【中国輸入】失敗は高速で繰り返せ! 世界的ベストセラーを中国輸入に活かす_NO2
中国輸入ビジネスで成功を収めるために重要なのは「失敗を恐れず、そこから学ぶこと」。
今回は、『失敗の科学』に基づいて、なぜ「失敗」が成功への鍵となるのかを解説します。
そして中国輸入ビジネスでこの考え方をどう活かすかを具体的にお伝えします。
失敗を「終わり」ではなく「改善のチャンス」として捉えることで、競争の激しい中国輸入市場でライバルより一歩先に行く方法を一緒に考えていきましょう。
本書から学ぶ中国輸入を成功に導く三つのヒント
①「失敗」は超高速で繰り返せ!
②「1%の改善」を積み上げろ!
③「失敗」に向き合え!
それでは一つずつ見ていきましょう。
①「失敗」は超高速で繰り返せ!
陶芸教室の実験から学ぶ「失敗」の捉え方
「失敗」という言葉に、どのような印象をお持ちでしょうか?
多くの人が、「怖い」「避けたい」といったネガティブなイメージを抱いているかもしれません。
しかし、マシュー・サイド氏の主張はこれとは全く異なります。
彼は「失敗は恐れるものではない。むしろ高速で失敗を繰り返せ」と説いているのです。
彼の考えを象徴する興味深い実験をご紹介します。
研究者デイヴィット・ベイルズらが、ある陶芸教室で次のような実験を行いました。クラスの生徒たちを二つのグループに分け、それぞれに異なる評価基準を設定したのです。
グループA:「量」で評価されるグループ。作成した作品の数が多いほど高評価を得られる。
グループB:「質」で評価されるグループ。最高品質の作品を一つだけ提出するよう求める。
実験の結果は驚くべきものでした。
最も質の高い作品を生み出したのは、「量」を求められたグループAだったのです。
一方、「質」を求められたグループBは、完璧を目指すあまり、制作よりも考えることに時間を費やし、結果として「壮大な理論」と「粘土の塊」しか残せませんでした。
この教訓を中国輸入物販に活かす
この実験から、私たち中国輸入物販に取り組む者が学ぶべきことは数多くあります。
特に重要なのは、「まず行動し、失敗を恐れず試してみること」です。
私自身、中国輸入を始めた頃は商品を市場に出すことが非常に怖く感じました。
「売れなかったらどうしよう」「資金が減ってしまう」「失敗するかもしれない」――そんな不安ばかりが頭をよぎり、何カ月も商品をリリースできない時期がありました。
怖い気持ちはよくわかります。
一方で、リサーチは安全です。
お金を使うこともなければ、大きなリスクを伴うわけでもありません。
PCの前で手を動かしてさえいれば良いのです。
しかし、リサーチだけでは何も始まりません。
市場に商品を投入して初めて得られるフィードバックがあります。
それを基に改善を重ねることで、成功への道が開けます。
まず「量」を目指して行動する
中国輸入物販は、「仕入れて売る」を繰り返すビジネスです。
市場に商品をリリースしなければ、成功も失敗もありません。
ただ時間だけが過ぎていきます。
たとえ失敗しても、それは次の成功への貴重な学びになります。
この実験が教えてくれた通り、完璧を目指して立ち止まるよりも、まずは高速で「量」をこなすこと。
失敗を繰り返しながら少しずつ改善し、前進していく姿勢が大切です。
粘土の塊で終わらせない
中国輸入に取り組む皆さんには、ぜひこの教訓を心に留めていただきたいと思います。
「大量の粘土と壮大な理論」だけで終わらせるのではなく、実際に商品をAmazonに出し、改善を繰り返していかなければいけません。
失敗を恐れず、まずは挑戦。その先にしか、真の成長と成功があります。
②「1%の改善」を積み上げろ!
「失敗を繰り返せ!」と聞くと、「失敗ばかりしていたら前に進めないじゃないか」「失敗した後にどうすればいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
確かに、失敗をそのまま放置してしまうのはNGです。
例えば、商品をリリースして売れなかった場合に「はい、終了」としてしまったら、成長のチャンスを自ら閉ざしてしまいます。
もちろん、最初にリリースした商品がビギナーズラックで大ヒットすることもあります。
私も2016年にOEM商品を初めてリリースした際には、運よくベストセラーを獲得しました。
しかし、その後リリースした商品は売れないものばかりが続きました。
その原因は簡単です。
最初の成功に甘え、失敗の理由をしっかり分析しなかったからです。
アメリカの大食いコンテストで伝説となった日本人
いくつもの失敗を分析し改善を繰り返すことで成功した例をみてみましょう。
小林尊さんは、アメリカ最大の大食いコンテスト「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で伝説を残した日本人です。
当時の世界記録は12分で25本とされ、これが人間の限界と考えられていました。
しかし、小林さんはこれを大幅に更新し、なんと50本という驚異的な記録を達成しました。
彼の成功の裏には「マージナルゲイン」のアプローチがありました。
マージナルゲインとは、成果を出すために小さな改善を積み重ねる考え方です。
1%の改善をいくつも重ねることで、最終的に大きな結果を生み出します。
小林さんも、大会に向けて細かい工夫を積み重ねました。
ホットドッグを半分に割って食べることで口の中に余裕を作り、ペースを上げました。
また、パンを水に浸して柔らかくすることで飲み込みやすくし、水の温度やサラダ油の量を調整して最適な状態を見つけました。
食べ物が胃に入りやすいよう腰の動かし方すら何度も研究しました。
さらに、自身のトレーニングを録画して分析し、食べ方やペース配分を緻密に改善。
こうした試行錯誤を重ねる中で、彼は誰も超えられない記録を打ち立てたのです。
