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【ALIVEとわたし】丸山 伊津紀さん(まるちゃん)

「みんなちがって みんないい 国をこえて 人と人をつなぐ」

  さまざまな国のみなさんに、日本語学習を通じて、豊かな未来を描くための、多文化交流事業を横浜で20年行なっている認定NPO法人地球学校さん。2020年度第2期の答申先としてご一緒しました。今回は地球学校の代表のまるちゃんに、答申先の目線からALIVEの時間をふりかえっていただきます! https://chikyu-gakko.org/


■団体のメンバーもALIVE参加にOKしてくれた!

 セッションが始まる前は、わくわくと不安が入り混じっていました。夢のようなプロジェクトに参加できるチャンスに私個人は「わくわく」していましたが、地球学校のメンバーは一緒に参加してくれるのだろうか…そんな不安の中、6名がOKしてくれて全7名で参加できました。うれしいの一言です。不安は払拭されました。

■ 「すごい」と「ありがとう」が溢れていたALIVEでの時間

 セッションが始まると毎回「すごい」と連呼していました。参加者がとにかく「すごい」。名だたる企業のバリバリ現役の社会人が本気で考えたプレゼンを毎回5チーム分、評価して改善案をお願いするという立場なのです。贅沢な時間でした。コンサルティング料を試算したら大変なことになります。しかも安っぽいコンサルと違って、ちゃんと何度も私の声を聴いて知ろうとしてくれました。地球学校の支援者の声を、卒業生の声を、保護者の声を、子どもの声を聴いてくれました外部の他団体に出かけて広く声を聴いてくれたチームもありました。すごいです。私たちに欠けていたことを教えてくれました。「ありがとう」も毎回つぶやいていました。
 5つのチームに参加した地球学校のメンバーも、企業からの参加者と一緒になって自分事として真剣に取り組んでくれました。各セッションの合間もチームに参加してくれていました。「すごい」「ありがとう」無限大です。

■ 無理!と決めつけずに動き出そう

 ALIVEに答申先と参加したおかげで、地球学校の仲間とともに動き出すパワーをもらいました。遠くで眺めていただけの高い山に登れた、そんな感じです。「一緒に登りませんか」とサポートしてくれる人が現れて、「これが必要ですね」「こうやって使うものですよ」と登山の準備を整えてくれて、自分たちの足で登れそうなところまで道先案内をしてくれました。しかも一回で終わり、ではなく習慣になるところまで設定してくれました。残念ながら怠けている暇がありません(笑)今はセッション5に向けて活動中です。

 2020年になって新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、先行きが見えない中でのALIVE第二期でした。コロナ禍に出合えた奇跡です。この1月、緊急事態宣言の発出後に、地球っ子教室をオンラインで開催できたのもALIVEプロジェクトのおかげです。自分たちだけでは無理だったでしょう。スキルの壁だけではなく心の壁もありましたから。

■自分自身と向き合いつづけた3カ月

 ALIVEの3か月間は自分自身と向き合う時間でした。数字には見えにくい地球学校の価値を言葉にする時間をもらいました。熱心な参加者と出会えたおかげです。奇しくもNPOとして20周年を迎えた2020年、参加者からの問いかけは、20年の活動を振り返り整理する時間にもなりました。

 今後は…自分たちにできないことは、できる他者に上手に頼ろうと思います。高いスキルに限らず、すきま時間を提供してくれる人とつながることもできました。「言ってください」「できますよ」と応援してくれる人は思った以上に存在することに気づけました。今後は…できない理由を探さず、どうやったらできるのかを考えます。地球学校に参加してくれた32名の社会人が費やしてくれたエネルギーを無駄にしないように進みます。

 とはいえ、きっと私たちは相変わらず、ゆっくりだと思います。体と家庭はこわさないよう、無理をせず楽しみながら、一歩一歩あきらめずに進みます。できる範囲で応援してもらえたらうれしいです。

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