【自慢】気まずすぎた空間を乗り越えた話
こんなとき、あなたはどうしますか?
学生時代、
ガチでしゃべったことない同級生、しかも異性と(さらに、その人はおしゃべりではない)ふたりきりで長時間歩かないといけない状況になったときーーー
大学生のとき、私はとある文化系の部活に所属していた。
同学年のメンバーは約20人ほどいた。
ここまで大人数いると、正直喋る機会のないメンバーも生じる。
私はまだ「喋る」ほうの人間だったが、
中にはかなり無口というか、内気というかあまり色んな人にしゃべりにいくタイプではない人も当然いる。
私は、その内気そうであまりしゃべらない同学年の女性と、
ふたりきりで10分ちかく歩かなければいけない状況になった。
(ちなみにどういう状況やねん、というと、
学祭の準備のために必要なモノを、部室に取りに行くためのメンツが僕ら2人しかいなかった、
という状況だ。)
その流れになった時、
「うわマジか」と思った。
彼女は、
元から同じ学部で仲がいいメンバー1人としか喋っているのを見たことがないのだ。
話すことが無さすぎる。
ガチでキツい空間が始まった中、私が発した第一声は、
「やばいなぁ、この2人であんま話すことないなぁ笑」
だった。
すると、彼女は、愛想笑いかガチ笑いかはわからないが、
とりあえずは笑ってくれた。
まぁ、セーフだろうという手応えは得た。
すると、ピクリとも動かなかった冷たい雪だまは、俺の想定以上にずんずんと転がり始めるーーー
俺の発想は、「この2人で話すこと無いなぁ」から、
(じゃあ彼女ともう1人のメンバーとはいつも話してるよなぁ、2人はそもそもなんの学部なんだっけ?)
と流れていき、
「いつも喋ってるあの子は学部一緒なんやな?何学部やっけ?」と続く。
「あぁ、〇〇学部か。じゃあ俺の学部からは遠いとこやな…」とかそんな具合に続いていく。
そして、
会話が途切れたら、「あ、そりゃこう(気まずく)なるわな笑(話すことないから)」というフレーズを挟む。
これを繰り返すうち、割と楽しく(←待てよ俺だけじゃねぇよな?)、あっという間に10分は過ぎた。
気まずい時は、思い切って「気まずい」と言ってしまうといいのかもしれない。
その方が、お互いに緊張が途切れるし、
会話の糸口も掴める。
少し自慢っぽくなってしまったこの記事の最後だが、
自分をオトせるオチが思いつかない。
でも、そんな出来でもそこまで落ち込まないディーシャルなのであった。