小林さんの成功は、才能や体格だけで成し遂げたものではありません。
細かな工夫を積み重ねることで限界を超える成果を生み出したのです。
この「小さな改善の積み重ね」は、早食いに限らず、もちろん中国輸入物販にも応用できるアプローチです。
この教訓を中国輸入物販に活かす
とりわけAmazonのセラーセントラルでは、問題を細分化して検証する「マージナルゲイン」が実施できる環境が整っています。
例えば、リリースした商品が売れなかった場合、次のような要素を細分化して分析・改善していくことが重要です。
細分化・改善のポイントの一例
商品タイトル:SEOに適しているか。商品の成長過程に即したタイトルになっているか。
商品説明:長さは適切か。素材や仕様など、必要な情報が十分に記載されているか。
メイン画像:余白やサイズは適切か。商品の特徴が一目で伝わるデザインか。
A+コンテンツ:ブランドの強みを効果的に訴求できているか。
商品タイトルや、A+コンテンツの作り方は、以下の公式LINEより「完全マニュアル」と入力して下さい。PDFがダウンロードできます。
ABテストを活用して小さな改善を積み上げる
Amazonの「セラーセントラル」には、これらを検証するためのABテスト機能があります。
CVR(コンバージョン率)やクリック率を測定し、改善を積み上げるには欠かせないツールです。
ABテストを行う際の注意点
・大型セール期間を避ける
セール期間中は通常期より流入数が増え、CVRも一時的に高くなる傾向があります。これがテスト結果を誤解させる可能性があるため、大型セール期間は避けましょう。
・テスト期間は4~6週間が目安
ABテストでは、データの蓄積に時間が必要です。短期間で結論を急ぐと、有意義なデータを得られません。最低4週間、できれば6週間を目安に実施しましょう。
また、レビューの低評価も重要な改善対象です。
ユーザーの声を参考に、実現可能な範囲で商品の仕様や機能を見直し、改善を繰り返しましょう。
商品リリースは「ゴール」ではなく「スタート」
商品をリリースしたら、それで終わりではありません。
むしろそこからが本当のスタートです。
大食いの小林さんが1%の改善を積み重ねて伝説になったように、中国輸入物販でも小さな改善を重ねることで、大きな飛躍が可能になります。
失敗を放置せず、学びに変え、1%ずつ前進していきましょう!
③「失敗」に向き合え!
成長する人の脳内で起こっていること
成長する人の脳は、失敗にどう向き合うかで違いが生まれます。
ミシガン州立大学の心理学者ジェイソン・モーザーが行ったある実験によると、失敗を認識する「エラー関連陰性電位(ERN)」と、失敗に注目して学ぼうとする「エラー陽性電位(Pe)」という2つの反応です。
特にPeが強い人は、失敗から学ぶ能力が高いことが分かっています。
この実験では、能力を「固定的」と考える固定型マインドセットと、「伸ばせる」と考える成長型マインドセットの被験者を比較。
固定型の人は失敗を避けがちでしたが、成長型の人は失敗を学びの機会として受け止め、Peの反応が3倍も強かったそうです。
要するに、成長するかどうかは失敗をどう捉えるか、どう向き合っているか次第ということができます。
「失敗は学びのチャンス」という意識が中国輸入物販のレベルを一つ上に押し上げてくれます。
この教訓を中国輸入物販に活かす
仕入れた商品が売れないと、やはり気持ちが沈みます。
売れ残った在庫を見るだけで憂鬱になります。
実は私もビギナーズラックでベストセラーを取った直後、500個仕入れた商品がわずか2個しか売れず、大きな打撃を受けました。
当時は駆け出しで資金も乏しく、この失敗を正面から向き合う勇気が持てませんでした。
結果的に、その在庫は廃棄処分。今振り返ると「失敗」に向き合うことを避け、なかったことにしようとしていただけでした。
当然、これでは何も学びは得られません。
その後、何度か失敗を繰り返したことで、ようやく「どこが悪かったのか」を分析し始めました。
当時はまだAmazonのセラーセントラルにABテスト機能がなかったため、クラウドワークスのアンケート機能を使い、メイン画像のABテストを実施。
さらにセール期間を避けて商品タイトルを変更し、CTRやCVRの変化を計測して少しずつ改善を重ねていきました。
今思えば、これらは物販を行う上で基本中の基本です。
でも私にとっては、これが「失敗に向き合う」という成長の第一歩でした。
そして、失敗を改善のチャンスと考えるようになったことで、「最初から完璧である必要はない」「改善しながら良いものにすればいい」と思えるようになり、新しい商品をリリースする恐怖が軽減されました。
この心理的なハードルを乗り越えられたことが、私にとって最大の成長のきっかけだったと思います。
まとめ 失敗を恐れずに前に進もう
中国輸入ビジネスで成功を収めるためには、「失敗」をどう捉え、活かすかが非常に重要です。
『失敗の科学』から学べる3つの教訓、「失敗を高速で繰り返せ」「1%の改善を積み上げろ」「失敗に向き合え」は、どれもビジネスの現場で即実践できるものです。
特に、中国輸入は変化の激しい市場環境であり、成功するには絶え間ない改善と挑戦が求められます。
失敗は終わりではなく、次の成功への「スタートライン」と考えましょう。
この記事を読んでくださった方が、失敗を恐れずに挑戦し続けられるよう願っています。
そして、今回ご紹介した方法が、皆さんの中国輸入ビジネスの成長に少しでも役立てば幸いです。
さあ、まずは一歩を踏み出し、トライ&エラーを積み重ねながら、一緒に成長していきましょう!
次回予告
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