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【ALIVEとわたし】ようくん(伊藤陽平さん)

●涙ながらの最終プレゼン。どんなおもいでしたか?
 
 最終プレゼンまで私たちの中では自分たちのベストは尽くした。自信があったし、順番も最後にした。どのチームが最優秀賞でもいい。SCCさんにとっていいものが届けられればとチーム内で話していた。そして、他のチームのプレゼンもよかったのが嬉しかった。
 
 実際に、私たちのプレゼンが回ってきた。SCCさんの目先の目標でなく、その先についても検討できたという想いを持ってのプレゼンだった。すごいプレッシャーがあり、いざ発表の時には勝ちたいという想いの中でプレゼンをはじめた。
 
 実は、プレゼンの練習の時から涙をしていた。それだけ思いれある12分間をチームのみんなで創れていた。
 
 SCCさんと活動に参加するのなかで、なんとかこの状況を変えていきたいと思った。Session2か3で「NPOとはあってはいけない存在。なくてもいいという社会になってほしい。」という話を聴いて、SCCをどうすればなくせるのか考えた。私たちのプランが当たり前の社会になったらSCCがいらなくなると想像できた。未来を想像しながらプレゼンしていた

 内容として日本人の変わることが大切であり、これを聞いている人たちに少しでも届いて欲しい。僕たちも変わらないといけないと伝えていた。
この案が実現できたらと心の底からチームみんなで想えていた。気が付くとみんなすすり泣きしていた。
 
●ALIVEはどんな体験でした?
 
 かけがえのない体験だった。
 
 仕事でリアルな社会課題になかなか向き合わない。普段の業務では、ニーズが大きな市場に向けて仕事をしているので、本当に困っている少数の人たちに向き合うことがそもそもはじめて。困っている人の生の声や体験を聞く中で、「人の役に立ちたい」という想いが芽生えた。人の原動力は、「人の役に立ちたい」「少しでも社会を変えたい」というところにあることを気づいた研修だった。
 
 チームメンバーもよかった。Session1からのチームビルディングをきっかけとして、チームが一丸となって活動できた。チームの役に立ちたいというのも原動力としてあった。
 
 実は、気持ちを切り替えたくてALIVEに参加した。心のどっかで自分自身に社会価値がないのではないかとネガティブに感じているときがあった。このALIVEをとおして、そんな自分でも社会の役に立てると思えた。人の役に立てる、チームに役に立てると気づいた。自分への自信も取り戻せた時間だった。
 
 自分の価値を見直したいと思う人にもいい経験にALIVEはなる。個性と向き合う時間。そして、お互いの個性がでたからこそ、いいところも悪いところも補い合うことチームでやれた。チームの中でありのままの自分を見せることで、チームの仲間がいいところを見つけてくれて、自分が知らない自分の価値があることに気づけた。また、自分の100点の人がリーダーシップを取らなくてもいい、助けるリーダーシップもあるし他にもある。いろんなリーダーシップがあると気づけた。
 
 それぞれが違う意味でのリーダーだった。個性が際立つ研修だった。いいことを気づいてフィードバックしていく。その部分が個性としてどんどの伸びていった。
 


●フィードバックで印象に残っているシーンは?
 
「もっと頼って」と言われた。自分としては、みんなにお願いしていたのに頼ってと言われた。自分が意図してそうしているつもりだったのに、全然足りなかったと気づいた。自己開示もしてほしいとも言われた。じぶんでは開示しているつもりだったけど、そうではなかった。それでも足りないかーと気づいた。
 
 「熱意をもっている」と何度もフィードバックもらった。自分はそうではない思っていた。人見知りだし、熱意を持つよりはクールな意見を持っていると思っていた。全く反対のことを言われた。それがうれしかった。はじめまての人に熱意を見せていた。恥ずかしいというのもあるので抑えている自分もいたけど、でも、汲み取ってもらえた。意識していないやりとりのなかから熱意が伝わっているのがうれしかった。
 
 さらに、「熱意に共感して引っ張られた」と言われた。それもうれしかった。いい意味での熱意であり、まわりの原動力になった。自分自身が熱意をもって頑張る。熱意を伝播してチーム力を強化するのもあるんだと知った。素敵だなと思った。
 
●ALIVEの時間はどんな時間でした?
 
