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【VS大賞】世界初のVR小説大賞「第1回バーチャルシナリオ大賞」閉幕!

 A-Literary Works.、一般社団法人メタシアター、FM言ノ葉、めめんともり読書会、文藝イシュタルによる共催企画 「第1回 バーチャルシナリオ大賞」(VS大賞)の全工程が終了しました!企画の初告知(2024年4月)→メタシアター様の法人化会見→開催宣言&募集開始(5月)→募集〆切(9月)→一次選考発表会(10月)→最終選考発表会(11月)→最優秀作品朗読劇……と一連の企画群を半年以上に渡り行ってきましたが、無事に終えることができ、まずはほっとしております。

 また合計応募者数86名、応募作品数154点という非常に沢山のご応募を頂き、最優秀作品朗読劇では何とインスタンス内で常時50名を超える方々にご覧頂きました。初めてのコンテスト開催、他には無い企画形態ということで不安もありましたが、第1回としては悪くない着地だったのではないでしょうか。「バーチャルシナリオ大賞って何?VRでやる意味あるの?」と思われていた方も、私達の向かう方向性を少しでも掴んで頂けたなら幸いです。

 ……という訳で今回は第1回VS大賞の軌跡を改めて振り返りたいと思います。以前本企画の開催概要について纏めた記事もありますので、こちらもご参照ください。それでは是非最後までご覧ください。

◆「バーチャルシナリオ大賞」とは?

 バーチャルシナリオ大賞(VS大賞)は世界初、VRSNSを拠点とした小説・シナリオのコンテストです。応募資格不問、ジャンル不問、VRSNSを利用しない方も応募OK。最優秀作品は「メタシアター演劇祭2024」(11月23日(土)~12月1日(日)開催)にて朗読劇として展開致しました。応募要項の詳細については以前のnote記事やA-Literary Works.公式サイトなど、各種ページをご参照ください。

◆第1回バーチャルシナリオ大賞 開催宣言!

 5月4日(土) に「第1回VS大賞 開催宣言」を行いました。VRChat会場での説明の他、Youtube配信も行いました。アーカイブは公開されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
◇開催日時:2024/5/4(土) 21:00-21:30
◇参加方法:沈黙静寂にフレリク&Join
◇Youtube配信:https://youtube.com/live/YE6joEc7mVA?feature=share

◆第1回バーチャルシナリオ大賞 一次選考発表会

 10月19日(土)に「第1回VS大賞 一次選考発表会」を行いました。VRChat会場での発表の他、Youtube配信も行いました。こちらもアーカイブは公開されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
◇開催日時:2024/10/19(土) 21:00-22:00
◇参加方法:沈黙静寂にフレリク&Join
◇Youtube配信:https://youtube.com/live/ta_KauI-JlM?feature=share

 こちらの一次選考発表会の開催前、応募締切後という日程で「第1回VS大賞 応募作品一覧」を公開させて頂きました。何と応募者数86名、応募作品数154点という途轍もない数のご応募を頂きました。第1回からここまでの数のご応募を頂いたのは本当に有難い限りです。また応募作品一覧の告知について、初投稿の画像における表記に一部誤りがあり、後日訂正させて頂きました。こちらに関して改めてお詫び申し上げます。

 「第1回VS大賞 一次選考通過作品」はこちらになりました。SS部門・短編部門それぞれ6作品、合計12作品を選出させて頂きました。

【一次選考通過作品:SS部門】
▪︎ 桜田弥生「バイオリンの恋人」
▪︎ こたつめがね「犬はうそつかない」
▪︎ フカ「世界と音と」
▪︎ アホダラ鏡太郎「プールだけ、人生だ」
▪︎ 大槻章吾「測定」
▪︎ 未無月唯(旧:降谷椎)「仮想体験 」

【一次選考通過作品:短編部門】
▪︎ えきすときお「その時、部屋に電車が 」
▪︎ 八峰アドミン「その心友は、私の節穴からやってくる。」
▪︎ 春木みすず「宇宙の墓場好会」
▪︎ 潮騒篝「好感度マイナス百点から始まる王太子再攻略」
▪︎ てーくん「VRChatでタイムリープに成功して、失敗した感想」
▪︎ 未苑真哉「♪踏んじゃった」

◆第1回バーチャルシナリオ大賞 最終選考発表会

 11月16日(土)に「第1回VS大賞 最終選考発表会」を行いました。VRChat会場での発表の他、Youtube配信も行いました。こちらもアーカイブは公開されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
◇開催日時:2024/11/16(土) 21:00-22:00
◇参加方法:沈黙静寂にフレリク&Join
◇Youtube配信:https://youtube.com/live/xcjONv4PD-A?feature=share

