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【ALIVEとわたし】淺沼英利 さん

・Session4のプレゼンはどんな気持ちでのぞまれましたか?

「この提案はあくまでも、このチームの一つの提案です。私はこれからも一緒に活動していきたいです!」

 私のテーマはNPO法人レインボーリボンさんから提案された「PTAイノベーションを3年後100校へ広げるにはどうしたら良いか?」という題目でした。この気持ちになっていたのは、恐らく当事者としての意識が少しでも芽生えていたからだと思います。
 ALIVEでの活動を通して、カリスマ性溢れるNPO法人代表に出会えたことで、その人に感化され、私はPTA役員となり、そしてボランティアに参加するようになり、ALIVE期間中にどんどん自分自身が変わっていくという体験をしました。

・最終プレゼンの結果をきいてどう思ったか

 私たちの提案は5チーム中、3位で不採用。この時の気持ちは「残念ではあるけれど、当然の結果。まだまだチームとしてもっと出来たはず。もう少しだけ時間が欲しかった。」というのが正直な気持ちです。
 私たちチームが提案した施策は「PTAイノベーション」の先にあり、そしてNPO法人レインボーリボンさんのミッションである「子どもたちの笑顔」を増やすための施策でした。PTAイノベーションに拘らず、子どもたちの笑顔を増やし、子どもたちの笑顔から親・学校を、そして、PTAにイノベーションを起こしたいという想いから施策を提案しました。アイデア自体は良かったという想いは今でもあるのですが、アイデアだけで終わってしまったプレゼンだったので、採用に至らなかった結果は納得できるものでした。
 具体的に「子どもたちの笑顔を増やす」活動を実行して得られた苦労・成果等をプレゼンしたかったですね。

・Session1前にはどんな気持ちだったか

 ALIVE研修について調べてみると、所謂"普通"の研修とは一線を画していることに気づきました。
 ALIVEが運営するnoteも参考にしつつ、今まで受けた方々の体験談を読んでみて以下のことが分かりました。

「ALIVE研修とは」
 ・ 社会課題の解決に取り組める
 ・ 社外交流ができる、仲間ができる
 ・ 人が"変わる"きっかけになる
 ・ 研修を受けた人、テーマを提案する団体、研修を企画する人がWin- 
   Win-Winの関係性という画期的な研修

 上記のことを理解していたので、ALIVE研修のSession1の前は参加すること自体にワクワクしていました。
 Session1はオンラインで行われ、チームメンバーとの顔合わせではドキドキしましたが皆良い人だったので、メンバーに恵まれたと思いました。あとサポーターも1人がついてくださるのですが、その方もとても魅力的な方で出会えてよかったと思いました。Session4まで週に一回くらいの頻度でオンライン、オフラインでチーム内打ち合わせを行ったのでチーム内の絆も築くことができました。

・ALIVE中の一番のターニングポイントは?その時どんなことを感じていたか?

 ターニングポイントは2回あります。1回目はSession1が終わり、Session2に向けて課題を深く理解するためにNPO法人の代表に直接会いに行った時がターニングポイントでした。
 これまでの研修だと講師からの情報を聞いて学ぶ、講師が準備したワークショップでチームメンバーと学ぶ、など自分自身が「受け身」になることが多かったのですが、ALIVE研修では取り扱うテーマが「社会課題」であるため、講師という立場の人はおらず、また正解がないため、深く理解するためには社会課題解決の最前線で活躍している人や社会課題を直接経験する機会へ飛び込んでいく必要があると気づきました。
 直接、社会課題解決の最前線で活躍している人と会える経験はかけがえのない経験になりました。私自身の心に火をつけられるという表現で良いか分かりませんが「私も何かしたい!」という気持ちに自然となっていきました。
 
 ターニングポイントの2回目はSession2から3の間にNPO法人が行っているボランティアに参加して社会課題を身をもって知る機会を得た時です。ボランティア活動は代表の方にお願いをしてお手伝いをさせてもらったのですが、そこには自分が知っていたようで知らなかった社会課題がありました。

 浅はかで恥ずかしいのですが、今までテレビで見たり、新聞で読んだりした社会課題に対して、自分の中では他人事のように扱っていました。自分に関係しない、どこか遠い場所での出来事のような気持ちでいたのですが、ボランティア活動に参加して、自分の近くにも実は存在していて、それを知ろうとしない、どこか無意識のうちに避けていたことに気づきました。
 その課題の正面から全力で解決に向けて努力している代表、その周りの方々を見て、私の中で「自分もやりたい。」という想いが芽生えました。ここで初めて、子供の笑顔は何てすばらしいんだろう、人を動かす力、救う力があるなと実感しました。施策を考えていく方向性も少しずつ変わり始めたのが、この時だったと思います。

リフレクションで貰った言葉で一番印象に残っているのは?
 
 リフレクションでは、自分のGOODな面とMOTTOな面をチームメンバー、サポーターからフィードバックをしてもらえます。
 印象に一番残っている言葉はSession2でサポーターの方がくださった「任せる」という言葉です。「時間内にうまくまとめようとし過ぎずに、流れに任せてみる、メンバーに任せてみる、というのも意識してみよう」というメッセージでした。
 私は小さいころから近所の子どもたちをまとめて遊んだり、学生時代は学級委員や生徒会長などをしてきました。仕事でも開発チームを統括し、チームメンバーの意見をまとめ、期間内に決断を下すということをしてきました。それらの中で培われた「決断力」「まとめる能力」というのはGOODの点でも挙げられていましたが、それまでの経験から自然と「自分が決めなければ」という想いが強くなり過ぎていたことに気づきました。施策を考える中で「任せる」という点を意識してチームメンバーと議論していき、少なくとも自分だけでは思いつかない良い施策を生むことができたと感じています。

・改めてふりかえると、ALIVEはどんな時間だったか?

「ALIVE研修は研修じゃない」

 いつの間にか研修という感覚は無くなっていました。自分の中でやるべきこと、やりたいことになっていることに気づきました。
 このALIVEの影響で、私は「PTA役員」になっていました。自分の子供のPTAに関わりたいという気持ちが芽生え、どんな小さなことでも良いので、自分で動き、行動で示したいと考えるようになりました。このALIVE研修は研修ではなく、人を変えることができる「出会いの場」だと感じています。 
 人との出会いから行動、考え方、そして今後の人生も少しずつ変わる、変えることができる場です。真剣に取り組むことで人は変われる、成長できるというのを実感することができる時間でした。
 これは仕事では活かせると思っています。当事者意識を持つことの大切さを学んだので、これからの仕事においても当事者意識を持ちながら仕事をしていきます。現場や顧客が抱える問題を知り、真の課題を見出すためには当事者意識を持ってヒアリングを行い、時にはその中に飛び込んで問題点を体感することが重要だと気づかされました。
 また、もう一つ大切な「熱意」について、「熱意」というのは仕事を成功させる上でも、人生をより良く過ごすためにも重要だと思えました。人との出会いや人の想い、人に関することで「熱意」は生まれると思うので、人を大切にして生きていきたいなと考えるようになりました。

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