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【VR作品紹介】第23回 モノガタリ交流会【テーマ:食事】

◆「モノガタリ交流会」とは?

 皆さんこんにちは、A-Literary Works.(エーリテラリー・ワークス)です。今回は第23回 モノガタリ交流会の発表の様子について紹介したいと思います。第23回の内容に入る前に、企画の概要についておさらいしましょう。

 「モノガタリ交流会」とは毎週日曜21時VRChatにて開催中の創作PR会になります。特定のテーマを踏まえて毎回2名が作品を発表し、交互に感想を伝える進化形読み合い企画になります。発表・コメント共に5分と気軽に参加できるので、評価を求めるクリエイターや、VR上の物語に興味のある方々は是非ご参加、ご観覧ください。

 作品は小説・詩、演劇、映像、漫画、ゲーム・ワールドなど、物語性を含む一次創作であれば紹介OK、ただしなるべくシナリオを強調するようお願いしています。作品内容や発表内容は基本的に自由、ただし他者の作品や二次創作はNG、パロディ・オマージュ作品はOKとします。

 ……という訳で、第23回の発表者、テーマは以下のようになりました。

◇第23回 モノガタリ交流会【テーマ:食事】

【No.45】るいざ・しゃーろっとさん「北海紀行」

 一人目の発表者はるいざ・しゃーろっとさん(https://twitter.com/VRCLouisa)になります。るいざ・しゃーろっとさんの作品「北海紀行」は主人公とその恋人・カリンが北海道旅行に訪れ、知人の墓参りを行いながら様々な観光地を巡り、ジンギスカンや本場のビールといった地元の特産品を味わうエッセイ風短編小説となります。るいざさんの作風は以前から何度もご紹介頂いているように、バーチャルとリアルを架橋しながらVRChatの有名キャラクター、時事問題に絡む属性の人々、嘗ての文豪、著者本人を含む様々なレイヤーの人物が交錯する構成が特徴的と言えます。今回も以前ご紹介頂いた「井の頭公園のラスクちゃんはお砂糖とお塩でできている」からの竜神や、「我等復活の日を待ち望む」からのユウスケ・明日香といったクロスオーバーがありました。沈黙的には終盤の「壁」や「『こっち』に来るなと口酸っぱく言っておかないと」という表現から今後の展開が気になりました。発表の際には実際の北海道グルメの写真まで載せて紹介してくださり、小説を通して食欲が喚起されました。この世界線はまた新たな展開が予定されるということで、気になる方は是非シリーズ第一話から読んでみては如何でしょうか。

◇作品リンク:https://note.com/louisa_charlotte/n/ne07df90d0f48

【No.46】しいたけさん「ひゅうがの料理マンガ」

 二人目の発表者はしいたけさん(https://twitter.com/shitake8931)になります。しいたけさんの作品「ひゅうがの料理マンガ」は伊勢原ひゅうが、武蔵野やまと、加賀山いずもという三人の子供が自作料理に挑戦していくシリーズ式の料理漫画になります。以前参加された際には「クラフトコーラを作ってみよう」までの内容をご紹介頂きましたが、今回は新作「ピザカルフォルニアのチキンテリ風ピザ」「クラフトコーラフルーツ飴」を加えて新たなレシピを教えて頂きました。るいざさんの「私は実際に足を動かして食を求めるフィールドワークに近い。対してしいたけさんは技術的で再現性が高く理工系アプローチに近い」といった着眼点に対し、しいたけさんは「雑誌やお菓子の包装に描かれる調理法のミニ漫画に影響を受けている」とのことで、創作のルーツが垣間見えました。沈黙はテーマ設定時にるいざさん側のグルメ作品を想定していましたが、今回お二人の作品を並べて見て、世間には料理を魅力的に味わう作品と調理技術を究める作品、大きく二種類に分かれることを再認識しました(『美味しんぼ』は例外的に両刀使いかもしれませんが)。料理もマルチモーダルな創作形態なので、沈黙もいつか創作料理に手を出したいですし、欲を言えば店を出して誰も知覚したことの無いような刺激を味蕾に与えたいと思っています。

◇作品リンク:https://www.pixiv.net/user/64699223/series/209609

 以上、第23回 モノガタリ交流会のお二人の紹介作品となりました。皆さん如何でしたでしょうか?興味を惹かれたものについては、是非リンク先から作品を鑑賞してみてください。また発表者の方は常時募集しています。興味のある方はDiscordサーバー(https://discord.com/invite/UkYn7ZrY8t)に是非ご参加ください。それでは、また。

 文責:沈黙静寂(A-Literary Works.代表)

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