 「第1回VS大賞 最優秀作品」はこちらになりました。SS部門・短編部門それぞれ1作品、合計2作品を選出させて頂きました。画像に掲載のある審査員2名による選評の他、最終選考発表会では審査員それぞれの作品へのコメントも紹介しております。

【一次選考通過作品:SS部門】
▪︎ こたつめがね「犬はうそつかない」

【一次選考通過作品:短編部門】
▪︎ てーくん「VRChatでタイムリープに成功して、失敗した感想」

◆第1回バーチャルシナリオ大賞 最優秀作品朗読劇

 11月26日(火)に最終選考を踏まえ、「第1回VS大賞 最優秀作品朗読劇」を行いました。読み手は"バーチャル朗読家"の海崎マノンさん(https://x.com/manon_umisaki)"トップスターVtuber"の嘩劇エトさん(https://x.com/kishi_yyy)。演者お二人の担当作品は以下のようになります(敬称略)。VRChat会場での公演の他、Youtube配信も行いました。

 何と当日はインスタンス内で常時50名を超える方々にご覧頂きました。こちらもアーカイブは公開されていますので、是非ご覧ください。

・嘩劇エト:こたつめがね「犬はうそつかない」
・海崎マノン:てーくん「VRChatでタイムリープに成功して、失敗した感想」
※スタッフ:黒子演・うみんちゅ・味噌汁700円
◇開催日時:2024年11月26日(火) 20:45開場 21:00-23:00上演
◇開催場所:総合芸術劇場Dramapia
◇参加方法:沈黙静寂にフレリク&Join
◇Youtube配信:https://www.youtube.com/live/Px1f6TUdrVI?feature=shared

嘩劇エトさんの朗読のご様子
海崎マノンさんの朗読のご様子
演者・スタッフ・関係者一同で記念写真をパシャリ

◆第1回VS大賞を終えて -発起人の所感-

 ……という流れでVS大賞が無事に終了いたしました、共催団体・審査員・演者・スタッフ・その他関係者の皆様、また応募・観劇してくださった皆様のお蔭で本企画は企画倒れとならずフィナーレを飾ることが出来ました。関わってくださった全ての方々に感謝を捧げます。やはりメディアミックスまで含めたコンテストの運営は簡単なものではありませんでしたが、募集期間中の応募者の方々の創作熱や、朗読劇上演後のお客さんの感想を聞いてみると、諦めずにやり切って良かったなぁと素直に思います。

 最後にVS大賞のビジョンを共有して結びとさせて頂きます。一部配信では既にお伝えしておりますが、今後のVS大賞の方向性に共感して頂くためにも、改めてこちらに文章として残しておきたいと思います。VS大賞の開催目的は主に以下の3点となります。

▪ “物語の拡張”:バーチャルから遠い作家(プロアマ問わず)の方々にVR表現に興味を持ってもらう。
▪ 界隈の活性化:バーチャル作家(プロアマ問わず)の方々の活動をより活発に。
▪ VR文芸・VR演劇活動それ自体の周知

 また企画形態としては「バーチャルならではのコンテストにしたい」という想いが強く、他の脚本コンテストと同じようにただ表彰・書籍化してもVRである意義が弱いと考えております。VR表現の良さは視覚表現(身体・空間)の拡張性だと考え、そこで今回はテキストだけでなくビジュアル(人物・舞台)の評価を重視いたしました。 

 もちろん演劇化も考案しましたが、こちらに関してはA-Literary Works.の実力不足で実現ならず大変申し訳ありません……一方でVR朗読劇も演者の生の動きがあるため「バーチャルならでは」という大きな目的には適うように思います。今回のビジュアル評価の意義としては、①今後の企画展開を見据えた評価姿勢の一貫性・②”想像力の喚起”という意味でのビジュアル性、が挙げられるかと思います。

 ですが今回の反省を踏まえ、(次回があるとすれば)次回以降は展開の形式も公募時に明確にお伝えさせて頂きます(Cf. VR演劇, ワールドなど)。より魅力的かつ一貫性のあるプロジェクトを目指して精進しますので、A-Literary Works.の進化をお待ちください。それではまた何処かでお会いしましょう。

◇バーチャルシナリオ大賞 ご要望シート
「バーチャルシナリオ大賞 ご要望シート」のフォームを設けました。匿名回答ですので、率直なフィードバックをお聞かせください。
https://forms.gle/E9xARjnjGsEeMgV9A

 文責:沈黙静寂(A-Literary Works.代表)


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