 チームビルディングがすごく大切。3ヵ月の短い時間でぐっとチーム力があがった。Session1の時のライフストリーテリング。

 その人のバックグランドが分かるのがよい。子供の時と今も本質は変わらない。それを普段は話さない。それを聴くから、日常の発言の想いがすごく分かるようになった。それが凄く大好きで、いまでは業務でも機会があれば、実際に使って、会社の中でも広めている。
 
 セッションごとのリフレクションも本当によかった。会社で働いていると相互にフィードバックしない。上司が部下にはあるけど。それをすることで、相手はそう見ていることがわかる。改めて考えるきっかけになる。出来ないことは気づけるけど、得意なところはなかなか気づけない。Session3になると、リフレクションに備えてメンバーのことも見ていた。いいところを見つけていた。それによって相手のことをより知れた。
 
 相手を信頼する大切さも学んだ。その空間が居心地よくないと、頑張ろうと人は想わない。打ち合わせが楽しみだったし楽しい時間だった。ぐっと近づいて、いいね!をくりかえしたからチームとしてよかった。
 
 ネガティブ探しはしなかった。いいところを伸ばした方がその人のためになると思っていた。だからいいところを見つけたいと思った。幼少時の話をきいたからこそ、そういう個性があると知ったので、その個性だからこそ出るところに気づけたし、そこをいいね!としたかった。個性を伸ばした方が幸せだと思う。
 
 そもそも自分の苦手なところは分かっている。Sorryで本人から出てくる。それを私が伝えても意味がない。

 その人がもっと良くなって欲しいという愛を渡していた。真剣に考えていた時にmottoよりgoodを優先した。
 
 もう1つが。熱意とかパッションの大切さ。
 
 熱意が人に伝わる。熱意は自分の原動力にもなるし、まわりの力にもなることが分かった。
 熱意がもつきかっけは、実際にSCCに自分の子供を連れて行った時。生で見るのが大切だった。上手く言っている事例をヒヤリングしたり、幼稚園に交渉したりすると、チームメンバーのそれぞれの熱意の着火点になった。ネットの情報ではなかなかそうならない。そういうのがきっかけになると思った。
 
 チームでぶつかる時もあった。23時にLINEがきて、そこから数時間ずーっとやりとりする。ぶつかるところもある。
 
 自分の答えが正しいというわけではないけど、自分の芯もある。相手にも芯がある。その人がなんでそう思ったのか思いをはせて、丁寧に言葉をならべてやりとりした。いまでは、何くそ!という思いはあるけど(笑)
でもそういう議論ができる仲間がいたのが幸せだった。
 
 
●結果発表で最優秀賞と聞いたときは、どんな気持ちでしたか?。
 
 いやーーーうれしかった。

 SCCのみなさんが一生懸命に取り組まれているのをみて、絶対、いいものを提案したいと話していた。
 提案して終わりにはしたくなかったから、これからも協力させてくださいといった。その願いが叶ってこれからも続けることができることがうれしかった。
 
 実は、プレゼンテーターはSession2に決めていた。チームメンバーからSession4をやって欲しいという言われていた。プレッシャーを常に感じていた。安心感もあった。ホッとした。
 
 社会課題をなくなるという強い想いで望み続けた。テーマの数値目標を達成するという通過点なんて考えていなかった。これを目標と捉えるのか、過程ととらえるのか。大きな差。私は過程としてとらえてたからこそ、社会課題をなくそうと強い想いを得た。
 
●ALIVEに来る前の自分に今の自分が伝えるなら
 
自分の価値を見つめなおせるよ。
ALIVEをとおして、周りからいろんな声をもらったり、
自己肯定感もあがったし、みんなにいいところのフィードバックもらえた。
自分のことを過小評価していた。
自分に対する評価が変わるよとくる前の自分に伝えたい。
 
熱意とかリーダーシップで人を幸せにできたと言えるよ。
チームのメンバーやSCCの人を幸せにできたよ。
いい出会いといい変化をもたらすことができた経験だった。
自分にもそんなことが出来ると知れた、自分から見た、自分の価値が変わった体験だった。

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