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「ポーの一族」を配信で鑑賞しました

千葉雄大さんが初のミュージカルに挑戦するとのことで、発表されてすぐは大阪公演に行くつもりでいたのですが、その後コロナが落ち着くどころか感染拡大を続けていたので、チケットを購入するまで至らず断念しました。
縁がなかったんだなあ…と諦めていたところ、公演を鑑賞した友人のブログに配信の情報が!(行けないイベントはなかったものとするタイプなので情報全く追ってなかった)
すぐに購入し、鑑賞させていただきました!観られるのすごく嬉しかったなあ…

ドキドキしながらパソコンの前で開演を待って、幕が上がって、プロローグからの、明日海りお様が出てきた瞬間よ…呼吸が止まって、意識が一瞬飛んだかと思うくらいの圧倒的な存在感…!
台詞発さなくても衝撃がすごい。(しかもパソコンの画面越しなのにこれだけの衝撃。現地だとどんだけなんだ…)
と、同時に、「いやちばゆ(いつもちばゆと呼んでいる)…この方と肩を並べるの…?だ、だだだ大丈夫…?」となってしまった。

その心配は千葉アランがステージに降りた瞬間に杞憂となりました。「うわ…めっちゃ少年やん…」
いや実際まじめっちゃ少年だった。幕が降りて、再びカーテンコールで登場するまで、千葉雄大(31)ではなくて、ずっと少年アランだった。

見た目は少年のまま数百年の時を旅している達観した明日海エドガーと比べると、少年の持つ幼さやあどけなさ、子供っぽいセリフの言い回し、表情、地元の有力者の子息として将来が約束された男の子の、周りとは一線引いたような、少し背伸びをしたような立ち振る舞い…
ミュージカルにおける経験値が桁違いの明日海さんと初挑戦のちばゆの配役が、意図していないとは思うけど、エドガーとアランの関係性に活きている気もしました。
とは言え、ちばゆが元々持っている俳優としての力量をすごく感じました。
ミュージカルは初挑戦だけど、お芝居に関しては同世代の俳優さんたちの中でも際立っていると思っているので…ていうかこんなの誰にでもできることじゃないよ…
今まで積み重ねてきた経験の賜物だなと思いました。

ミュージカルはあまり詳しくないですが、ミュージカルって、単純に"演技しながら歌を歌う"ってだけじゃなくて、セリフと歌の融合というか、歌にもセリフと同じくらいの感情を乗せないと観てる側には伝わらない、とても技術の必要なものだと思います。
ちばゆは歌が上手ってのは知ってるけど、歌が上手いとか、単にそれを磨くための練習量だけでは何ともならない気さえするんだけど、いやあ、超えてきたね…千葉雄大ってミュージカルもいけるんだ…強いな…

明日海りお様は宝塚退団後初の舞台だそうで。現地で観たかったけど諦めた方もたくさんいらっしゃるんだろうなあ…と思いました。
わたしは千葉雄大目当てで鑑賞しましたが、観賞後は明日海さんに夢中になってしまいました…
バンパネラとなる前の、序盤でシーラと話す時の無邪気なエドガーと、アランを陥れようと企む、冷たく暗く凍りついたような声色と表情のエドガーが同じ人だなんて…
(公演後、カーテンコールでお話するご本人とのギャップがこれまたキュンとしました…めちゃくちゃキュートな方だ…すき、、、、、、、)


配信をしてくださったこと自体とても感謝なのですが、カメラワークだったり、舞台の切り取り方だったり、鑑賞する際に一切ストレスがなく、一流のスタッフで作られている作品なのだなあと思いました。
現地に引けを取らない最高の環境で鑑賞させていただけたのではないかと思います。(生オケだしそりゃ現地のほうが数倍良いのだろうけど!)

こんなにも素晴らしい作品と出逢えたこと、初挑戦を見届けられたこと、千葉雄大の新しい一面を見られたこと、いちファンとしてとても誇らしいし、幸せだなと思いました!
公演はまだ続きます。いつ中止になってもおかしくない中で必死に繋いでくださっているのだと思います。どうか、キャストやスタッフの皆様が健やかに、千秋楽最後まで無事に走り抜けられますように…!