何もなくても、少なくとも1年に一度はがん検診を欠かさずに♪
今のわずかな労力が、将来起きてほしくない未来を変えるかも…
ちなみに子宮体がんの簡易的な検査は、頸がん検査と比べて精度が低いというのが現状です。
そのため、症状がない限りは基本的に積極的に行う検査ではありません。
何か気になることがあれば、相談してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました*