見出し画像

【ALIVEとわたし】しのさん(篠崎昂也さん)

●ALIVEが終了してから1ヵ月。いま振り返るといかがですか?
 
 日々の仕事では体験できない経験だった。学びもおおかったし、楽しかった。辛かったこともあったけど、チームメンバーもいい人が多く、すごく仲良くなれた。男しかいないチーム。部活のりみたいだった。

 Session2で初めてリアルで会って、大浴場にみんなで一緒に行って、いろいろと話した。待ち合わせしたわけでもないの明朝もみんなで入っていた。湯船につかりながら、提案がうまくいかなかった・刺さらなかったなんて話をしていた。あと、楽しいねと会話していた。わきあいあいと同じ時間を共有し、いろんな意味で裸の付き合いだった(笑)
 
 そして、Session4の前はゴールが見えず、のアウトプットを考える時間がつらかったが、チームで話し合ったからこそ納得のいく答えが出せた。このプロセスが体験できたことがよかったし、すごい大事な時間であった。チームで1つのアウトプットがまとまったときに、自分一人ではこのアウトプットは作れなかったし、最後まであきらめずにやり切ってよかったと心から思えた。

 私たちのチームには答申先の参加者がおり、私たちのアプトプットがその方とその地域に結びついていく。そのメンバーに貢献したいという想いもあった。私はベストをつくしたと言い切れる時間だった。
 
 
●ALIVEのなかで一番印象に残っているシーンは?
 
 Session4の最終プレゼン。みんなでプレゼンをし、やりきったのが一番印象に残っている。私たちは良い提案・良いプレゼンであったと確信していた為、1位になるかと思っていた。
2位だったと聞いたときは、めちゃくちゃ悔しかった。チームでも納得できないよねと最初は文句を言っていた。でも、答申先やアドバイザーの話を聞くと、答申先の悩んでいることを受け取れていなかったことに気づいた。
表現方法や訴求すべきポイントを絞れるなどちょっとした配慮がもっと出来た、答申先に寄り添いきれなかったと反省があった。
 
 すごい時間かけてお互いに話し合って、アウトプットすることで納得のいく提案のができた。S3から中途半端に進めない。納得しないことはお互いに話し合おうとやりとりできていた。ここは違う・これは納得できないと立ち止まり議論をすることが出来たからこそ、納得のいく答えが出せたのだと思う。
  
●なぜそれができたのかな?
 
 Session2・Session3もアドバイザーの評価が良くて、答申先の評価が悪かった。私たちの話している内容は自分たちよがりではないかとSession3のときチームで話した。そして、悔いを残したくないという想いでゴール設定をした。そこから、ちゃんと本音で言い合うようになった。
 
 本音で言い合うことで、これまでは気遣いから、本音をぶつけ合えていなかったとお互いが思っていたことがわかった。
 
 チームメンバーのそれぞれがALIVEに参加する目的や経緯、今の仕事の忙しさも違うし、ここでの目標感も違う。そこからベクトルやゴールイメージを合わせることは難しかった。でも、腹を割って話せたことがターニングポイントとなり、それぞれの違いを受け入れて、フラットに話せたからこそ、ゴールを合わせられた。それが大きかった。
 
 そして、答申内容だけでなく、お互いの心境を話す時間を持つようになった。
 


●葛藤していた?
 
 それぞれのモチベーションが違う、役割分担ができておらずパワーバランスがちがう。チームが動き出すまでどうすればいいのか葛藤していた。私は「先導する人がリーダー」だと考えていて、リードしてチームに貢献しようと行動していた。でもALIVEを通して、先導する人より雰囲気を創れる人がいる方が、チームはスムーズに動いていくことも知った。先導するのか雰囲気を創るのか、人の意見をどう聞き取り入れられるか、自分自身のリーダーシップを模索する時間が後半に増えてきた。
 
 自分自身の中でリーダー像に変化があった。それはとても大きな気づきであった。先導するだけだと人はついてこない。チームの雰囲気を作れることも大切なスキルだと体験から学んだ。実際にALIVEで実践もして、チームメンバーからのフィードバックからも自身の行動が変わっていたとフィードバックを貰えた。自分の変化がチームメンバーに届いていたし、チームにポジティブに働いていたのが嬉しかった。
 
●リフレクション印象になっているシーンは?
 
 毎回、お互いのことをどう考えているのか、どう思っているのかについて話し合えたのが新鮮だった。自分では気づけていないところに気づかせて貰えたことが良かった。自分では良くないと思っていた部分は、他者から見ると良いなという部分でもあった。強みだと思って良いんだと思えた。リードしすぎてミスリードになるのではないか、相手に対して自分の意見を押し付けているのではないかと心配なところも多々あったが、チームメンバーの意見を聞き、自身に落とし込むことが出来たのは非常に良い経験であった。


●地域課題にむきあって
 
 日々の仕事と比べるとサイズもシチュエーションコメディも違い、課題を整理することが難しかった。答申先の人がどう考えているのか、どう伝えれば答申先に響くのかを考え続けた。当たり前の話だけど難しかった

 日々の仕事では、接するクライアントの悩みも似たり寄ったりで、提案できる幅も限られているので本質的な課題に踏み込んで考えることが少ない。課題を見つけるというプロセスでの気づきとしては、現地の人に聞かないと分からないことが多いし、聞く人によって意見も異なるので、何が課題なのかを掴むまでに苦労した。
 
●改めて、ALIVEの時間とは?
 
 このインタビューの前にもチームメンバーとミーティングをして、提案した内容を実現しようとしている。答申先へ私たちの想いを伝えて協力してもらえないかを模索している。

 新しいチャレンジを一緒に出来る仲間が出来たのが一番うれしいことで、これから先も一緒に活動できることにとてもワクワクしている。
 
 Session4が終わった後は、本当に悔しかった。だからALIVEの後も京丹後に係わり続けたい。そんな話をしていたら、みんなが同じ思いだったそれもうれしかった。損得でなく、やることに意味を見出せていたことが嬉しかった。
 
日々の仕事では本音で話す機会は少ないが、ALIVEを通して本音で話すことの価値を知れた。
 
今は、チームで提案した内容を実現するために前に進んでいる。
 
こんな時間が増えると、人生が楽しくなると思う。
ライフスタイルを変えることにもチャレンジしてみたい。
こんなことを考え、これまでと違った一歩を踏み出せたことが最大の収穫であった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?